MFI:モバイルファーストインデックス対策はこう動く(7つのケースとその対応策)

MFI:モバイルファーストインデックス対策はこう動く(7つのケースとその対応策)

MFI:モバイルファーストインデックス対策はこう動く(7つのケースとその対応策)

モバイルファーストインデックス対策のために、とにかくPCと同じコンテンツ量のスマホ版ページを用意する必要があります。

スマホ版が無かったり簡易版のままだと評価が低くなるので、SEO順位が下落する可能性があります。

今後の管理を考えると、PCスマホ一体型レスポンシブデザインへリニューアルするのが一番有効です。

モバイルファーストインデックスとは

モバイルファーストインデックス(MFI)とは、検索順位評価の対象先をパソコン版(PC版)のWEBデータから、モバイル版(スマホ版)に変更する事を指します。

WEBのメインユーザーはスマホ端末から

これまでGoogleがインデックスして評価の基準としていたのはPC版のWEBサイトでした。

その順位を軸にスマホ版の順位も表示されていたのです。

しかしいま現在、モバイル端末からのユーザーの方が圧倒的に多い事は名実ともに明らかですよね。

これを受けてGoogleは、PC版ではなくスマホ版を先にインデックスして判断する様にシフトチェンジをする事にしたのです。

時代にマッチした検索仕様の変化

スマホユーザーの方がWEBページを見る事が多いのに、順位を決めるのはPC版というのはおかしい話になりますよね。

Googleは検索を通してユーザーが目的とする高品質な情報を提供する事を求められています。

スマホ版ユーザーが増えたのであれば、ユーザーはまずスマホページを目にする訳ですから、スマホ版サイトで満足いく結果(検索リスト)を見せなければなりません。

そのためにはPC版でいくら品質の高い情報を提供しているWEBサイトを上位に並べても仕方がないんですね。

PC版とスマホ版で同じコンテンツを用意していない事実

基本的に運営者は、これまでPC版とスマホ版で同等のコンテンツを用意してはいませんでした。

あくまでPC版サイトがメインであり、モバイルで閲覧する人自体が少なかったからです。

徐々にモバイル版の閲覧が増え始めている程度でしたので、簡略化したモバイル版ページを用意する程度で済ませていたのです。

これからはスマホ版ページが評価対象になる

しかしこれからはそうはいきません。これだけスマホユーザーがいる訳ですからね。

当然スマホ画面に最適化されたWEBページがPC版と同じコンテンツで必要になります。

それも含めてこれからGoogleは、スマホ版のサイトを先にインデックスして評価します。

スマホ版のサイト情報を基準に検索順位が決定するのです。

そしてその順位を軸にPC版の順位が決まる事になり、これままでと順序が逆になるのがこのモバイルファーストインデックスのポイントです。

詳細はモバイルファーストインデックスの記事をご覧ください。

MFIは既に進行中

このモバイルファーストインデックス(MFI)の動きはもう始まっています。

すでにスマホ版サイトがインデックスの基準になっているサイトもたくさんあります。

しかしこの動きはまだWEB全体で一斉に行われてはいません。

スマホ版をいきなりPC版と同様に用意しろと言われても、すぐには無理な企業・事業者がいますよね。

ですのである程度時間を掛けて、運営者側の移行準備が進むように猶予を持たせつつ進めているのです。

この対策を怠るとSEO順位に影響する

このモバイルファーストインデックス対策をしないままだと、ほぼ間違いなくいずれ検索順位が落ちる事でしょう。

これまでしっかりSEO対策をしていたサイトであっても、この課題をクリアしないとこれまでの努力が水の泡になってしまう可能性があります。

ですので未対応のサイト管理者は下記の当てはまるケースを元に至急対応をする事をお勧めします。

WEBサイトの状態ケースごとの対策をご紹介

このモバイルファーストインデックスは、現在のWEBサイトの状態によりその対策が変わってきます。

スマホ版を持っていてもその状態は運営者によって違うんですよね。

・一部分だけ持っている人
・別ドメインで持っている人
・まったく持っていない人

その条件は様々です。

そこで各ケースに応じたモバイルファーストインデックスの対策をご紹介します。

