リダイレクトのコントロールは最低1年間維持して下さい

リダイレクトのコントロールは最低1年間維持して下さい

リダイレクトのコントロールは最低1年間維持して下さい

GoogleはURL変更による恒久リダイレクト(301)を設定したら、1年間は維持して欲しいと述べました。

1年後なら、新しいURLへのリンク転送やSEOシグナル転送をGoogleは自動で行えるとしています。

ただユーザーエクスペリエンスの面ではできるだけリダイレクトは永続させるべきとしています。

301リダイレクトは最低1年間は維持する事

今回はSEOのリダイレクトに関する小ネタです。

URLが何らかの理由で新しいURLに変わる際、301リダイレクト(恒久リダイレクト)を掛ける事があります。

リダイレクトは単にリンク先を変えるだけでなく、前のURLが持っていたSEO価値を新しいURLへと引き継がせる効果があります。

htaccessやHTMLのheadタグ内などに記載する事が多いのではないでしょうか。

リダイレクトによるシグナルの継承

ここでリダイレクトに関しておさらいをしておきましょう。

例えば「○○テーマ」に関して「ページA」から「ページB」へ内部リンクが張られていたとします。

SEOは評価価値(シグナル)をどれだけ受けるか

この場合、○○テーマに関する検索上の効果(SEO価値)が、ページBへ付与される訳です。

この時ページBへ流れるSEO価値を「シグナル」と呼びます。

上質なシグナルをたくさん受ける程そのページの評価は高くなり、検索時に上位表示がされやすくなるとされています。

このシグナルをどれだけ受けているかが、SEOの大きなポイントですね。

URLを変更した場合

ここでディレクトリ変更などで、ページBのURLを変えなければならなくなったとします。

変更後のURLを「ページC」としましょう。

となると今まで高い価値を誇っていたURLのページBは存在しなくなるので、検索でページBは上位表示されなくなります。

SEOにおける価値を持つのは内容ではなく、「ドメインおよびURL」であるためですね。

外部サイトのリンクは自由にならない

サイト的には、内部リンクをBからCに修正すればリンク切れする事はありません。

しかし外部サイトからページBにリンクが張られていた場合、その存在自体が無い訳ですからリンク切れしてしまいます。

ユーザーがページBを「ブックマーク」していたり、SNSでページBを紹介している場合も同様です。

これでは代替わりしたページCに流れるシグナル量が半減します。

リダイレクトでシグナルを継承する

管理者としては新しくURLが変わったページCに、ページBの後釜をして欲しいと思います。

ページBからCへ完璧にバトンタッチをさせれば、シグナルを100%継承できるからです。

この時に使われるのが「リダイレクト」です。

これにより外部サイトやSNSからページBへ飛んできても、自動でページCが表示されるようになります。

SEOシグナルもページCに100%継承させる事ができる訳です。

恒久リダイレクトと一時リダイレクト

リダイレクトには永久に転送をかける恒久リダイレクト(301)と、一時的なリダイレクトとがあります。

恒久リダイレクトは「今後はずっと新しいURLに変わったままです」という意味ですね。

これによりページCは、リダイレクトを掛けなかった場合よりも確実に早く、ページBの代わりに上位表示されていきます。

Googleが正式見解として1年維持を推奨

このリダイレクト設定を最低でも1年間は設定したままにして欲しいと、Googleが見解を出しています。

リダイレクト設定が1年間有効であれば、設定を削除してもリダイレクト状態を保ったままになるという事です。

1年経過後はリダイレクト効果をGoogle側が維持し続ける

Googleは以前からリダイレクトを1年以上保つことを推奨していました。

ただそれはあくまでサイト設定手段の一つであり、「SEOのランキングに直接影響を与える手段」とまではされていませんでした。

しかし今回の発表により、サイト管理者は最低1年間は設定したリダイレクトを維持する事がセオリーとなります。

Googleが代行転送してくれるのが1年後

そして1年が経過すればリダイレクトを削除した後でも、Googleが無期限に転送し続けることが明確になった訳です。

リダイレクト無しで転送し続けて、シグナル流入も維持できるという事実は大きいですよね。

この1年間を長いと思うか短いと思うかは管理者によると思いますが、具体的な期限が設けられたことは大きな変化だと思います。

外部リンクのシグナルも永続転送してくれる

特に外部サイトからのリンク、つまり外部リンクからのシグナルも自動で転送してもらえる点は大きいです。

