Googleが「about this result」機能を検索結果に公開

Googleが「about this result」機能を検索結果に公開

Googleが「about this result」機能を検索結果に公開

Googleは検索ページに「about this result」の機能を導入します。

そのサイトが上位ランクしている根拠となる情報を様々な角度から紹介するパネルです。

検索ユーザーにランキングサイトの信頼性をPRし、SEO担当者にもランキング要因を公開していきます。

Googleがランキング理由を表示するように

Googleは特定の検索結果(サイトリスト)に、そのサイトをランク付けした要因や理由を表示すると発表しました。

この機能は2021年2月にリリースされた拡張機能の一つで、「about this result」機能と呼んでいます。

about this resultパネルの様子

上記がabout this resultパネルを開いた時の様子です。サイトURLの隣にある「…」を押すと展開されます。

対象サイトの信頼性を表示

上記のランクインサイトはWikipediaに載っていないため、Googleにいつインデックスされたかが表示されています。

さらにSSL化されている事も表示されていますね(secureのところ)。

これにより、長年運営されているか、信頼性あるサイトかどうかがすぐにわかる訳です。

BETA版の確認が可能

現在は米国でのみ展開されている機能ですが、今日本国内でも確認が可能です。

スマホのGoogle検索の「設定」から検索言語を「English」にすれば確認できる様になります。

上記設定をすると、英語サイトしか検索に出てこなくなります。

SEO担当者待望の機能

これはSEO担当者とって、長年待ち望んだ拡張機能ではないでしょうか。

SEOで上位を勝ち取るためには他社サイトの分析は必須だからですね。

ようやくGoogleがそのランキングを位置付けた「理由」を明らかにしようと言うのです。

「about this result」機能とは

「about this result」機能は、検索表示された各サイトそれぞれに公開される追加機能です。

サイト間の「SEOにおけるランキング差」の理由を説明するものではありません。

様々な情報が公開される

先ほどの例では、Googleのインデックス日やSSLの有無など、サイトの信頼性に関する表示でした。

他にもWEBページとクエリにおいて、検索キーワードに一致した「用語」が表示されます。

その際直接一致はしていないけれども、検索クエリに関連する用語も含まれます。

その他特筆すべき公開情報

・他のWEBサイトからのリンクがこのランキングに影響を与えたかどうか
・結果に関連する画像があったかどうか
・このサイトに対して他のサイトが出すコメント
・地理的な要素があるかどうか
・おすすめの関連情報など

などもこの機能ボックス内で一覧表示されます。

ようやく重い腰を上げたGoogle

そもそも星の数ほどWEBサイトがある中で上位に並ぶくらいですから、それだけの事実と理由が紐づいているはずですよね。

ですので随分前から公開しようと思えば可能だったはずですが、ここに来てようやくGoogleが踏み切った感じでしょう。

Googleはこれから、サイトをランク付けした理由に関する多くの情報を「about this result」機能を使って公開していく事になります。

「about this result」機能でわかる情報

Googleはこれまで各サイトが上位表示された要因を直接教えてくれる事はありませんでした。

それが多方面からその根拠を示してくれるようになる訳ですから、嬉しい限りですよね。

それは同時にSEOにおける自分の認識とGoogleの認識のズレが明確にされる事も示しています。

あくまでこちら側のズレを、Googleに合わせていくしかないのですが。

検索と結果に一致したキーワード

まずは検索クエリとランクインしたWEBページのコンテンツ・HTMLとの間で一致したキーワード用語が表示されます。

その際、中身のコンテンツ以外にtitleタグやその他メタタグなどのHTML内単語も含まれます。

連想される検索用語

検索クエリに直結したキーワードだけでなく、クエリから「連想される」用語も表示します。

例えば「get the shot」と検索した場合、「ショット」という単語から自動で「ワクチン」を示唆すると判断します。

これを受けて、ワクチン接種に関連する他のWEBサイトが検索結果に絡んで来るという訳です。

紐づけられているリンク

対象のWEBサイトが、これらの検索用語を含む「他のサイトからのリンク」を受けている場所を指します。

外部リンクが明らかにランキングの目的で活用されている明確な証ですね。

検索に関連する画像

Googleはページ上の画像も当然インデックスしています。

そしてそれらの画像(画像ファイル名)が今回の検索クエリに関連しているかどうかを判断します。

対応言語

この機能は現在「英語」のみの機能ですが、拡張すれば他の言語も表示できます。

スペイン語で検索すればGoogleがスペイン語でこの結果を表示する可能性が高くなります。

スペイン国内で検索されれば、自動でスペイン語の結果を表示するようになるでしょう。

検索した「地域」の影響

検索ユーザーが「特定地域」に関連性の高いWEBページを希望していると判断される場合があります。

その場合Googleは、検索ユーザーがいる場所、そしてWEBサイトの示す場所やクエリを参考にします。

例えば名古屋市在住の人間が「ワクチン接種」と検索すれば、おそらく名古屋市内の接種可能な病院を見つけたい考えていますよね。

今回の検索結果の理由、つまり特定地域の影響を受けている事の詳細を、この機能の中で紹介していく訳です。

検索のヒント

ボックス内に表示された下線付きの単語にカーソルを合わせると、検索結果をより適切に絞り込める「検索のヒント」を取得できます。

例えば検索の際に不必要な単語が入っているとしましょう。そのキーワードを入れなくても正確に検索できる場合ですね。

検索でこれらの単語を除外してもらうため、対象キーワードの先頭に「-」(マイナス記号)を付けて提案したりします。

今後の課題

まだ日本には導入されていない

Googleが現在この機能を展開しているのは、米国を中心とした英語圏のみです。

公開時には米国を拠点とするクエリの10%程度へ反映させていましたが、来週までにはおよそ100%にまで到達するはずです。

Googleはこれを時間の経過とともにより多くの国と言語に拡大していくとしています。

利用者数は明らかにしていない

今のところ「about this result」機能を実際に使用した検索ユーザーの数は明らかにしていません。

しかしこの拡張機能の拡大に力を入れている事は明白です。

既にこの機能が何億回も利用されているはずが、Googleは何%のユーザーがそれを使用したかは公開していません。

SEO担当者にとって垂涎ものの機能

SEO担当者やマーケターは以前から、特定の検索クエリでGoogleがそのサイトを「上位に持ってきた理由」を常に知りたがっていました。

しかしその根拠について明確な情報が公開されないため、そのサイトを分析して予測するしかなかった訳です。

時には「なぜこのサイトが?」と納得のいかない事も多々あります。それだけ色メガネで観ている事もあるのでしょう。

手掛かりが可視化される

それがこの新しく導入される機能により、そのサイトを上位にランキングした根拠となる詳細な手掛かりが得られます。

もちろん明確にランキングが高いとか価値が高いと述べられる訳ではありません。

しかし単語が一致するか、そのコンテンツ内容はどうか、他社サイトがリンクをしているか、地域特性があるかどうか等はわかります。

目に見える情報として手元に届く、これは非常に大きなことです。

全方位へ情報の透明性を出す

この機能の一番の大きな特徴は、SEO担当者や競合他社サイトにだけこの情報を公開するものでは無いという事です。

検索ユーザー自身が、Googleがその結果をランク付けした理由を理解できるメリットもあります。

検索ユーザー側も「なるほど。だからこのサイトが1番上に来ているんだ」と納得して、WEBサイトを開く事ができます。

情報の信頼度を可視化しつつ、制作サイドへのランキング要因の情報公開も実現しています。

この様に情報の「透明性」を通じて、Googleはより多方面の信頼を勝ち取りたい狙いがあると思います。

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