廃止ドメインを購入して、リダイレクトさせるSEOは有効か

廃止ドメインを購入して、リダイレクトさせるSEOは有効か

廃止ドメインを購入して、リダイレクトさせるSEOは有効か

廃止されたドメインを購入してWEBサイトを開設し、リダイレクトさせるSEO手法を使う人がまだいます。

廃止ドメインが持つ外部リンク評価を、自分のサイトに転送させるブラックハットSEOです。

結論この手法ではランキング評価は継承されませんが、ドメイン変更によるリダイレクトは別です。

廃止ドメインを購入してリダイレクトさせるSEO

本記事は、今回紹介する手法がSEO対策として有効かどうかの報告です。

廃止されたドメインを第三者が再度購入し、WEBサイトを立ち上げます。

この再開設サイトを訪れたユーザーに対しては、リダイレクトで元々自分が運営している別のWEBサイトへ飛ばします。

これで自分が運営している(SEOを狙っている)WEBサイトのランキング評価が上がるかどうかがテーマです。

期限切れのドメインが注目される理由

ではまず、契約延長されずに期限切れとなったドメインをなぜ買うのでしょうか。

その理由はズバリ!そのドメインが持つ「外部リンクの価値」です。

そのドメインに対して貼られていた「他WEBサイトからのリンク」を重要視しているのですね。

外部リンクの宛先で強制リダイレクトさせ、自分のドメインサイトで受け取るのが目的です。

廃止ドメイン購入の狙い

頻繁に起こるWEBサイトの誕生と消滅

例えばこの期限切れドメインを「kigengire.net」としましょう。

このkigengire.netWEBサイトでは、有用な情報や記事などが公開されていたと想定します。

これを見た別のWEBサイト管理者やブロガーは、そのコンテンツや記事をお勧めするリンクを自サイト内に貼ります。

外部リンクを集める品質の高いサイト

質の高い情報であればある程、こういった外部サイトからの参照リンクは増えていきますよね。

この外部リンクの質や量は、SEOランキング評価に大きな影響を与えます。

一般的にこういったリンクをもらえばもらうほど、リンクを受けているサイトの評価は高くなる訳です。

kigengire.netもこの影響を受けて、何かしらの検索で上位表示されていたはずです。

WEBサイト閉鎖によりドメイン廃止

ここでこのkigengire.netWEBサイトが、諸事情で閉鎖される事になったとします。

こればかりは色々な理由があるはずなので致し方ありません。

WEBサイトは常に、誕生と消滅を繰り返すものなのです。

料金未払いで自然消滅

レンタルサーバーもそうですが、ドメインにも年単位での更新期限が必ずあります。

その期限を超えても延長料金の支払いをしなかった場合、自然とドメインは解約・廃止となっていくのです。

ですのでkigengire.netを廃止する場合、料金を払わずに放っておけば自然と消滅します。

廃止ドメインを使ったSEO

ではようやくここで本題です。

この廃止されたkigengire.netドメインを、競って購入しようとする人々がいます。

それはこのドメインに、たくさんの外部リンクが張ってあった事を調べているからです。

設置された外部リンクは残る

WEBサイトが閉鎖されたからと言って、その知らせが全ての人に通知される訳ではありません。

参照リンクを貼っていた人も、普通サイトが閉鎖した事には気づかないものです。

もちろん、たまたまkigengire.netを開いたら閉鎖されていた、というのはあるでしょう。

しかしそこで自分のWEBサイトに貼ったリンクまで消すかというと、そこまではなかなか面倒なのではではないでしょうか。

つまり閉鎖後も、外部リンクの大部分は「設置されたまま」となっているのですね。

外部リンクが多い廃止ドメインを購入

随分前から、この期限切れドメインに目を付けた人たちがいました。

たくさんの外部リンクが貼ってあるドメインには、確かに価値があります。

逆に外部リンクがほとんどない廃止ドメインを買っても意味がありません。

今回の場合、閉鎖されたkigengire.netドメインに外部リンクが多い事を調べているので、高値で取引されるのです。

リダイレクトでランキング評価を転送

このkigengire.netドメイン取得に成功したら、サーバーを借りてWEBサイトを再開設します。

もちろん以前の管理者とは違う訳ですから、それまでのコンテンツなどは一切ありません。

kigengire.netサイトからリダイレクト

この再配信サイトに、別サイトへのリダイレクト設定を掛けます。

ユーザーがkigengire.netWEBサイトを訪れたら、自分が本来SEOを狙っている別のWEBサイト「○○.com」へ飛ばすのです。

この時kigengire.netは全く映る事なく、直で○○.comが表示される訳です。

外部リンクの価値を引き継ぐため

全ては、外部サイトから受けていたkigengire.netへのリンク価値を○○.comに移すためです。

外部サイトから出された全てのリンクがkigengire.netでリダイレクトされ、最終的に○○.comへ到達します。

となると結果的に、外部リンクが○○.comへ出されている事になりますね。

