タイトルタグへのキーワード設定について

タイトルタグへのキーワード設定について

タイトルタグへのキーワード設定について

タイトルタグへのキーワード設定

一般的なSEO対策として重要となるのが、htmlの「タイトルタグ」の部分です。

headタグの中にある<title></title>で囲まれた部分で、この中に記載されたテキストがそのページの題目を表現する部分となります。

タイトルタグは各ページに存在しますが、特にTOPページはそのサイト全体を表す代表文章となりますよね。

※タグの場所としてはheadタグ内の文字コードを記載しているタグの後であれば、どこに設置していても構いません。

日々めまぐるしく変わるSEO対策の手段ですが、現在でもこのタイトルタグにどのようにキーワードを入れるのかが非常に重要である事は確かです。

例えば、あなたのクライアントである美容室がホームページをリニューアルすると同時にSEO対策も担当しているとしましょう。

実際に美容室は日本中にたくさん存在しますし、同時にWEBサイトも山の様にあります。

美容室だけを紹介している大手WEBサイト等も検索にたくさん表示されますので、その中であなたがリニューアルしたWEBサイトを上位表示させるのは容易な事ではありません。

そんな競合他社のひしめく世界で、あなたはそのWEBサイトのタイトル・およびキーワードをどのように書くでしょうか。

タイトルタグのセオリー

例えばその美容室が東京の品川にあり、他にもたくさんの美容室があるとして、特にストレートパーマに定評があり、価格も比較的安価な事を売りにしているところだったとしましょう。

通常であればまずタイトルタグとして考案されるのが

<title>〇〇〇〇 東京品川のストレートパーマ 格安美容室</title>
などになるでしょうか(〇〇〇〇は美容室名)。

このタイトルタグはTOPページであればそのままh1タグに使って良いと思いますので、タイトルタグとh1タグの両方に同じ文章が入る事になります。

キーワードの精度を高める

上記のタイトルタグについてもっと研ぎ澄ますのであれば下記の様に変更する場合もあります。

<title>東京品川 美容室 格安ストレートパーマ|〇〇〇〇</title>

一つ前のと違って、今回のは美容室の名前が一番最後に移動しています。

SEO対策のセオリーとして「最初に書かれる単語であればある程重要なキーワード」の判定がされる、と言われています。

文章は当然左から右へ読んでいきます。Googleのクローラーも当然左から右へ・上から下へ順番に読み込んでいくので、改変したタイトルの場合「東京品川」が一番重な部分になります。

※美容室名はほとんどが固有名詞ですので、競合他社はいません。ですので一番最後につけていても検索されたらヒットするようになります。

東京品川の次に美容室が来ているので、まずは東京品川の美容室ですというアピールになります。

東京品川の美容室となれば当然の事ながら様々な他社美容室が乱立する群雄割拠のエリアでしょうから、それに負けない様にアピールする事は当然の戦略と思われます。書いている私もそれで良いと思っています。

さらに特化していくならば

SEO対策のセオリーとしてもう一つここで挙げるとするならば、「サイトの専門性・特化性」の部分です。

いろいろ情報を一通り並べるよりも、一つのテーマに絞ってそのジャンルに対しての豊富な情報を載せて、そのWEBサイトの専門性の高さをアピールして評価点を狙う考え方です。

実際にGoogleから専門性が高いサイト・何かのジャンルに特化したサイトとして評価された方が、検索で上位表示される事が多いのです。

この考え方に基づいていくならば、ストレートパーマはどこでもしているサービスな訳ですし、それよりも東京の品川にある事を積極的にPRするためにそれに特化しよう、結果的そのような考えに行きつく場合もあるでしょう。

そこでタイトルタグのキーワードをもっと絞ります。余計なものをいれずに特化したキーワードのみにしようとする形です。

<title>品川の美容室 〇〇〇〇</title>

品川が東京にある事は周知の事実ですし、検索をされる時に「東京」とわざわざ入れたりはしない、というユーザー目線の考え方にたって「東京」のキーワードを省いています。

この「東京」を省くというのは非常に良いと思います。実際にユーザーはその様に考えると思いますので、ブラッシュアップされている感じがします。

さらにストレートパーマや格安などのキーワードは「品川」「美容室」に特化するための妨げになるという事で消しているんですね。

これでタイトルタグはぐっと凝縮された形になりますし、あとは品川美容室としてそのタイトルに見合うだけの専門性のある情報コンテンツを掲載していく事になります。

でもここまで説明をしておきながら失礼ですが、私だったら「品川の美容室 〇〇〇〇」というタイトルにしましょうと、クライアント(美容室のオーナー)に対してお勧めはしないと思います。

それはなぜだと思いますか?

まずクライアントの立場に立った提案を

クライアントの立場に立った提案を

ここまで説明をしたタイトルタグに関するノウハウは実際に有効です。

でも実際の「品川 美容室」キーワードでのSEO難易度は相当なものでしょうから、今回タイトルタグ部分にのみ着目したお話をしていますが、検索上位に表示されるかどうかはまた別のお話です。

私がここで述べておきたいのは、タイトルタグはそのWEBサイトを代表する文章部分である事、つまりそのクライアントのお店を一目で表現する題目である事です。

実際にクライアントのお店のWEBサイトが検索サイトに表示された場合、タイトルは究極まで研ぎ澄ましている訳ですから

先述の通り「品川の美容室 〇〇〇〇」だけの表示になるでしょう。

ただし、この題目が果たして魅力的と言えるでしょうか。上下に他の美容室のサイトのタイトルがずらっと並ぶ中でこのタイトルを見た時に、いくら上位に来ているとは言え、ユーザーに「どんな美容室だろう…?」とは一見思われにくいのではないでしょうか。

