ペンギンアップデートとは?(Googleの順位アルゴリズム変動は4.0でリアルタイムに)

ペンギンアップデートとは?(Googleの順位アルゴリズム変動は4.0でリアルタイムに)

ペンギンアップデートとは?(Googleの順位アルゴリズム変動は4.0でリアルタイムに)

ペンギンアップデートとはリンクスパムなどのブラックハットSEOと呼ばれる手法を使ったWEBサイトへペナルティを課す順位変動です。

最新のアップデート4.0では、WEBサイトの順位を落とすのではなく、受けている不正なリンクの価値を下げるようになりました。

さらにリアルタイムに判定が行われる様になったので、次のアップデートを待たずに修正・順位回復が可能です。

リンクは常に監視されているので、コンテンツSEOを重視した王道のホワイトハットSEOの継続が大切です。

最新ペンギンアップデート4.0の特徴

・サイトを罰するのではなくリンクの価値を下げる
・今後はコアアルゴリズムに組み込まれリアルタイムで更新される
・ネガティブSEOの実現可能性は大幅に低下する
・サイト単位ではなくページ単位で細かくなる
・ペンギン4.0はSEO業者を救う

ペンギンアップデートとは?

ペンギンアップデートとは、主にスパムを展開しているWEBサイトを罰するためGoogleが実施したアルゴリズム変更です。

順位上昇を希望するあまり、スパムに対する違反の認識が乏しいと「キーワードの乱用」や「クローキング」などの行為におよんでしまいます。

これがいわゆる「ブラックハットSEO」と呼ばれるものですね。

それがこのペンギンアップデートにより、Googleのガイドラインに違反するとしてペナルティを受ける事になったのです。

初回バージョンは2012年4月24日にリリースされ、数回のバージョンアップをしています。

過去の実施状況

ペンギンアップデートの更新回数としては過去に6回ありました。

Google自体は番号を付けていませんが、長い期間にわたるメジャーリリースを数える価値があるため、最終版を「ペンギン4.0」と呼んでいます。

全てのペンギンアップデートのリリース履歴

2012年4月24日のペンギン1.0(クエリの約3.1%に影響)
2012年5月26日のペンギン1.1(0.1%未満の影響)
2012年10月5日のペンギン1.2(クエリの約0.3%に影響)
2013年5月22日のペンギン2.0(クエリの2.3%に影響)
2013年10月4日のペンギン2.1(クエリの約1%に影響)
2014年10月17日のペンギン3.0(クエリの約1%に影響)
2016年09月23日のペンギン4.0(リアルタイムに影響)

告知された最終バージョン「ペンギン4.0」は2016年9月23日に発表されています。

ペンギン4.0の最新版が登場するまで実に700日以上もの間が空いています。

ペンギンアップデート4.0の特徴

この新しいペンギンアップデートが両手を広げて歓迎されたいくつかの理由があります。

・サイトを罰するのではなくリンクの価値を下げる
・今後はコアアルゴリズムに組み込まれリアルタイムで更新される
・ネガティブSEOの実現可能性は大幅に低下する
・サイト単位ではなくページ単位で細かくなる
・ペンギン4.0はSEO業者を救う

