
SEO対策とは
SEO対策とは
SEOとは(Search Engine Optimization)の略称です。
ユーザーがYahooやGoogleなど検索サイトでキーワード検索をした際に、表示される検索リストにおいて上位(1ページ目であれば10位以内)を目指してホームページを改善し最適化する行動を指します。
一般ユーザーは普通、あなたが作ったホームページの存在を簡単に知る事はありません。
ですのでSEOはホームページの存在を知らない新規ユーザーに検索サイトで検索をしてもらう事で、目にとめて訪れてもらう事が出来る重要な手段です。
SEOは新規の検索ユーザーと出会う窓口
仮にユーザーがホームページの存在を既に知っていれば「お気に入り」等に登録している可能性もあります。
その場合「お気に入り」からすぐにホームページを閲覧する事が出来るでしょうから、既存のユーザーは再訪問の際はほとんどの場合、検索サイトを介さない事になります。
ですのでSEOとは既存ユーザーではなく検索による新規の訪問客を増やすためのものになりますね。

現在はSEO以外にネット広告やSNSからの流入など様々な経路が生まれていますが、それでも全く接点のない未知のユーザーに訪問してもらうため、その可能性を上げるための手段として、SEOはまだままホームページ宣伝に必須の要素です。
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SEOの窓口となるGoogle検索サイト
膨大なジャンルの膨大な数のホームページが存在する中で、新規ユーザーとの唯一の接点は検索サイトです。
キーワードで検索をされる事により、膨大な数のホームページがパソコンやスマホの画面上で一列に並んで品定めされるのを待つことになります。
それは検索されたキーワードのジャンルに該当するホームページが何百万件あろうとも、その1件1件に評価ルールに基づいた順位がつけれられます。
検索上位者のみが新規客に出会える
そこから1番評価の良かったのサイトから順番にお披露目がされます。
あとはその検索ユーザーがどこまで品定めをするのかは検索ユーザー次第です。30位や40位のサイトまで順々に観る事はほとんどありません。
下手すれば1番目のサイトでユーザーが満足してしまい、そこで閲覧終了という事になる場合もたくさんあります。
常に同業他社との競争
何十億とも呼ばれる数のホームページが存在する以上、サイト自体に評価順位が付けられる事は自然の流れですね。
評価点の近い(順位がいつも近くにいる)他社サイトとは常に競争状態にさらされる、非常にシビアな世界となっております。
実質検索はGoogleのみ
その検索サイト、つまりお披露目の窓口となっているのがGoogleです。もう一つ有名な検索サイトがYahoo検索ですが、実は中身はGoogleの検索システムを採用しているので、実質はGoogle検索です。
つまりGoogleが検索サイトシェアのほとんどを握っている状態なのですね。
検索のかじ取りを握るGoogle
BingなどMicrosoftの提供する検索サイトもありますが、やはりGoogle検索シェアの方が圧倒的です。ですので常にGoogleに対し着目しておかなければなりません。
それは上で述べた、お披露目サイトを一列に並べる基軸となる「サイトごとの評価順位」をGoogle自身が決定しているからです。
常に順位は変動
Googleの評価は常に更新されます。それは自身が決定している順位が独りよがりなものにならない様、古い価値判断にならない様、日々見直しをしているためです(逆に言えば、そうしてもらわなければ困ります)。
その見直しにより検索順位は常に変動します、つまり自社サイトの品定めをされる順番が変わる場合もあるのです。
常日頃よく検索されているホームページにとって大きく順位が落ちるのは死活問題ですよね。
順位が上がれば訪問者が増えてウハウハ状態ですが、逆に順位が下がれば訪問者が激減して地獄を見る羽目になるためです。
アップデートを常にアナウンス
Googleは検索評価の見直し(検索システム)のアップデートを定期的にアナウンスしています。
どのような改変をおこなったか・その大まかな理由・いつおこなったか、等をある程度の形で公開してその公益性・公平性をアピールしているのです。
結局はGoogleに従うしかない状態
繰り返しとなりますが、Googleの検索システムは自身にシェアがあるからと言って決して天狗にならず、常に公正な基準で、かつ時代にマッチした新しい基準も取り入れつつ運営されているはずです。
しかしそのアナウンスに対しサイト運営者が文句を言える訳ではありません。
一般ユーザーの要望が反映される訳ではないので基本はGoogleの検索システムの意向をそのまま飲むしかありません。
