ゼロクリックサーチがSEOを施したWEBサイトへの流入を減少させる

ゼロクリックサーチがSEOを施したWEBサイトへの流入を減少させる

ゼロクリックサーチがSEOを施したWEBサイトへの流入を減少させる

ゼロクリックサーチとは、ユーザーが検索結果上のサイトタイトルを一切押さずに終了してしまう事を指します。

知りたい情報が検索結果画面上に直接出る事で、解決してしまう事が原因です。

WEBサイトへの流入が減少してしまうので、検索結果画面上でいかにアピールするかが重要です。

最近注目のSEOワード「ゼロクリックサーチ」

皆さんは「ゼロクリックサーチ」という言葉をご存じでしょうか。

SEO業界で最近注目されるワードであり、訪問数を増やす事が命題のSEO管理者にとって避けて通れないお話です。

それはゼロクリックサーチの率が高くなればなるほど、WEBサイトへのアクセス減少につながるためです。

このゼロクリックサーチを正確に理解し、適切な対応策を見出さなければなりません。

ゼロクリックサーチとは

ゼロクリックサーチとは、ユーザーが検索結果ページの画面のみで満足し、WEBサイトを開かないまま検索をやめる行動です。

キーワードによる検索結果は確認しますが、ランクインしているサイトのタイトルは1件もクリックしないため「ゼロクリック検索」と呼ばれます。

これは検索結果ページ自体の情報が充実しているため、そこで自分の知りたい情報が取得できてしまう事にあります。

サイトを訪問する前に満足してしまう

検索サイトで調べ物をする際は、検索結果ページの上位に表示されるサイトから訪問するのが普通です。

しかし検索内容によっては、強調スニペットやリッチスニペットが検索画面上に表示されている場合がありますよね。

さらには画像や図などが紹介され、検索結果の画面上で視覚的に情報を取得できる場合もあります。

キーワードによっては、この情報で自分の知りたいことが解決してしまうのです。

ゼロクリックサーチの割合が高いとサイト訪問者数は減る

冒頭で述べたようにゼロクリックサーチの割合が高くなるキーワード程、検索結果上のサイトの訪問数は減少します。

検索数は多くても訪問されにくくなるので、上位にランクインしていても成果が出ない訳です。

これまでのSEOが全く役に立たないという懸念も生まれます。

ゼロクリックサーチが起こる理由

ではなぜゼロクリックサーチが起きてしまうのか、それはGoogleの提供する機能の高さにあります。

Googleの充実過ぎる機能

Googleはユーザーの検索ニーズを満たすため、日々検索エンジンの改善に努めていますよね。

サイトの概要やユーザーのレビューなどが確認できる「リッチスニペット」
検索ワードに関連する情報を検索エンジンの右側に表示させる「ナレッジグラフ」
ユーザーが求める情報を最上部に強調表示する「強調スニペット」

こういった様々な機能の追加により、検索結果以外に多用な情報が提供されています。

情報品質だけでなく効率も重視

例えば「今日の天気」を調べる時、皆さんどうされていますか?

