Conohaサーバーの導入時に気を付ける注意点をまとめてみました

Conohaサーバーの導入時に気を付ける注意点をまとめてみました

Conohaサーバーの導入時に気を付ける注意点をまとめてみました

Conoha WINGを最初に使う際、様々な設定が必要になる場合があります。

文字コードはUTF8以外を受け付けないのでそれを解除し、CGIが実行できるように.htacessに追記します(CGIはPerlパス変更も必要)。

初期のFTP情報でFTPソフトによる接続ができない場合は、新しいFTPアカウントを発行しましょう。

Conoha WIMGの初期設定について

本記事ではConoha WINGサーバーを動かす際に注意しておくべきポイントをまとめております。

Wordpressサイトを動かすなら気にならないでしょうが、HTMLサイトや自分でCGIを入れたりする場合、Conoha WINGは最初が戸惑います。

他のレンタルサーバーでも同じような初期設定をしますが、Conoha WINGの場合はその内容が特に違う印象です。

文字化けしている・CGIが500サーバーエラーになる、FTPアカウントがつながらない、などそのトラブルは多種多様。

まさに今、その問題に直面しているユーザーの参考になればと思います。

文字コードはUTF8しか受け付けない仕様

まずConohaサーバーの文字コードはUTF8のみとなっております。

ですのでShift_JISなどのHTMLファイルをUPしても、文字化けしてしまうのですね。

基本の文字コードがUTF8である以上、本来はファイル側の文字コードをUTF8に変更するのがセオリーでしょう。

今回は応急措置として、UTF8以外の文字コードも使える様に設定します。

どこかのタイミングで、ファイル側の文字コードをUTF8に変更していって下さいね。

.htaccessへ追記(指定文字コードの解除)

Conoha WINGの、.htaccessファイルを編集する画面に飛びます。

サイト管理メニューから応用設定をクリック

Conoha WINGのサイト管理メニューから応用設定をクリックし、.htaccess設定の欄を開きましょう。

.htaccess編集画面

左の鉛筆マークを押して、フィールドの中に以下のコードを1行追記して下さい。

文字コード解除

AddDefaultCharset off

追記したら右下の「保存」ボタンを押します。

これでUTF8以外の文字コードでもきちんと表示されるようになります。

ご自身で.htaccessファイルを記述・UPできるなら、FTPから操作しても大丈夫です。

※文字コードはUTF8で、かつ「BOMなし」にしましょう。

改行コードにも注意

端末側にはそれぞれ改行コードがあり、それがあっていないとエラーが出ます。

Windowsは「CRLF」
Linuxでは「LF」
Macでは「CR」

ページを確認した際、「suexec policy violation~~End of script output before headers」とエラーが出たら、改行コードが影響しています。

改行コードの確認方法

サクラエディタの改行コード・文字コード表示
サクラエディタの改行コード・文字コード表示

秀丸やさくらエディタなどのソフトは、上画像の様に改行コードが表示されています。

改行コードが違っていたら、ご自身の端末に合わせて変更しましょう。

CGIが500エラーで動かない

お問い合わせフォーム用のCGIなどをUPする際は注意が必要です。

そのままUPしただけでは当然動かず「500サーバーエラー」となってしまいますので、いくつか設定が必要になります。

まず前提として、CGIを設置する場所に指定はありませんので、ルートディレクトリ配下であればどこでも大丈夫です。

その意味で設置場所に関するエラーでは無いと思って下さい。

.htaccessへの追記(CGIの稼働許可)

先ほどの文字コードと同様に.htaccessに追記して、CGIが動く様に設定をする必要があります。

これはCGI以外のプログラム言語を動かす場合も同様です。

以下のコードを2行追記して下さい。

CGI実行許可コード

Options +ExecCGI AddHandler cgi-script .cgi

上記コードで.cgiファイルのプログラム実行を許可しています。

他のプログラム言語を動かすには、.cgiの後ろに続けて別の拡張子を並べます。

.jss(node.js)
.rb(ruby)
.py(python)など

その他プログラム実行許可コード

Options +ExecCGI AddHandler cgi-script .cgi .py .rb .jss

パーミッションの変更

CGIのパーミッションは、各ファイルごとに全て「755」にする必要があります。

Conoha WINGコントロールパネルからの操作

サイト管理メニューからファイルマネージャー

「サイト管理」メニューから「ファイルマネージャー」を開きます。

ファイルマネージャーが別ウィンドウが開きますので、アップしているCGIファイルの場所まで移動しましょう。

ファイルを右クリックして属性変更をクリック

対象のCGIファイルを「右クリック」し、メニューから「属性変更」を押します。

755へ設定

各属性が「755」になる様に設定して、適用ボタンを押しましょう。

FTPソフトで直接変更

コントロールパネルからではなく、FTPから直接cgiのパーミッションを変更しても構いません。

FTPソフトで接続して属性変更をする様子

ファイルを右クリックして「属性変更」から「755」にする事ができます。

Perlパスの変更

Perlパスとは、CGIプログラム実行のためにプログラムファイル内冒頭に記載する情報の事です。

具体的には以下のような文字列です。

#!/usr/local/bin/perl

Conoha WINGのPerlパスは、「/usr/bin/perl」ですので、CGIファイルの冒頭部分の記述を確認して修正しましょう。

先ほどの属性変更で「755」にしたCGIファイルは全てです。

#!/usr/bin/perl

Perlパスを変更した状態

FTPで接続できない

最後にご紹介するのが、最初に発行されたFTP接続情報ではサーバーに接続できないケースです。

そもそもConoha WINGにファイルマネージャーがありますので、そこからのファイルUPはもちろんできます。

今回は別途使っているFTPソフトの場合です。

FTPサーバー名の確認

サーバー管理メニューから契約情報を押した状態

FTPサーバー名を確認するには、サーバー管理メニューから「契約情報」欄を開きましょう。

「メール/FTP/ネームサーバー情報」の欄に記載があります。

ユーザー名はアカウント名+conohawing.comとなり、パスワードはコントロールパネル接続時と同じものになります。

FTPソフトでのサーバー接続ができない

本来は同じ情報でFTPソフトからも接続できるはずです。

ところがFTPソフトからでは、サーバーにアクセスできない場合があるのですね。

原因はよく分からないのですが、私も何度がありますしクライアントもその現象に遭遇した事があります。

このような時はその原因を解消するよりも、新しくFTPアカウントを作った方が早いと思います。

FTPアカウントの追加方法

サイト管理メニューからFTPを選択

サイト管理メニューから「FTP」を押します。

画面右上の「+FTPアカウント」ボタンを押しましょう。

アカウント追加画面

FTPアカウント追加画面

設定画面が開きますのでユーザー名とパスワードを登録します。接続許可ディレクトリは今回「全て許可」を選びます。

登録したら右下の「保存」を押します。

追加されたアカウント情報

FTPアカウントが追加された状態

アカウントが1行追加されていますので、文頭の左の青い矢印を押すと情報が展開されます。

新規に作ったアカウントなら、FTPソフトからでもきちんと接続できます。

以上最低限度のトラブル解決法をまとめてみました。

参考になればと思います。

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