つまりいつの日かホームページは、窓口主であるGoogleに好かれる様、検索のアルゴリズムに良い評価をもらえるよう、Google向けのSEO対策を実施する事がセオリーとなっているのです。
Googleの検索システムはAIのように全自動で人為的な部分はありませんから、その検索順位の付け方が本当に正当かどうかは検証できませんが、出た結果(順位)が全てですのでそれに従うしかないというのが実情です。
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SEOの変遷
10年以上前は群雄割拠の時代
今から10年以上位前は、Yahoo検索も独自の検索システムが存在しGoogle検索・Bing検索とで群雄割拠のような状態でした。
その当時流行っていた手法
・検索の単語をページ内たくさん埋め込む
・ページ「数」が影響するとして人海戦術でホームページの閲覧数を意図的に上げる
・検・他社サイトからのリンク(外部リンク)の数を資金を投入して増やす
などと、いろいろな手段が出回っていた時代ですね。
そういった事がその当時ホームページの価値判断の基準の一つになっていた事は間違いないと思います。
今も完ぺきな状態ではないと思いますが、その当時はもっと不完全だったのだと思います。
品質を問うSEOへ
それから徐々に次は、ホームページ内の記述をきちんと整頓して、内部リンク・外部リンクを整備するというサイト品質の向上に着目されます。
そして正当ではないと思われるSEO行為に対してのペナルティ罰則の付与、という「サイトの質を問う時代」になってきました。
その当時は一世代前にはやった行為がまだ信じられていた中でもありましたので、その中で「サイトの品質を上げる」一歩引いたスマートなSEOが効力を発揮していましたね。
私も担当するホームページの順位が上がった事もあり非常に良い時代だったと思っています。
今はコンテンツ中心のSEOへ
もちろんサイトの品質を問う評価はある程度維持されていますが、それよりもそのキーワードに対し訪問者にとって良質なコンテンツを提供しているかどうかがポイントになります。
良質なコンテンツがものをいうSEO
この「良質なコンテンツ」というのがどのようなものを指すのかが一見不明瞭ですよね。
しかし少なくとも以前までの様に「この部分をこのようにした方が良い」というHTMLのタグを変更する様な「技術的なもの」ではなくなりました。
ユーザーがそのページを見て「自分の要望以上に参考になる事が書いてあって満足できるかどうか」の「内容的な質の高さ」が重要になったのですね。
豊富な情報量に伴う専門性が高いサイトである事
これによりサイトを制作する側はSEOに時間が掛かるようになったと言えます。
パパっとできる小手先のSEOは通用しなくなり、あくまで書いてある文章内容がユーザーが知りたかったことにマッチしたものかが重要になるので、当然記事作成に時間が掛かります。
そしてその対象ジャンルだけでなく派生ジャンルまで網羅しているかなども判定されるようになりましたね。
豊富な情報量に伴う専門性が高いサイトかどうかも重要になっていきます。
ページ数は当然重視
さらに、以前からサイトのページ数はもっとも重要な項目でしたが、今でもページ数が多い事は重要項目になっています。
星の数程存在するホームページの中で、まずはそれらを基本的な「ふるい」にかけられます。
ページ数の判定は依然として一番有効かつ効率が良い判断基準だからです。
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難しくなったSEO
SEOは利益追求のために変更されたのか?
ある意味SEO対策は非常に難しくなったと言えるでしょう。少なくとも私はそう感じています。
クライアントにSEOを説明する際にも「このようにした方が良いですよ」という簡単な提案が出来なくなったと思います。
そして難しいキーワードであれば困難で長い道のりになる事も説明していかなければなりません。
利用が伸びるクリック課金型広告
SEOが難しいのであれば「クリック課金型広告」を、という事になります。結果としてネット広告量も非常に多くなりましたよね。
SEOはGoogle側の直接の利益にはなりませんが、クリック広告であればGoogle adwordsにて収益化できます。最初からそれが狙いだったのかも知れませんね。
いかがだったでしょうか。
ではその上で、あえてこれからのSEO対策・Google検索サイトへの評価UPという命題に対し、どのように立ち向かってていけば良いのでしょうか。
クライアント様からSEOを聞かれた時にどのように対処していくべきなのか、それを一緒に考えていきたいと思います。