全ては自分のサイトのランキング評価を上げるため

これにより「○○.comWEBサイトのランキング価値が上がる」というのがドメイン購入者の狙いです。

本来外部リンクは能動的に増やせるものではないので、数を有しているドメインは非常に魅力的です。

その外部リンクの価値を、自分のWEBサイトに転嫁してしまおうというのです。

廃止ドメイン購入の狙い

この方法に価値はあるのか

このケースでは外部リンク価値は継承されない

結論として今は、このリダイレクトによって外部リンクの価値は継承されない事がわかっています。

昔は効果があったようですが、残念でしたね。

つまり、期限切れしたkigengire.netドメインを買っても意味がない事になります。

一つ一つの外部リンクは本来、kigengire.netが頑張って公開した情報の価値に対して紐づけられたものです。

いくら多くのの外部リンクが付くドメインだったとしても、今回はリダイレクトの足掛かりにしかしていません。

全く内容の違うWEBサイトに飛ぶ訳ですから、これで価値が出てもらっては逆に困るというものでしょう。

ブラックハットSEOが今も行われている

これはホワイトハットSEOではなく、ブラックハットSEOの部類になると思われます。

実はこのブラックハットSEOと言える期限切れドメインの購入が、今だにたくさん行われているのです。

つまりこの方法の有効性を今でも信じている人がいるという事です。

ドメイン名変更によるリダイレクトとの区別

ここで一つ疑問がわきます。Googleは以下の区別をどのように付けているのでしょうか。

・廃止ドメインの再購入によるリダイレクト(上記で説明したケース)
・ドメイン名変更によるリダイレクト(両方とも自分の所有ドメインのケース)

上記はいずれも同じ構図になってしまいます。

上はこれまで説明したブラックハットSEO、それに対し下は純粋なドメイン名変更によるリダイレクトです。

下の理由によるリダイレクトも十分あり得ますからね。

ドメイン変更によるリダイレクトもある

例えばとある屋号でWEBサイトを運営していたとしましょう。

ある時法人化する事が決定し、別の専用ドメイン名で再出発を図る事になったとします。

※会社の名称変更などによるドメイン変更は頻繁にあります。

となれば同じコンテンツにするかどうかはともかく、新しいドメインでWEBサイトを立ち上げるしかありません。

ドメイン変更時は別区画への引っ越しが必要

他の記事でも説明した様に、ドメイン名が変わるとサーバー区画自体を別に設けなければなりません。

例えば自分が「503号室」に住所表記を変更したいからと言って、もともと404号室の部屋を「503号室」に名称変更する事ができないのと一緒です。

自分が503号室に引っ越ししなければなりませんよね。

これと同じで、ドメイン名を変えなければならない場合は、別区画に別ドメインでWEBサイトを開設する必要があります。

さらに元のドメインサイトの区画はそのままですから、新ドメインサイトへリダイレクトを掛けなければならないのです。

両者には明確な違いがある

この場合も旧サイトと新サイトがあって、旧サイトに飛んで来たら新サイトへ飛ばすという構図になります。

これは、廃止ドメインを購入して旧サイトを立ち上げ、新サイトへリダイレクトさせるのと同じですよね。

しかし旧サイトの運営努力(外部リンクを獲得した)が第三者であるか、自分自身であるかは大きな違いです。

よって両者の裁きは大きく違う必要があるのです。

Googleはこの違いを判別する

Googleは、この差を明確に判別しなければなりません。

これまでの外部リンク価値が欲しいだけのリダイレクトと、ドメイン名変更によるリダイレクトの違いです。

きちんとGoogleは判断してくれます

Googleはそのサイトが元々どの様な内容のサイトであったか、それが今はどのサイトにリダイレクトされているかを熟知しています。

さらに新旧サイトのテーマが「同じであるか全く異なるか」も判断基準の一つとなりますね。

テーマが全く違う場合、外部リンクの価値を引き継ぐ必要はありません。

テーマが同じならば、あえてドメイン名を変更したのだと察します。

その場合は過去の外部リンクの価値が継承される可能性は十分ありますよね。

そもそもドメイン変更の場合、ページ単位でリダイレクトを掛けるはずです。全てTOPページへ飛ばすリダイレクトは、誤解を招く可能性があるので注意しましょう。

ポイントはユーザーのためになるか

両者が全く別の内容サイトだった場合リダイレクトされて困るのは誰でしょうか。それはユーザーです。

外部リンクをたどって全然テーマの違うサイトに飛ばされたら訪問者は困りますよね。

それに対しドメイン名称変更によるリダイレクトなら、それはユーザーに新ドメインサイトへスムーズに来てもらうための措置と言えます。

Googleはここでもユーザーのためになるかどうかを判断基準にしているのです。

結論として、単に期限切れのドメインを購入してリダイレクトさせても、ランキング評価は上がらないと言えます。

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