SEOキーワードの競合(バッティング)とは?複数ページでの同一キーワード設定を防ぐ

SEOキーワードの競合(バッティング)とは?複数ページでの同一キーワード設定を防ぐ

SEOキーワードの競合(バッティング)とは?複数ページでの同一キーワード設定を防ぐ

SEOキーワードの競合(バッティング)とは、同じキーワードやタイトルを複数ページに設定する事です。

身内ページ同士でランキング評価を奪い合い・分散させているので、評価は高くなりません。

キーワードの競合をなくし、本当に担当すべきページにのみ設定する事でSEO効果が出ます。

同じキーワードを設定したページをたくさん作ってはいけない

競合他社サイトに太刀打ちするため、同じキーワードを設定したページをたくさん準備しようとする管理者がいます。

キーワードを設定しているページが多いほど、キーワードにおける評価ランクが高くなるという誤解から来るものです。

しかし申し訳ないのですが、それは勘違いです。

同じキーワードを複数ページに設定してはいけない

複数ページを生成したからと言って、Googleがあなたのページのランキングを上げる事はありません。

実際に一つのキーワードを複数のページで担当させると、ほとんどの場合は逆の結果につながります。

悪い影響こそあっても、良い恩恵をもたらしはしないのです。

キーワードの競合(バッティング)になる

理由は非常にシンプルです。

同じキーワードで複数のページが設定されている場合、そのページ同士が競合し合っている事を意味します。

ページの持つランクが相殺し合い、その結果として他の単体ページよりも順位が低くなってしまいます。

これをSEOキーワードの競合(バッティング)と呼びます。

SEOキーワードの競合とは

SEOキーワードの競合(バッティング)とは、求める評価をサイト内ページ間で「奪い合い」している事を意味します。

本来の100%の力が発揮できていない

本来付与されるべきランキング評価を2つ以上のページで分割、シェアしてしまっている訳ですね。

あなたが提供する情報コンテンツの「質や深さ」を、Googleに十分伝えられていないとも言えるでしょう。

本来あなたが持つ100%の力が出せないままの状態なのです。

身内の問題に気づけない

そして本来ならばその検索クエリに対して改善の余地があるのにも関わらず、見逃しがちです。

順位が上がらない原因が他社にあるのではなく「身内」にあるからです。

他人の事には良く気が付いても、自分の事には気づかないって事ありますよね。

身内の状態が改善されないままだと、Googleはキーワードに最も適していると思われる競合他社ページを上位表示させてしまいます。

自分自身でブレーキを掛けている事と同じですから、これでは順位は上がりませんよね。

キーワード競合と検索順位の関係

例えば靴を販売するショッピングサイトで、ターゲットキーワードとして「ビジネスシューズ」を狙っていたとしましょう。

サイト内にはビジネスシューズ以外にも、ランニングシューズ、スニーカー、ハイヒールなど他の靴も豊富に掲載しています。

しかし管理者的に一番狙いたいのが「ビジネスシューズ」な訳です。

テキスト文章を統一させてしまう

ですので全ページにとにかく「ビジネスシューズ」のキーワードを設定しがちですよね。

全ページのタイトルタグやh1テキストを「ビジネスシューズ販売〇〇〇」などの文言で統一してしまいます。

しかし当然の事ながら、これでは検索上位には来ない場合がほとんどなのです。

管理者的には一生懸命やっているつもりなのですけどね。

本来は全ページ違うタイトルにする必要があります。

ビジネスシューズを一番PRできるコンテンツページに対してのみ設定し、他のページは他のテーマキーワードを設定するべきです。

全ページのタイトル・h1テキストを同じにしてはいけない

この様に全ページのタイトルタグやh1テキストを同じもの(この場合はビジネスシューズ)にしているサイトが今でも非常に多いです。

これも言い方を変えれば、同じキーワードを複数ページで担当させている事と同じですよね。

言い回しが違うだけで同じ意味です

・同じタイトルキーワードを全ページで設定
・全ページ同じタイトルキーワードにする

管理者からすれば、SEOの効果を最大限発揮させるためにしている対策のつもりです。

しかしキーワード競合の観点からすると、全ページ同じタイトルにする事は身内で足の引っ張り合いをしているのと同じです。

こういった評価の奪い合いを防ぐ観点から、各ページ違うタイトル・h1とする事が大切とされています。

この行為で高順位を確保するパターンもある

さらにもう一つのケースとして、この行為が功を奏してしまうパターンもあります。

テキストを統一させた事で、特定ページが検索上位にランクインする事もあるのです。

例えば先ほどの「ビジネスシューズ」が10位に入っていたとしましょう。ビジネスシューズで10位は大したものです。

これを見て管理者は、自分のやり方が間違っていなかったと思い満足してしまうのではないでしょうか。

もっと伸びしろがある可能性