【ケース1】スマホ版サイトを持ってない場合

【ケース1】スマホ版サイトを持ってない場合

パソコン版のWEBサイトしか存在しないタイプ

このWEBサイトの場合、スマホ版でもこのPC版のWEBサイトが縮小されて表示されている事になります。

スマホ版が存在しないのですから当然の事ですね。

しかしこの状態は長くは放置できないと思われます。順位が下がる可能性があるためです。

なぜ下がる可能性があるのか

・スマホ版ページがインデックス対象になる
・MFI移行に十分な移行期間を設けていた
・スマホユーザーが多い周知の事実がある

上記のような理由が明確にある事ですし、Googleはサイト運営者の都合までは聞いてくれませんので、早めの対応が必要になります。

ケース1へのMFI対策

対応策としては以下の2つのうちいずれかになるでしょう。

・PC版と同程度のスマホ版サイトを用意する
・PC版をPCスマホ一体型レスポンシブデザインにリニューアルする

これまでスマホ版を準備できなかったのは、金銭的な面も理由の一つであるはずです。

であれば何度もこのMFI対策に予算を投じる訳にはいきませんよね。

ですので1回で万全の対策を取るために、特に2つ目のPCスマホ一体型レスポンシブデザインにするべきです。

【ケース2】簡易版のスマホ版サイトがある場合

【ケース2】簡易版のスマホ版サイトがある場合

PC版のコンテンツを縮小したスマホ版ページを別に持っている

例えばPC版のWEBページが15ページあったとしましょう。

それに対しスマホ版ページがTOP1ページのみだったり、会社概要・お問い合わせ等も含めて合計5ページ前後しかない場合です。

判断対象となるページ数が少なくなる

このままの状態でMFIに移行すると、インデックス基準が5ページしかないスマホ版の方になります。

WEBサイトは基本的に「ページ数が多ければ多いほどSEOに有利」とされているのですね。

今まで15ページと判断されていたWEBサイトが5ページに縮小されたと判断されれば、検索順位が落ちる可能性があると言えます。

ケース2へのMFI対策

・PC版と同じコンテンツ量になる様足りないページを追加する
・PC版をPCスマホ一体型レスポンシブデザインにリニューアルする

すぐにできる様であれば不足しているスマホ版ページを拡充させて、PC版と同等コンテンツ数になる様にして下さい。

ページ数だけでなくコンテンツ量もあわせる

ポイントとなるのは「ページ数を合わせるだけでなくコンテンツも合わせる」事です。

同じTOPページでもスマホ版の方が情報量・文字量が少なかったりなりがちですよね。

今回はそうではなくPC版と全く同じ情報量にする必要があります。

そういった手間を考えると、思い切ってPCスマホ一体型レスポンシブデザインへリニューアルをする形が望ましいでしょう。

【ケース3】他社サービス内(別ドメイン)にスマホページがある

【ケース3】他社サービス内(別ドメイン)にスマホページがある

スマホ版ページを別ドメイン(無料のページ提供サイトなど)へとリンクさせている

費用を抑えるためによくこのような形態をとっているWEBサイトがありますね。

しかしこのケースの場合、実質スマホ版ページを持っていない事と一緒になります。

スマホ版ページが自身のWEBサイトドメインの中に無い場合は、スマホ版ページがあるとは「Googleから判断されない」ためです。

これも早急にスマホ版ページを自分のWEBサイトドメインの中に準備するべきです。

ケース3へのMFI対策

・PC版と同じコンテンツのスマホ版ページを新設する
・PC版をPCスマホ一体型レスポンシブデザインにリニューアルする

このケースの場合、スマホ版は一切ない事と同じなのですから、これを機に思い切って全面リニューアルをするべきだと思います。

【ケース4】2つ以上のPCサイト対し、1つのスマホサイトを持っている

【ケース4】2つ以上のPCサイト対し、1つのスマホサイトを持っている

ケースとしては少ないかも知れませんが、この様な運営形態をしているところもある様です。

片方のスマホ版コンテンツで2つのWEBサイトの情報を掲載している

例えば、PC版のWEBサイトをサービスに応じて「ドメインA」「ドメインB」とそれぞれ別々に運営されているとしましょう。