Googleは1年あれば、古いURLを指す他のサイトのリンクの再クロールや再割り当てなどを実施し、全てのシグナルを新しいURLに転送できるとしています。

他社サイトからのシグナルをGoogle側が維持

先述しましたが、他社サイトやSNS上からページBに対しリンクが張られていた場合、本来はBにシグナルが流れます。

ページBが無くなってしまうと、シグナルはリンク元で止まってしまいます。

ここでリダイレクトを掛ける事ではじめて、シグナルがページCへ届く訳です。

それが1年間リダイレクトを維持していれば、それを解除してもページCへ自動的にシグナルが向く様になります。

リダイレクト無しでも「ページC」のSEO効果が維持される訳ですね。

1年間のリダイレクト保持に関する注意

いつから1年をカウントするのか

ポイントとなるのは、Googleが最初にリダイレクトを発見した時からカウントされる事でしょう。

つまりあなたが実際にリダイレクトを設定した時からではなく、Googleがリダイレクトを発見した時からです。

ですので管理者自身が「●年●月●日」とリダイレクト設定日を記録していても、Google側が把握していなければ意味がありません。

ですので1年と言いましたが、実際はもっと「長め」が望ましいと思います。

とはいえ、一旦設定したリダイレクトをいつまで維持するべきか迷う必要は無くなりました。

1年未満でリダイレクトを切った場合

仮に1年未満でリダイレクトを切ると、当然自動でページCに飛んでくれなくなります。

シグナルに関しても、新しいURLではなくリンク元まででシグナルが留まる事になります。

内部リンクはともかく、外部リンクへの手動対応は大変です。

外部リンク先の切り替え打診

外部サイトの担当者に対し、「リンク先がページCに変わりました」と打診する必要があります。

既におわかりの通り、全ての外部サイトを調べて1件ずつ切り替えてもらうのは大変な作業です。

多少シグナル量が減っても仕方ないと、諦める事もあるでしょう。

本来は永久にリダイレクトを掛けるべき

リダイレクトを解除した場合、PCやスマホの「ブックマーク」に関してはどうにもなりません。

そうなると一般ユーザーは、登録していたページBを見る事はできなくなります。

ユーザー離れを避けるためにも、本来は永久にリダイレクトを維持するべきでしょう。

まとめ

Googleが全てのシグナルを転送するのに約1年かかります。

それゆえにリダイレクトを維持する最小の推奨期間を、1年と定めている事が判明しました。

リダイレクトが1年以上有効であれば、削除をしてもGoogle検索固有SEOの観点からの価値は下がりません。

以下がTwitterに挙がったGoogleの担当者の見解です。

Google担当者のTwitter

ゲイリー・イリーズ氏

hands up if you asked us recently for how long you should keep redirects in place! i have a concrete answer now: at least 1 year. (but try keeping them indefinitely if you can for your users).

https://twitter.com/methode/status/1417920011071537153?ref_src=twsrc%5Etfw

Patrick Stox氏

So the main thread branched a lot with a lot of questions but I think this is the main takeaway. 301 redirects really do consolidate those signals (usually in under a year since G first crawled) and those signals still stay with the new page even after a redirect is removed.

https://t.co/lGG4vZdix0

技術的には1年未満で十分なはずですが、これからリンク効果が宛先URLに固定されるまで1年間は維持していきましょう。

ユーザーの観点からは永遠に設定しておくべき

先ほども言いましたが、PCのブックマークまでは今回の範疇に入らないため、解除するとリンク切れします。

ですのでユーザーエクスペリエンスの面では、リダイレクトは永遠に維持したままにするべきです。

永遠に設定できるかどうかという問題もありますが、最大限務めるようにしましょう。

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