10位にランクインしたそのページですが、本来はもっと高い順位を取れる価値があるかも知れません。

しかし何分10位ですから、結果に満足して改善しないままとなる可能性が高いでしょう。

しかし10位より1位にいる方が、サイトトラフィックは向上します。訪問者数が増えて最終的には売り上げUPにつながるはずなのです。

もしまだ伸びしろがあるとすれば、大きな機会損失ですよね。

評価が足らずに低いのか、足を引っ張りあって低いのか

今ランクインしているページは「現状限界の順位」なのか「ブレーキが掛かった結果の順位」なのか。

Googleはそのあたりは一切教えてくれません。

その順位にいるのが競合他社のせいなのか自分自身のせいなのか、一度チェックしてみる価値はあると思います。

競合がSEOに及ぼす可能性のある6つのデメリット

このキーワードの競合はSEOに様々なデメリットをもたらします。

多くの管理者はこれまでのやり方に間違いがある事に気づきにくいのです。

順にご紹介しましょう。

1.自身のページが自身ページの評価を阻害している

信頼性の高い情報ソースを1つに集中させずに、複数のページに信頼性を分散させてしまいます。

その意味であなたのページの競争相手は「身内ページ」になってしまいますよね。

身内ページ同士で争うのは、非常にもったいない事なのです。

2.リンク価値が稀釈される

そのキーワードに内外からのバックリンクがあれば、リンク先ページはSEO上のページ評価が高まりますよね。

本来そのバックリンクは1つの統合された情報ソースに集約されるぺきです。

ところが身内に競合があると、2つ(またはそれ以上)のページにバックリンクが分散されてしまいます。

他からの評判は複数がもらうより、1人でもらう方がその人が際立つのと同じです。

リンク効果がその分低くなる訳です。

ユーザー検索体験も分かれる

実際に訪問ユーザーも内外からのアンカーテキストをたどって、異なる複数のページを訪問する事になります。

となれば、Googleが最近評価をしている「ユーザーの検索体験」の面でも影響が出ます。

同じ検索ニースを持つユーザーの訪問履歴データが複数にまたがり、1点に絞られない訳です。

これでは自身のWEBページにおける検索体験上の評価が、思う様に高くはなりません。

3.Googleが一番最適なページの判断を誤る可能性がある

キーワードにマッチしているかどうかの判断は、Googleがページ内容を理解するための確かな手段の一つです。

全てのキーワードが同じである場合、Googleはその中でどのページが最適であるかを判断しようとします。

コンテンツが類似しすぎていると、その判断すら誤ってしまう可能性がある訳です。

この時あなたがSEO的に一番評価して欲しいページを、Googleがそう評価しない可能性もあるのですね。

4.複数の類似ページはクローラー頻度が低くなる

検索エンジンのクローラー時間は限られているので、WEBサイトをクロールするのには限度回数があります。

同じキーワードを設定したページが複数あると、そこをクロールする必要性に疑問を感じる訳です。

場合によっては、クロール不要のページリストに含まれてしまう可能性があります。

小規模なサイトであればそれ程心配する必要はないでしょう。

しかし複数の製品を提供する大規模なショッピングサイト等であれば、ページごとにそのクロール回数や頻度に違いが出てきます。

5.ページ品質が良くない事を自ら露呈する

同じキーワードをターゲットとする複数のページがあると、以下の様な懸念を露呈する事になります。

ユーザーに対して…1ページで完結しないのでユーザー満足度が低い事
Googleに対して…対象ページ1件1件としては品質が低い事

これはユーザーとGoogleに対してページ単体での品質が悪い事を示している様なものになりますね。

つまり「コンテンツに自信がない」事をアピールしている事と同じになるのです。

6.コンバージョン率は低下する

1つのページでユーザーの持つ欲求や疑問に完全に応える事ができれば、それだけユーザーの満足度は高まります。

逆に複数ページある内の1ページでは、そのページ自体の力不足は否めません。

当然ユーザーの満足を得られる可能性が低くなる訳ですから、コンバージョンは低くなります。

キーワードの競合(バッティング)を識別する方法

WEBサイト管理者は早い段階でこのSEOキーワードの競合に気づき、それを修正していく必要があります。

実はこのキーワードの競合を特定するのは意外と簡単なのです。

サイトURLとキーワードの一覧表

サイトの重要なページURLと各ページに設定したキーワードを全てリスト化した一覧表を作成するだけです。

例えばサイトで靴を販売している場合、最終的に一覧表は次のようになります。

URL Keywords
lpeg.info/shoesビジネスシューズ
lpeg.info/tennis-shoesテニスシューズ
lpeg.info/woman-shoes女性向け
lpeg.info/mens-shoes男性向け
lpeg.info/sneakersスニーカー
lpeg.info/high-heelsハイヒール