ペンギンアップデート4.0は、多くのサイトが1年半以上待ち続けてきた救済措置と言えます。

実際にそれまで合法的な手段を講じてきたSEOサービス企業は日頃の努力が報われ、このアップデートで多大な恩恵を受けました。

3.0までとの違いを比較しながらペンギン4.0の特徴を一つ一つ見ていきましょう。

サイトを罰するのではなくリンクの価値を下げる

今回のアップデートでは、3.0までの様にサイト全体にペナルティを課すのではなく、スパムリンク自体の価値を下げる形で変更がされました。

これはこれまでと大きく違うとても嬉しい措置です。

非常に過酷な懲罰アップデート

ペンギンアップデートが最初にロールアウトされた時、どちらかというとサイトに対する懲罰的な措置でした。

サイトがペンギンの影響を受けた場合、サイト全体の順位が下落するペナルティを受けていたのです。

その復旧方法に関する明確な説明や指示も当時は特になかったように思います。

このアップデートの過酷さはアルゴリズムを取り巻く誤った情報と相まって、Googleに対しての否定的な意見や、運営者との対立関係さえ作り出していました。

4.0における大幅な刷新

それに対してこのペンギンアップデート4.0におけるリンク価値の切り下げと降格のアプローチは大幅な刷新でした。

懲罰ではなく、その行為自体の「価値を低くする」方向に動いたのです。

これによりサイトの所有者とGoogle間の大部分の関係は改善されていったと思います。

今後はコアアルゴリズムに組み込まれリアルタイムで更新される

今回の変更によりペンギンアップデートのデータはリアルタイムで更新されるようになります。

ページを再クロールしてインデックスを再作成した時点で即時反映・有効になります。

これは3.0から4.0への移行により、Googleはリンクをより迅速に評価できるようになったためです。

次回アップデートを待たずに済む

これはつまり順位回復するために次のペンギン更新を待つ必要がないことを意味します。

常にリアルタイムに更新されるのです。

ペンギン3.0の時降格されたサイトは、次の更新まで実に700日以上待っていた訳ですからね。

実際Googleは発表の中で、今後のアップデートについては特に告知しないと述べています。

Googleへの不振・不安からの解放

この変更により、それまで取り巻いていたGoogleへの恐怖、誤報、および不信感はさらに軽減される方向に進みました。

ペンギン3.0によって降格したサイトの所有者が、1年半以上もの間WEBサイトを存続させるのがどれほど困難であった事か。

私も数多くのWEBサイトを見てきましたのでよくわかります。

リアルタイムが及ぼす恩恵

ペンギン4.0はリアルタイム更新ですから、サイト所有者は今後ペンギンアップデートに翻弄されることはありません。

そしてスパムを使ってクライアントのWEBサイト順位を上回っていた競合他社も、リアルタイムで下落していく事にもなりました。

もちろんこの最終アップデートで全ての人が救済された訳ではありませんが。

ネガティブSEOの実現可能性は大幅に低下する

ペンギンアップデート4.0はマイナスのSEO問題、つまりネガティブSEOを終わらせるのに役立ちます。

ネガティブSEOとは競合他社サイトに悪質な外部リンクを設置して、リンクスパムと判定させて順位を落とそうとする行為ですね。

GoogleはそれまでこのネガティブSEO(NSEO)の効果を否定し続けていました。

しかし個人的には過去それがサイトに「影響を与えた事がなかった」とは考えられません。

ネガティブSEOの効果を無効に

いずれにせよペンギンアップデート4.0はこのネガティブSEOに関する多くの懸念を軽減します。

NSEOの目標は競合他社にペナルティを課すことでしたがペンギンアップデート4.0はサイト全体を降格しません。

リンク価値を下げるだけです。つまりリンクを貼ってもその効果が無い事になります。

手動によるペナルティ誘導

もちろん手動によるペナルティアクションを促す可能性もあります。

しかし、このネガティブSEOを使用して対象サイトを手動でレビューさせようとするに値するだけの「明確な引き金」はないのです。

つまり総合的に見ても、NSEOが競争に打ち勝つための実行可能な戦略ではなくなった事を指しています。

相手に目を向けるのではなく自分に目を向ける

ペンギンアップデート4.0によりサイト所有者と競合他社が互いを落とし合うネガティブSEOに意味はなくなりました。

より自身のWEBサイトの最適化、およびブラッシュアップに集中する方向へと目を向けさせたのだと思います。

サイト単位ではなくページ単位で細かく判定

今回の新しいバージョンアップは、3.0以前のバージョンよりもはるかに細かくなっています。

最新のアップデートはサイト全体のランキングに影響を与えるのではなく、リンクスパム自体の価値を下げています。

そしてこの時「サイト全体」の順位を下げるのではなく、スパム行為のあるリンクを特定して「ページ単位」で判定できるようにしたのです。

これはペンギンアップデートのもう1つの重要な改善点ですね。

より高まるリンクの質

Googleのリンク評価がより洗練されていくという事実は、SEOとWEB全体にとって朗報です。

今後も引き続き、Googleのリンク価値評価はよりきめ細かく洗練されていく事でしょう。

これは実質「獲得するのが難しいとされる様なリンク」は「より価値が高くなる」事を意味していると言えますね

ペンギン4.0はSEO業者を救う

ペンギン4.0に加えられた改善によりスパムなどのブラックハットSEOサイトがより効率的に切り下げられます。

逆に言えば正当な慣行(ホワイトハットSEO)をすればするほど報酬に直結する事を意味します。

このシフトチェンジは、SEO業界全体に純粋な戦略・ホワイトハットSEOへ向けての舵取りを示唆していました。

