メールエラーに「Insufficient permission」が出た時はどうすればよいか

メールエラーに「Insufficient permission」が出た時はどうすればよいか

メールエラーに「Insufficient permission」が出た時はどうすればよいか

ドメインメールの受信ができない・遅延する等おかしいと思ったら、自分が持つ別メールから対象のアドレスへメールを送るとエラーメールが返ってくるはずです。

エラーメールに「Insufficient permission」と書いてあったら、それはそのメールのBOX容量が満杯になっている事を意味しています。

WEBメールでログインして過去メールのコピーを削除するか、容量を上げられるようだったら設定変更します。一番はコピーを残さない設定で別PCでダウンロードしてしまう事でしょう。

メールが送れない・届かない

ドメインメールの利用中、メールが受信できない・遅延する場合があります。

同時にそのメール宛に送信しても届かず、エラーメールとして返ってくる事もあります。

本記事ではエラーメールの内容に、「Insufficient permission」と記載されている時の対応についてご紹介します。

Insufficient permissionエラー

調子のおかしいメールに対しては、自分で自分に一度メールを送ってみる事をお勧めします。

返ってきたそのエラーメールに、エラーの原因やコードが記載されている場合が多いためです。

その記載を元に解決策を講じる事になります。

エラーメール例

以下はエラーメールの実際の文面です。

エラーメールの文面

The following addresses had permanent fatal errors ----- (reason: Insufficient permission)

今回のポイントは、この「Insufficient permission」という英語が何を示すのかですね。

Insufficient permissionは「容量オーバー」

Insufficient permissionの直接の訳ではないのですが、これはメール容量がオーバーしている事を意味しています。

つまりレンタルサーバー内に保存された過去のメールが、一杯一杯になっている事を示している訳ですね。

メール容量は、サーバーごとに500MBとか1GBとか様々です。

メールアドレスに自分でメールを送り、返ってきたメールを調べて初めてこの事がわかる訳ですから、なかなか厄介です。

メールのコピーが原因

これはPCに保存されているメールではなく「サーバー側に残ったメールのコピー」の方です。

今PCのメーラーでは、メールを受信した時に「サーバーにメールのコピーを残す」設定になっている事がほとんどです。

Outlookのメールアカウント設定
上記は自分で設定変更が可能です。

そうする事で別のPCのメールソフトからでも、同じメールを受信できます。

さらにiPhoneにメールを設定しておけば、IMAP形式で同じメールの確認もできる訳ですね。

メール利用において非常に重宝される機能です。

ですがメールのコピーって忘れがちですよね。

メールBOXには容量枠がある

ほとんどの原因は、このサーバーに残したメールが上限一杯になっている事にあります。

それ以外で言えば、メールが受信されないまま時間が経って容量以上にメールが溜まっている場合もあり得ますね。

迷惑メールが受信メールの大部分を占める場合もあるでしょうから、早い段階で一杯になりやすいでしょう。

各メールに設定された容量には上限があり、その上限を広げる事は簡単にはできません。

やはりこの溜まっているメールを何とかする必要があるのです。

Insufficient permissionエラーを解消する方法

POPでメールを受信しているのであれば、メールの実物はPCのメールソフトにダウンロードされて来ます。

仮にGmailのサービスで受信をしていても実物はそこに保存されます。

サーバーに残っているメールは、一度受信した過去のメールな訳ですね。

ですので過去の不必要なメールに関しては、基本的に「削除」していくべきです。

WEBメールから削除する

レンタルサーバーには大体、WEBメール機能がついています。

レンタルサーバーの中のメールを、メールソフト等を使わず直接覗ける機能です。

各レンタルサーバー会社によってWEBメールの起動の仕方は違いますので、それぞれマニュアルを確認して下さい。

ロリポップのWEBメールログイン画面
ロリポップのWEBメールログイン画面

メールパスワードが必要な場合も

WEBメールへのログインに、メールアドレスとメールパスワードを入力するレンタルサーバーもあります。

XserverのWEBメールログイン画面
XserverのWEBメールログイン画面

HetemlのWEBメールログイン画面
HetemlのWEBメールログイン画面

・メールアドレス
・メールのパスワード

過去のメールを消す

WEBメールの受信画面が開いたら、過去のメールを消していく事になります。

かなり溜まっている場合は削除に時間が掛かりますし、何よりWEBメール自体が開くのに時間を要する場合もありますので注意が必要です。

保存容量の設定変更

もう一つは、まだメール容量が上限いっぱいまで使われていないケースの場合です。

例えば上限は2GBなのに対し、まだ1GBしか使っていないという場合ですね。

その場合、メールの保存容量を変更して広げる事がひとまずの解決策でしょう。

レンタルサーバーのコントロールパネルから、メールに設定されている保存容量を確認してみて下さい。

Xserverのメール保存容量および上限
Xserverのメール保存容量および現在の設定上限

さくらインターネットのメール保存容量および上限
さくらインターネットのメール保存容量および現在の設定上限

上記の様にメールの設定上限と使用容量がわかります。

保存専用PCを設けるのがコツ

容量量を上げる方法を紹介しましたが、これも実は抜本的な解決策ではありません。

上限を広げても、いずれは上限にまで達するからですね。

となれば、メールのコピーを残さずに全てダウンロードするのが一番ではないでしょうか。

専用PCを用意する

専用のPCメーラーにメールアドレスを別途登録し、メッセージのコピーを残さない設定にする訳です。

そうすれば過去のメールが全てを受信され、その後サーバーにメールは残りません。

すべて受信し終わるのに非常に時間が掛かりますので注意しましょう。

受信管理が必要

注意が必要なのは、このPCで頻繁に受信しない様にする事です。

そうでないと、このPCで受信した後はどの端末からもサーバー上のメールを受信する事ができなくなるためです。

メール容量に余裕ができれば先程のエラーは出なくなりますし、送受信も復旧します。

ぜひお試しください。

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