スマホ版ページは「ドメインA」の中のみに格納されていて、「ドメインB」のスマホ版ページも「ドメインA」の中で閲覧するタイプです。

上記の環境でMFIに移行すると、ドメインAの中にスマホページがあるだけで、ドメインBにはスマホ版ページは存在しない事になります。

ドメインAの中のスマホサイトの内容にも寄りますが、少なくともドメインBを評価する部分はありません。

ケース4へのMFI対策

この場合早急に以下のいずれかの対応が必要になります。

・PC版と同じコンテンツのスマホ版ページをドメインA・B共に用意する
・PC版A・BサイトそれぞれPCスマホ一体型レスポンシブデザインにリニューアルする

特にドメインBの方はスマホ版ページを新設準備する必要があります。

さらにドメインAの方もPC版と同等ボリュームが無いのであれば拡充する必要がありますね。

レスポンシブデザインにリニューアルと比べて、費用の安い方を検討する事になりますね。

【ケース5】PC版・スマホ版と別々に同程度のページを持っている

【ケース5】PC版・スマホ版と別々に同程度のページを持っている

PC版とスマホ版は別々のページだが構造・内容は全て同じ場合

このケースの場合はスマホ版が先にインデックスされても十分通用しますので特に問題ないと言えます。

ケース5へのMFI対策

・そのままの状態を維持
・PCスマホ一体型レスポンシブデザインにリニューアルする

PC版とスマホ版が独立しているならば更新もそれぞれ行う必要があり、その分手間や費用が掛かっている事でしょう。

今のところはそのままでも問題はありませんが将来的にはPCスマホ一体型レスポンシブデザインも検討した方が良いでしょう。

【ケース6】スマホ版サイトだけを持っている

【ケース6】スマホ版サイトだけを持っている

最近作ったWEBサイトであり、スマホユーザーのみをターゲットとしている

このケースの場合、最初からPC版サイトの事は考慮せずに作っているはずです。

見え方には多少問題があると思いますがパソコンで見えない事はありませんしね。

ケース6へのMFI対策

・そのままのスマホ版のみを維持(特に何もする必要なし)

MFIではPC版も両方ないといけないとは説明がないので、このままスマホ版だけでも特に問題はないと言えます。

【ケース7】既にPC・スマホ一体型のレスポンシブデザインサイトがある

【ケース7】既にPC・スマホ一体型のレスポンシブデザインサイトがある

PCスマホ一体型レスポンシブデザインで構築・リニューアルしたWEBサイトを持っている

このケースは既にモバイルファーストインデックスに対応しているので全く問題はありません。

ですので何もする必要は無いと言えるでしょう。

なぜPCスマホ一体型レスポンシブデザインを勧めるか

上記までのあらゆるケースでPCスマホ一体型レスポンシブデザインが良いと述べてきました。

これにはきちんと理由があります。

PC版とスマホ版とが共存するWEBサイトの場合、パソコン版ページとスマホ版ページとが別々に存在します。

ユーザーが訪れてくる端末に応じて、ユーザーに見せるページ位置を操作している訳です。

PC版ページ・スマホ版ページの位置をGoogleに知らせる必要がある

位置を操作するのはユーザーに対してだけでなく、Googleに対しても行う必要があります。

PCページとスマホページの位置関係例

・PC版ページTOP:https://llpeg.info/
・スマホ版ページTOP:https://llpeg.info/sp/

このように通常スマホ版ページは必ずPC版コンテンツの中(/sp)に収まっています。

上記ではスマホ端末で閲覧された場合、中のsp/へ直接飛ぶ設定をしているはずです。

ですがGoogleがPC版サイトとしてインデックスをした場合、sp/内のコンテンツもPC版ページの一部である事には変わりはありません。

なので、sp/部分をPC版のコンテンツ内サブページと思われない様にしなければならないのです。

Alternateタグ・canonicalタグ

これをうまくコントロールするためにAlternateタグ・canonicalタグを使います。

・alternateタグ:PC版TOPページに記述してスマホ版ページのTOPの位置を指定
・canonicalタグ:スマホ版TOPページに記述してPC版TOPと同じ扱いである事を指定

