
ホームページ開設には何が必要?
ホームページ開設に必要なもの
ホームページは誰でも開設をする事ができます。
基本中の基本ですが今からご自身のサイトを立ち上げようとされる方のために一通りおさらいをしておきたいと思います。
最低必要な3つのもの
ホームページを開設するために必要になるのが以下です。
・屋号となるアドレス(ドメイン)
・ホームページのデータ
・WEBサーバー(レンタルサーバー)
WEBサーバーとは、そのホームページをインターネット上でみなさんに見てもらうために必要な機器です。
屋号ドメイン「domain」
「ドメイン」とはホームページの屋号を示すものです。例えば本サイトであれば「lpeg.info」というのがドメインとなります。
このドメインがあるからこそ何十億も存在するホームページの一つ一つがきちんと区別されています。
決して重複はしない
ドメインは一つたりとも名前が重複したりする事はありません。
人の名前だと同姓同名でありながら実際はそれぞれ違う人というケースもありますが、ドメインの世界ではその様な事は一切ありません。
そして同時にこのドメインがホームページ自体の評価・品質判断の対象としても扱われています。
Google等の検索エンジンで順位が付けられているのはこのドメイン名に対して紐づけされているのです。
WEBサイトのすべての評価はドメインに付く
ドメインを新規に取得した時点では価値はどれも同じです。
あとはホームページとして運営されている期間やそのホームページの品質により、ドメインに対して付与される価値が変わってきます。
※そのドメイン名で映し出されている「ホームページのデータ」に対して付くのではありません。
少し難しいお話かと思いますが、あくまでアドレスとなっているドメインがホームページの判断基準の全てだとお考えください。
ドメインの種類について
ドメインは後ろに「.com」や「.net」「.jp」などが付けられます。
一般的には「.com」がよく使われるものになりますが、本サイトでは「.info」を使っています。
この「ドットから後ろ部分」は種類がたくさんあり、その種類はどんどん増え続けています。
ドットから後ろの部分には元々本来の意味があり、使用の際のルールがあります。
ドットの後ろの本来の意味(属性)
「.com」は企業や商業サービスのために作られたドメインンで「commercial(商業の)」の略です。
「.co.jp」は法人だけが使えるドメイン、「.jp」は日本国のドメインでどのようなサイトでも使えます。
「.tokyo」など都道府県エリアを表すドメインもあります。「ドット」の前は自由に決められます。
ドメインによって使える・使えないの規則はありますが、その範囲内であれば自由にドメインを選定する事が出来ます。
WEBサーバー(レンタルサーバー)とは
サーバーとはインターネット上でデータを表示させる高性能なパソコンのようなものになります。
ご自宅のパソコンと違って24時間いつでも、そして世界中のだれからも見る事が出来るように整備された機械の事です。
ご自宅や事務所のPCとは違うものです
ホームページを作ってそれをご自宅のパソコンに入れているだけでは、自分以外の人はそのホームページを見る事は出来ません。
インターネット上にアップして初めて、他の人が(同時多数で)見る事が出来るようになるのです。
買うと高額なので、通常はレンタル
レンタルサーバーは他ユーザーが同時多数で見るために必要なのですが、通常は購入すると非常に高いので、通常は月々の利用料を支払ってレンタルする事になります。
レンタルサーバーは実際にネット検索してみるとわかると思いますが、たくさんの提供サービス会社があります。
悩むところではありますが、今はどこも洗練されてきておりそれ程差はないと思いますので、お値段(利用料)とその機器の性能などで自由に選んでよいと思います。
無料サーバーも前はありました
以前までは無料でこのホームページのサーバーを貸出しているところがありました。
インターネット契約のプロバイダが提供している無償サービスで、その代りドメインは自由に取得する事ができず、あらかじめ決まった屋号が発行されていました。
何分無料でしたのでここを利用しているお客様が以前はたくさんいましたが、最近はこの無償サーバーサービスが相次いで提供を終了させています。
それまでそこを使っていた運営者は仕方なく別にきちんとドメインを取ってサーバーを借りて再出発をされています。
ホームページを別のWEBサーバーに移す「引っ越し」
このレンタルサーバーは一旦レンタルした後、別のサーバーに切り替える事ができます。
これがいわゆる「サーバー引っ越し」と呼ばれるものです。