私は「品川の美容室 〇〇〇〇」だけの殺風景なタイトルであるよりも

<title>品川の美容室 格安ストレートパーマが嬉しい|〇〇〇〇</title>

などのタイトルの方が魅力的に感じて、ユーザーにクリックしてもらえる可能性がぐっと上がると思うんですよね。

ですので私は高確率で、ストレートパーマや格安などの単語は外さずにクライアントに提案すると思います。

SEOを提案しているのはあなたです。

ここであなたは、これまで言っている事が矛盾しているとお感じかと思います。

品川の美容室で上位に表示されるためにはサイトの専門性を徹底的に出さないと競合にはまず勝てない、だからタイトルのキーワードも絞り込むべき、という流れだったのになぜキーワードを外さないのか。

キーワードを外さないと専門性が高まらないからSEO効果がその分上がらない…。このご指摘はおっしゃる通りです。

「キーワードを絞らないと検索が上がらない・キーワードを絞ると味気ないタイトルになってしまう」こうなりますよね。あちらを立てればこちらが立たず、です。

今回このタイトルタグへのキーワードの設定の仕方については一つの要素であり、どのやり方が正しいか・正しくないか、を明確にするする事が目的ではありません。

SEO対策をしているのは「あなた」であり、あなたに責任があるという事

たとえSEOのためとはいえ、キーワードを絞る事によって味気ない・クリックされにくいサイトタイトルにしてしまうと、「こちらの事を何も考えていない」と勘違いされ、クライアント様をがっかりさせる事になるかも知れません。

クライアント様にとってデメリット

お店の情報を見てもらいたい、というのがクライアントの一番の希望ですのでそこを叶える事が先決です。

SEO対策はご存知の通りいろいろな評価項目があります。設定キーワード・ページ数・情報量・情報の鮮度・滞在時間・ドメインパワー・内部リンク・外部リンク・SNS・ブランドパワー…etc。

タイトルのキーワード設定以外にもこれだけ様々な方策があるのですから、そこで高得点を取るようにしますので、タイトルはクリックしてもらいやすくなるように魅力的なものにしましょう。と私ならそう提案します。提案する事で親身になっている事をクライアントにアピールするのです。

※だからと言ってクライアントの言うがままタイトルがあまり長すぎたりいろいろな単語が入りすぎてしまうのは問題ですのでそこは加工させて頂きますけども。

ホームページを上位に表示させる事は命題ですが、それ以上にSEOをしているあなたへのリスクヘッジも必要です。それは上手くいかなかったときにどう対応するかが重要だからです。

上手くいかなかった場合にSEOからあなたを守る

SEO対策は難しいです。あなたが悪い訳ではありません。

上手くいかなかった場合にSEOからあなたを守る

現実を突きつけている訳ではありませんが、WEBサイトがたくさんあり過ぎる事が原因でSEO対策は難しくなりました。

検索順位が上がらない理由、つまり「他社と自社の評価点の差」は正直なところ永遠にわからないのですから、そこに頑なにこだわっていても仕方がないと思っています。

「他の美容室と全ての評価項目においては全く同じ点数で、あとはタイトルタグが長いだけ…という所まで来ていますよ」、等とGoogleが評価状況を教えてくれたりはしません。

でも順位が上がらなかったら、仕方ない事だとしてもそれはあなたの責任につながるのです。せちがらいですよね。

ですのでタイトル文章は「(あえて)クライアントの美容室を一番よく表現している文章にしました」と説明する方が「良い仕事をしてくれている」という自身のアピールになりますよね。

キーワードの方向性を変える際に有効

品川 美容室というのは何度も言う通りものすごく難易度が高いキーワードの組み合わせでしょうから、キーワードを絞ってなおかつ他の項目でも高得点が取れるように頑張っても、それでも上位表示されない可能性が非常に高いです。

では「品川 美容室」では難しいとなったらどうするか、それは次はズバリ「品川 ストレートパーマ」というキーワードで狙ってみる事になるのではないでしょうか。

「品川 美容室」と比べると検索数は少ないかも知れませんが、そのぶん同じキーワードを狙っている競合他社も少ないはずです。
この「狙いの変更」がSEO対策の「キモ」になります。

そうなればタイトルに「ストレートパーマ」を入れておくべきだった、となります。

起こりうるリスクに対して前もって準備をしておく事

最初から「品川 ストレートパーマ」ではなく「品川 美容室」で狙う事が約束になっている場合、ご用命を受けているのであればその様にしなければなりません。

でも心の中では「それって無理なんじゃね?」「品川 ストレートパーマ」の方が確率高いんじゃね?と思っていますよね?でもそれでいいんです。

しっかり難易度が高い事をクライアントに納得頂いた上で、先述のような理由でタイトルタグにはきちんとストレートパーマを入れておきます。

しばらくして「品川 美容室」ではやはり無理でした、となるかと思いますが、そこでタイトルタグに「ストレートパーマ」を付けていたら、もしかしたら「品川 ストレートパーマ」で20位くらいに来ている可能性があります。

そうすればクライアントにその事を報告してその部分を上手く伸ばしていく事だってできるはずなのです。そうすれば順位はともかくあなた自身の仕事の評価は上がります。

順位はともかくあなた自身の仕事の評価は上がります

これがタイトルに「ストレートパーマ」のキーワードを付けていなかったら検索にはおそらく表示されていないでしょうから、SEOのやり直しになりますよね。その場合クライアントからの仕事評価が危ぶまれます。

どこでどう転ぶかわからないのもまたSEOです。SEOサービスを提供しているのはあなたですから、タイトルタグ一つとっても、上手く立ち回る事が大切だと思います。

タイトルを短くしないといったのは長くなりましたがこれが理由です。クライアントと長いお付き合いをして頂くための処世術になればと思います。

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