上記はいずれもGoogleに対して指示をするタグになります。

PC版のTOPページにはheadタグ内に「alternateタグ」を付けて、スマホ版で閲覧した時にTOPとなるページ位置を指示します。

alternateタグ設置例

<link rel="alternate" media="only screen and (max-width: 767px)" href="https://llpeg.info/sp/"<

逆にsp/のTOPページにはheadタグ内に「canonicalタグ」をつけて、スマホ版ではこのページが「TOPページの代わり」であると指定します。

canonicalタグ設置例

<link rel="canonical" href="https://llpeg.info/">

PC版とスマホ版とを別々に持つという事はこのように多少管理が厄介な部分があるのです。

PCスマホ一体型レスポンシブデザインはページが共通

PCスマホ一体型レスポンシブデザインにすれば、各データはパソコン・スマホ共にページは共通になります。

一つのWEBページが見られる端末の幅によって自由に伸び縮みする設計なのですね。

・PC版ページTOP:https://llpeg.info/
・スマホ版ページTOP:https://llpeg.info/

PC版とスマホ版で一つのデータの横幅を可変させて表示するので、別途スマホ版のコンテンツを格納しておく必要がありません。

ユーザーやGoogleに対して見せるページ位置を操作する必要がないので、canonicalやalternateタグ自体が必要ありません。

何より更新もそれぞれ2回する必要が無くなり、一つのコンテンツデータに集中できるので作業量が各段に減ります。

もしMFIへの対策がまだであれば、思い切ってPCスマホ一体型レスポンシブデザインにリニューアルした方が良いと勧めるのはこういった理由からです。

モバイルファーストインデックス強制移行は延期の可能性

今年の初めには、2020年9月頃にMFIへ完全移行する事が決定されていました。

前回のモバイルファーストインデックス:2020年9月より強制移行の記事で紹介した通りです。

しかし今回の新型コロナウイルス感染症の件で状況が劇的に変化しています。

感染防止のため企業活動・経済活動も停滞していたため、WEBサイトの準備も当然進んでいないであろうと推測されているのです。

延期される可能性が高い

そのためGoogleは現在、移行スケジュールの延期を検討していると発表しました(4月28日)。

今年9月のMFI完全移行の延期に関しては、近いうちに正式な発表があると思われますので続報を待ちましょう。

仮にMFI完全移行が延期されたとしても、時期がずれるだけでいずれは正式導入がされます。

準備を整えておかなければならない事に変わりはありません。

まだMFIへ移行していないWEBサイトは上記のケースに応じた対策およびチェックをしておきましょう。

まとめ

本記事の要点とケースごとのモバイルファーストインデックス対策のポイントをおさらいしておきます。

本記事の要点

  • ・モバイルファーストインデックスが導入されると、スマホ版サイトを優先インデックスする様にルールが変わります。
  • ・現在はパソコン版とモバイル版が混在した様々なケースのWEBサイトが存在しているので、ケースに応じた対処が必要になります。
  • ・どのケースも最終的にはWEBサイトをPCスマホ一体型レスポンシブデザインにリニューアルするのが一番です。
  • ・一体型にすれば、alternateタグやcanonicalタグなどでPC版やスマホ版のページ指定をする必要もなくなり管理が容易になります。
  • ・2020年9月にMFIへ完全移行する事が予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響で延期も検討されています。

本記事のポイント

モバイルファーストインデックス対策のために、とにかくPCと同じコンテンツ量のスマホ版ページを用意する必要があります。

スマホ版が無かったり簡易版のままだと評価が低くなるので、SEO順位が下落する可能性があります。

今後の管理を考えると、PCスマホ一体型レスポンシブデザインへリニューアルするのが一番有効です。

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