ドメイン移管後のWhois情報変更について(お名前.com)前管理者とやり取りせずに済ませる

ドメイン移管後のWhois情報変更について(お名前.com)前管理者とやり取りせずに済ませる

お名前.comの場合、ドメインの管理を譲り受けた後、前任者に操作依頼をする事無く、Whois情報を変更する事ができます。

まずは管理者情報を先に自分のものに変更しておき、次に認証作業が必要な登録者情報の変更の認証に「管理担当者・新しい登録者による認証」を選びます。

そうすれば管理担当と新しい担当がいずれも自分のメールになり、承認作業を2つとも自分でできる様になります。

ドメイン移管後にWhois情報を変更する

ドメインを他の人から譲ってもらった後、登録されている前任の管理者情報を変更する必要があります。

ドメイン担当者の情報いわゆる「Whois情報」が、常に一般公開されているためですね。

Whois情報

Whoisは、専用サイトでドメイン検索するとすぐに調べる事ができます。

Whois情報が表示された様子

ドメイン管理会社の情報が代行表示されて、わからない場合もあります。

ですので管理が移動したら、必ずWhois情報は自分の情報に変更する様にしましょう。

本記事ではお名前.comドメインのWhois情報をスムーズに変更する方法をご紹介します。

前管理者と連携せずに済ませる

この時一番ポイントとなるのは、「前管理者」の手を借りずに済ませる事です。

ドメインを移管した後も、前任者に手間を掛けるのはあまり良くありませんからね。

Whois情報の変更手順を間違えると前任者のメールに通知がいってしまいますので、順番に気を付けていく必要があります。

前提・環境条件

まずお名前.comの会員情報は、メールアドレスも含めて自分のものである事が前提です。

これが他社のものだと話が先に進みませんので、自分の情報である事を確認しましょう。

特にメールアドレスは、自分がすぐに受信できるものである必要があります。

ドメインのWhois情報編集ページ

お名前.comにログインしたらまずはTOPページを開きましょう。

契約ドメインの一覧からドメインをクリックする

ドメイン一覧を表示して、今回の対象対象となるドメインをクリックします。

ドメインのWhois情報欄

ドメインの詳細ページを下にスクロールすると、上の様なWhois情報の欄が出てきます。

4つの情報になっている

・登録者情報
・管理者情報
・経理担当者情報
・技術担当者情報

4つの情報をそれぞれ開くと、ドメインの前管理者の情報が出てきます。

登録者情報欄を開いた状態

これらを指定した順番で、自分のお名前.com会員情報に変更していきます。

変更する順番がある

大切なのは順番です。順序を間違えると前任者にメールがいってしまうためです。

ここでのメールとは「承認メール」の事ですね。

情報変更に了承するかどうかの是非を問うので、受信者に承認アクションをしてもらう必要があります。

管理者情報の変更

管理者情報欄の設定リンクをクリック

まず最初に、2番目の「管理者情報」から自分の情報に変更していきます。

「管理者情報」見出しの隣にある「設定」リンクをクリックします。

上部にある一括代入ボタン

上部にある「お名前.com会員情報にコピー」等のボタンを押すと、情報が一気に変わってくれます。

自分だけで変更が完結する

この情報は、許可・確認の必要なくすぐに変更ができます。

右下の「次へ」ボタンを押して、自分の情報になっているかどうかを見て「確定」ボタンを押します。

確定を押すと、すぐに実行・反映されます。

反映されると、お名前.com会員情報のメールアドレスに完了通知のメールが届きます。

これでまずは管理者情報を変更する事ができました。

登録者情報の変更

次に変更するのが1番目の「登録者情報」の欄です。

登録者情報欄の設定リンクをクリック

「登録者情報」見出しの隣にある「設定」リンクをクリックしましょう。

ここを一式、先程と同様「お名前.com会員情報にコピー」などを押して一括反映させます。

右下の「次へ」を押しましょう。

メール認証送付先の選択

この情報の変更には、管理元と管理先双方のメール承諾が必要になります。

次の画面で、以下の様に2つの選択項目が表示されます。

・管理担当者・新しい登録者による認証
・現在の登録者・新しい登録者による認証

ポイントは、上と下のチェックでそれぞれ認証先メールアドレスが変わる事です。

管理担当者・新しい登録者による認証

管理担当者・新しい登録者による認証を選んだ状態
上のチェックだと、両方とも自分のメールアドレスになります。

現在の登録者・新しい登録者による認証

現在の登録者・新しい登録者による認証を選んだ状態
下のチェックの場合、上のメールアドレスが前任者のものになっています。

場合によっては前任者と連絡が取れないケースがあり、そうなると認証自体を依頼する事ができません。上記はその場合の対応措置です。

承認メールの宛先を両方自分へ向ける

よって今回は、上の「管理担当者・新しい登録者による認証」を選択します。

そうすれば、1つ前の工程で変更した「管理者情報」のメールアドレスが管理元として選択され、両方とも自分のメールアドレスになる訳です。

・現在の登録者…登録者情報欄のメールアドレス(自分)
・新しい登録者…管理者情報欄のメールアドレス(自分)

これでWhois情報の変更を承認する作業を、両方とも自分でできる訳ですね。

下の「確認」ボタンを押して、「実行」ボタンを押しましょう。

認証通知メールに対するご確認の画面

上記の様に認証メールの通知に関する注意画面が表示されますので、確認ボタンを押します。

管理者情報のメールと今回の登録者情報のメールが、それぞれ1通ずつ届きます。

メールはいくつか届きます。「完了通知」の見出しメールも来るので紛らわしいのですが、「承認依頼」メールが必ず2通きますので注意しましょう。

承認作業を2回おこなう

それぞれのメールURLをクリックして認証しましょう。

認証ページの同意チェックと承認ボタン

内容を確認して「同意」チェックをつけて、認証ボタンを押します。

両方からの認証が済むと、少し時間をおいて完了のメールが届きます。

これで1番目の登録者情報を変更する事ができました。

この登録者情報が、Whois情報のメインの情報となります。

残りの情報の変更

これで残るのは以下の情報となりますね。

・経理担当者情報
・技術担当者情報
・公開連絡窓口情報(汎用性JPのみ)

各見出しの設定リンクをクリック

これらはいずれも、承認なしで簡単に変更できます。

各見出しの設定リンクをクリックして、それぞれ編集しましょう。

いずれも全て、お名前.com会員情報にコピーのボタン等で一式変更する事ができます。

公開連絡窓口情報は、.jpドメイン時のみ表示されます。編集の仕方は他と変わりません。

まとめ

以上がWhois情報の変更手順となります。

今回は全てお名前.com会員情報にコピーをしましたが、それぞれ担当が違う場合は手入力で分けて頂ければOKです。

まずは管理者情報、次に登録者情報の順

ポイントになるのは、先に管理担当者情報を変更しておく事です。

その上で承認が必要な「登録者情報」変更の際に、2つの選択欄から上の方を選択する事です。

前管理者と現行管理者に届く認証メールを両方とも自分が受け取る事ができる様になります。

こうすれば前管理者の方に承認メールは届きませんので、迷惑をかける事はありません。

この記事をシェアする

一押し人気コーナー紹介

Webworks関連記事