レンタルはしてみたけど、そのサーバーの性能がいまいちだったり、そこよりも料金が安いところが後から見つかったりする場合があります。
その場合にホームページ自体を別のレンタルサーバーに引越しする事で、より月額の利用料を安く抑える事も出来るのです。
メールも利用する事が出来る
サーバーをレンタルするとそのサーバーでメールを利用する事が出来ます。
例えば本サイトであれば、lpeg.info がドメインですので、info@lpeg.info などのメールが使えるようになります。
@の前は自由です。後ろの部分はlpeg.info で共通になります。これが「ドメインメール」と呼ばれるものです。
ドメインメール
このメールアドレスはいくつも作る事ができ、パソコンのメールソフトなどに入れて用途ごとに使い分けて送受信する事が出来ます。
会社でホームページを立ち上げたらそのドメイン名でドメインメールが使えるようにするのが通常です。
会社のドメインでのメールという事で一般のフリーメールよりも信頼性が高くなると言って良いでしょう。
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ホームページデータについて
ホームページのデータは以前制作ソフトの紹介ページで述べましたね。
HTMLサイトの様に自身のパソコン上で制作をするタイプと、Wordpressサイトのようにサーバーの中で構築をするタイプとがあります。
HTMLサイトの場合
FFFTPなどのソフトで簡単アップロード
HTMLサイトを構築した場合はそのデータを「FTPソフト」と呼ばれるサーバー接続ツールを利用してサーバーにアップロードします。
そのサーバーに接続するために必要な情報(サーバー名・ユーザー名・パスワード)はレンタルサーバーを契約した際にメールで必ず届きます。
その情報をFTPソフトに登録すれば、いつでも簡単にサーバーに接続してホームページをアップロード(ダウンロード)する事が出来るようになります。
代表的なソフトFFFTPの画面イメージ
契約したサーバーにアップロードをする事でインターネット上に作成したHTMLサイトが公開されるのです。
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Wordpressサイトの場合
それに対しWordpressサイトのようにパソコン上で先に構築するのではなく、サーバー上で直接データを作るタイプがあります。
この場合自身のパソコン上には一切データは存在せず、全てサーバーの中にデータが存在する事になります。
Wordpressサイトはサーバー上に管理画面があり、その管理画面にログインをする事で様々なページを作る事ができます。
※事前準備としてサーバーへのWordpressのシステムのインストールが必要です。サーバーのレンタル開始からいきなり制作できる様にはなっておりません。
ホームページをWordpressで制作するメリット
WordpressサイトはHTMLサイトと違って制作データ(元データ)が手元のパソコンの中に存在しません。
常にWEBサーバー内にデータが置かれている事になります。
つまり逆に言えば、ログイン情報さえあれば誰でもWEBサーバー内の管理画面からホームページを自由に更新できる事になります。
それに対しHTMLサイトの場合、特に複数の人員でホームページを担当する事になる場合にはいろいろ面倒な事が起こります。
HTMLサイトは必ず元データが存在する
担当者のうち一人がその元データを更新してアップする作業をおこなうと、それがその時点での「最新データ」になります。
当然担当者にはそれぞれにデスクとパソコンがありますよね。
時に最新データを持たない担当者が間違って、自分のパソコン内に入っている「古い元データ」でWEBサイトを上書きしてしまう可能性あるのです。
ですので常にその最新データを担当者間で共有しておかなければなりません。
決して難しい事ではないのですが、そのために担当者間での連携が必要になります。
こういった課題もあり、今はWordpressサイトによるサイト制作が主流となっています。
Wordpressサイト制作は覚えれば管理しやすく高品質
メリットだけを考えればWordpressサイトが良いと思いますが、Wordpressサイトは誰でも簡単に作れるものではありません。
HTMLサイト制作の知識はもちろん、Wordpressシステムの仕組みを理解する必要があります。
逆に言えば仕組みを理解すればするほどできる事は増えてきますし、より高品質なホームページを作る事が出来るようになります。
いまホームページを開設するならばWordpressの勉強は必須と言っても良いでしょう。