わざわざウェザーニュース系のサイトを開いている人は少ないのではないでしょうか。

実際に「地域名+天気」で検索してみましょう。

地域名+天気の検索結果

地域名+天気の検索結果

検索結果ページの1番上にその地域の天気が表示されますよね。検索結果はその下に並びます。

この様にGoogleは、自身で提供できる情報についてはWEBサイトを介さずできるだけショートカットしようとするのです。

検索結果を早く知りたいユーザーの心理

ゼロクリックサーチが勢いを増している原因としてもう一つ挙げられるのが、ユーザーの心理です。

誰でもそうですが、求める情報は早く手に入れたいですよね。

尽きない欲望

「欲望は際限がない」とはよく言ったもので、満たされれば満たされるほどその度合いは増していくものです。

「もっと正確に」「もっと早く」「もっと簡単に」と加速するのは必然です。

Googleがそのユーザーの心理に対応しようとする姿勢が、ゼロクリックサーチを生んでいる訳ですね。

ゼロクリックサーチがされやすいキーワード

例えば「~とは」で検索できる単語の場合、ゼロクリックサーチになる傾向が高いです。

「~とは?」とはその単語やキーワードの意味を知る場合によく使われますよね。

そしてどのサイトでも大体その答えは共通します。

こういった意味を知る系の単語の場合は、検索結果画面にその答えが出ている場合が多いでしょう。

とは検索の例

果たす 英語の検索結果

上記は「果たす 英語」で検索した時の画面です。

画面上部に英訳が出ていてすぐにわかりますから、サイトを開ける必要がありませんよね。

これがゼロクリックサーチとなり、ユーザーがブラウザを閉じて終了する代表例です。

2020年のゼロクリックサーチは65%

アメリカでは2019年6月に、ゼロクリックサーチをしているユーザーが50%を超えたと発表していました。

ところが2020年はさらにその割合が伸びて、65%になったと報告がされています。

画像:SparkToro
Google Search CTR & Zero-click Searches, 2020

2020年は検索自体の数(ボリューム)が2019年よりも大幅に伸びた年でもありました。

コロナウイルスが蔓延した事で生活様式の改善を余儀なくされ、それに伴う検索行動が伸びたことが原因とされています。

モバイル端末による検索機会の増大

スマホなどのモバイル端末での検索が増大している事も追い風となって、ゼロクリックサーチの割合は年々増大する傾向にあります。

日本でも同様にこの割合・変化が加速する事が予想されています。

検索結果ページ自体で必要な情報を入手して、WEBサイト自体は訪問しない事は珍しくない時代なのです。

「味方」のはずのGoogleが「競合」へ

ここで一番理解しなければならない事があります。

ゼロクリックサーチは、味方として仲良く付き合っていくべき相手であるGoogleが今後「競合」になる可能性を示唆しています。

進む検索結果画面の充実

今後Googleが検索結果ページに「検索の答えとなる情報」を提供する傾向は、ますます強くなるでしょう。

検索結果自体が充実すればするほど、WEBサイトを訪問する数は徐々に減っていく訳です。

検索からの流入が生命線となる企業にとって、ユーザーが検索結果画面までで行動を終了する事は死活問題ですよね。

SEO対策を重ねて上位を取っていても、訪問されなければ意味が無いのです。

GoogleとのWinWinの関係が崩壊

これまでGoogleで上位にランキングされれば訪問者が増える、Googleも広告を表示できて嬉しい、というWinWinの関係が大きく崩れます。

Google側は依然として検索される訳ですから、広告やその他の価値は維持し続けられます。

しかしWEBサイト側の利益は徐々に減少していくのです。たまったもんじゃありませんよね。

Googleが敵となる未来

潜在的な顧客をGoogleに横取りされている様なものです。

本来Google検索はWEBサイトを紹介して初めてその存在意義があるはずなのに、これでは本末転倒ですよね。

あのGoogleがあなたの「競合他社」となったら、あなたならどうしますか?

実際に起きているGoogleの法廷闘争

Googleとの権益を巡る争いは世界各国で実際に起きています。

アメリカ

アメリカでは2020年12月に10人の州検事総長が訴訟を起こしています。

GoogleがFacebookと共謀してヘッダー入札を抑制したとする訴えです。

対象者の出稿する広告入札をしにくくして、露出を抑制したのではないかという疑いですね。

オーストラリア

オーストラリアではGoogleの検索結果のコンテンツへのリンクについてニュース出版社が補償する法案が出ました。

このニュースメディア交渉コードが法制化された場合、Googleはオーストラリアの検索エンジンを閉鎖すると脅迫しています。

欧州委員会(EC)