基本的にはページごとに内容が違うはずなので、それに沿ったSEOキーワード設定をしましょう。

狙っていないキーワードであっても、ページがそれを表現しているなら等しく入れるべきです。

「ビジネスシューズ」を一度しか使ってはいけないというのではありません。TOPページなど使っているページが複数あってもOKです。

明らかに違うジャンルの靴が表示されるページでは入れるべきではありませんね。

重複ページのチェック・担当変更

URLとSEOキーワードをリストアップしたら、チェックをして重複するページを探します。

複数のキーワードが偏りを見せている場合は、おそらくキーワードの競合に苦しんでいる事を指しています。

全体を見ながら、そのページが本来テーマとするキーワードに担当替えしていく必要があります。

競合を修正する方法

キーワードの競合をどのように解決するかは、問題の根本原因によって異なります。

以下に紹介しますが、多くの場合はそのページの担当キーワードを変更するのが一般的でしょう。

しかし時には別の信頼できるページへリダイレクトを掛けたり、全く新しいページを改めて構築する場合もあります。

ここでは主に5つの解決策をご紹介します。

1.本丸ページ以外のページはキーワードを外す

最も簡単な解決策は、最も信頼できるページを一つに限定する事です。

そしてそれ以外のページについては、その中身に基づいた専用のキーワードに変える事ですね。

先ほどの例の「ビジネスシューズ」販売サイトで言うと、「ビジネスシューズ」はWEBサイトTOPや商品一覧のみに限定します。

2・3ページ多少被るのは許容範囲です。「全て意図的に同じ」状態でなければ大丈夫です。

それ以外のバリエーションについては、各商品一覧ページに最適なジャンルのキーワードを担当させましょう。

2.新しく網羅性の高いコンテンツを作成する

時にはこの特定ジャンル商品を一覧にまとめたページが存在しない場合もあります。

その場合はぜひ構築しましょう。それが網羅性のあるソースページの一つとなり得ます。

この新しく作った網羅ページへ重要なキーワードを設定し、逆にそれまで設定していたページからはキーワードを外します。

「ビジネスシューズ一覧」ページや「男性用スニーカー一覧」ページなどがそれに当たりますね。

そしてそこから全ての商品詳細へと導線が整備されていく事で、被リンクが分散されないメリットも得られます。

3.コンテンツを統合する

同じキーワードをターゲットとする複数ページの内容を、1つのページへ結合する事を検討しましょう。

1000文字程度のページが4つあったら、それを全てつなげて4000文字のページにするのです。

パフォーマンスの低いページを合体させれば、より信頼できるコンテンツに生まれ変わる可能性があります。

このコンテンツ統合は実際にSEO効果が高い事が実証されています。

情報を統合する事で情報が豊富になり、Googleの評価基準の一つである「網羅性」があると判断されやすくなります。

4.思い切って削除する

どれか一つにキーワードを担当させたのであれば、正直それ以外のページは「お荷物」になってしまいます。

勇気を出してページを削除し、その存在を消してしまう事も必要です。

手塩にかけて作ってきたページではありますが、時には対象ページに思いを託して身を引く事も必要なのです。

削除ページが多ければその分全体のページ数は少なくなりますが、サイト自体は洗練された事になります。

5.301リダイレクトを使用する

複数のページが既にランク付けされている場合に、リダイレクト設定が必要になる事があります。

関連性の低い全てのページを信頼性の高い単一ページにリダイレクトする事で、重複コンテンツを統合できます。

ただしこの方法はコンテンツが非常に類似しているページや、特定のキーワードクエリに一致するページにのみの使用に留めましょう。

個人的には301リダイレクトを多用するのはお勧めしません。

これらの5つの対策により、キーワード競合のほとんどを修正できます。

競合を修正する際の注意

特にショッピングサイトを管理する場合は注意が必要です。

あなたの運営するCMSが、商品の様々なサイズと色をどのようにページ表現するかです。

製品のバリエーションごとに個別のページが生成される場合、それはSEO上「重複コンテンツ」と見なされます。

このような重複コンテンツを生成する場合は、以下の方法で統一する必要があります。

重複コンテンツの対応

robots.txtによる制限
<meta name="robots" content="noindex">タグを使用してクロールを制限
正規URLを使用してリンクを統合する

まとめ

キーワードの競合は今だかつてないほど普及しています。

ビジネスにおけるSEOの重要性を認識しているはずのWEBマスターが、一番被害に遭いやすいのです。

サイトを最適化するつもりでおこなっている訳ですが、Googleの意図を完全には理解していない事になりますね。

あえて削ぎ落しましょう

全て同じキーワードを設定して力を注いでいるとする管理者の「感覚」は、分からなくもありません。

特に全ページに同じ設定をしていたのを解除するのは、これまで培ったものを削ぎ落す様な気分になりますよね。

しかしこの競合状態が良くない事に気づけば、すぐに方向転換できるはずです。

適切な調査と対応をする事で、SEO順位に潜在的なブーストを加える事ができるかも知れません。

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