2018年、欧州委員会(EC)は43億ユーロ(約50億ドル)の罰金をGoogleに発表しました。

Android端末の利用方法を変更するよう同社に命じています。

Android端末を利用する場合、様々なGoogleアプリをインストールする必要があり、それが独占禁止法違反にあたるというものです。

ゼロクリックサーチへの対応策

ゼロクリックサーチになりやすい・なりにくいジャンル

ゼロクリックサーチはSEOキーワードによってその割合に差が出ます。

検索結果画面上に直接答えが出せるような単純なワードに限る訳です。

もちろんそんな単語ばかりではありませんから、キーワードによっては通常通りWEBサイトを訪問してもらえます。

ゼロクリックサーチになりやすいジャンルとそうでないジャンルとに分かれるのですね。

勝負どころは検索結果画面

Googleが今後さらに様々な情報を提供し始める事は間違いありません。

今まで100%こちら側の領分だったものを、Googleが食い荒らす可能性がある訳です。

その勝負どころとなるのが「検索結果画面」です。

ですので検索結果画面で埋もれない様な工夫が必要です。現時点での方法をいくつかご紹介しましょう。

もちろんSEO対策で上位にランクインできた上でのお話ですので、常日頃の努力は大前提です。

リスティング広告を出す

まず最優先されるのは、GoogleAdWords等の広告を出す事でしょう。

そうすれば自然検索順位や強調スニペットの表示よりも上に自社サイトの情報が表示されます。

しかも様々な形式(テキストや画像)で掲載をする事ができますので、ユーザーに訴求する機会としては申し分ありません。

狙うジャンルがゼロクリックサーチされやすい場合は、一番効果的です。

強調スニペットへの表示を意識する

強調スニペットを表示できれば、ユーザーに自社サイトをアピールできます。

強調スニペットの例(lpegサイト)

lpeg.infoの強調スニペット

上記は「WEBサイト 税込表示」で検索1位に表示された本サイトの強調スニペットです。

この様に強調スニペットはWEBサイトで適切な回答をしている部分を抜粋して表示します。

表示自体の操作はできませんが、しっかりSEOをしてGoogleに評価されれば上記の様に表示されます。

自社の露出を増やす

Google検索だけでなく、他のツールへの露出も検討する必要があります。

例えばTwitterやInstagram・FacebookなどのSNS画面上にも広告が出せます。

Facebook広告
Facebook上の広告

SNS上で認知してくれるユーザーが増えれば、間接的なアクセスが期待できます。

魅力的で興味をそそるページタイトル

ゼロクリックサーチが起きる検索情報は限定されます。

検索結果ページだけで自身の欲求を満たす事ができる情報に限っている訳ですね。

検索結果では満足しないユーザー

逆にそれ以外のキーワードであれば、もちろんWEBサイトを訪問してくる訳です。

それに100人中100人のユーザーが検索画面上の情報だけで満足したりはしません。

そのようなユーザーに対して、いかに必要な情報が掲載してありそうだと思わせるかが重要です。

いかに目を止まらせるか

表示タイトルを魅力的なものにする事は、興味をそそりアクセスを増やす仕掛けになります。

魅力的なタイトルを練る事も立派なSEOです。

ユーザーに「おっ?これじゃね?」と思わせる様な惹きつけるタイトルを付けるべきです。

ゼロクリックサーチには、ユーザーに自分に役立つ情報がなかったと思い検索を終了させる事も含まれます。

画像検索SEO

画像検索seoのところでも触れましたが、検索ユーザーはテキスト検索だけではありません。

画像から検索する事で、自分の求める情報とその画像を掲載するサイトがマッチしているか品定めするのです。

画像検索ユーザーは通常よりもより具体的なイメージを持ってサイトに訪れます。

それだけ意欲的である可能性が高く、成果に繋がりやすくなります。

画像検索SEOの方法例

・画像を高画質にする
・alt属性を付ける
・ファイル名を関連付ける

以上のように画像検索において、できる事は最大限の対応をしましょう。

魅力的な画像を用意する事も検索結果画面で勝ち抜く手段の一つになります。

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