悪質な代理店の淘汰へ

もちろん現在成功している多くのSEO業者は前からホワイトハットSEOを実践していました。

しかし実際に、スパムサービス等のブラックハットSEOを提供しながら「ホワイトハットSEOである」とする多くの代理店・企業がまだあります。

ペンギン4.0アップデートは、これらの悪質な代理店を滅する「刃」となる訳ですから、SEO業界全体にとって良いことです。

スパムによって支えられたサイトは価値が減り、正しい方法でリンクを保護する人々に利益をもたらすようになりました。

これまでの努力が報われるアップデートに

またペンギン3.0以前からの問題に対処していて修正に真剣に取り組んできた場合は、回復の兆候が見え始めます。

実際、既に素晴らしい順位復活を果たしたWEBサイトがたくさんあるのです。

まだ結果が現れない場合もリアルタイムに判断してくれるわけですから、ホワイトハットSEOを意識してもう一度見直しをしてみましょう。

ペンギンアップデートの回復方法

まずはスパム判定の外部リンクを削除

とにかくこれまで外部リンクにおいて「スパム」と判定されるリンクを利用していたのなら、これを削除する必要があります。

場合によっては、Googleが過去にスパムリンクについて警告メッセージを送信している場合があります。

仮に見た事がない場合、メッセージが「Google Search console」等のツールに残っているかも知れないので確認してみましょう。

このように明らかにGoogleがスパムとして警告したリンクは削除修正しましょう。

ブラックハットとされるものを捨てる

他にもペンギンアップデートで確実に順位が下落していると判断されるが警告に当たるものが無い場合、その可能性があるものは全て修正しましょう。

せっかくここまでやってきたのに…と惜しむ部分もあるかも知れませんが、思い切って断ち切って下さい。

否認ファイルの活用

外部リンクは相手サイトの運営者にリンク削除を頼む必要がありますよね。

でもリンクをつけた相手と連絡が付かない事がよくあります。そんな時に使うのが「否認ファイル」です。

このファイルにリンク先を記載してGoogleに申請をする事で、そのリンクの影響を受けない様にする事ができるのです。

積極的に活用したいですね。

否認ファイルは必要?

この否認ファイルは必要だ・必要でないの議論が分かれている様です。

「スパムリンクの価値を自動で下げてくれるのだから、否認ファイルは不要」
「今後も否認ファイルはより有効に働きます」

なぜか両方の主張がある様で、このお話は今のところ終着点がありません。

ですので、これまで過去に否認ファイルを送ってきたのであればそれを続けて下さい。

送った事が無い状態で何も問題がないのであれば送る必要は無いと言えます。

つまりやり方を変えずに今まで通りの方法を使って下さいという事です。

否認ファイルの申請方法

リンク:否認ファイルの申請ページ

上記ページで対象ドメインを選択して「リンクの否認」ボタンを押します。

警告が出ますのでもう一度「リンクの否認」ボタンをクリックし、手元で作ったファイルをアップします。

ファイルはテキストファイルでOKです。認めないリンク先を1行ずつ縦に並べて保存しておきましょう。

ブラックハットSEOからホワイトハットSEOへ

これまでのペンギンアップデートにおいて順位下落したWEBサイトは、以下のようなブラックハットSEOと呼ばれる対策をしていました。

ブラックハットSEO(リンク関連)

・検索結果をスパム(クローキング)していた
・不正な目的で生成した外部リンクを設置していた
・検索順位の向上が目的のリンクネットワークからリンクを買った

その他ブラックハットSEOとされる行為

・コンテンツの自動生成
・オリジナルのコンテンツがほとんど存在しないページ作成
・不正なリダイレクト
・隠しテキストや隠しリンク
・誘導ページ
・コンテンツの無断複製
・十分な付加価値のないアフィリエイト
・ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
・リッチリザルトマークアップの悪用

上記の様ないわゆるブラックハットSEOを採用したWEBサイトは、手法を変える必要があります。

ホワイトハットSEOで順位を復旧できる

しかし運営者が焦らずに正当で適切な対処をすれば問題はありません。

これがホワイトハットSEOです。

適切なホワイトハットSEOの例

・オリジナルのコンテンツを作る
・ユーザーが欲しい情報を提供する
・UXの整備
・上質で自然な外部リンクをもらう
・不正なリンクを貼らない
・スパム行為をしない
・クローキングなどをしない
etc

つまりコンテンツの質や自然リンク等を意識した王道の対策を取る事が大切です。これに近道はありません。

小手先の技を多用するよりもシンプルな基本を極める方が効果的だという事です。

継続されるペンギンアップデート

新しいペンギンアップデートが今後アナウンスされないという事は、逆に言えば今後は常に監視状態にあると言えます。

謝ってペナルティを受ける可能性は、3.0以前と比べれば少なくなっているとは思いますが油断はできません。

ですので継続的にホワイトハットSEOを維持していきましょう。

まとめ

毎回のGoogleのアルゴリズム更新で大きく物事が変化したように見えますが、実際のところやはり本質は変わりません

その意味でペンギンアップデート4.0は、本質からズレる事無く重要な複数の変更を伴うメジャーアップデートだったと言えます。

ですので最終的なSEOプロセスを変更する必要は全くないのです。

仕組みも変わらないのでやる事も変わらない

変わった事と言えば、今まで以上にリンクがより速く(良いものも悪いものも)察知され、より確実に評価されロールバックされる事です。

構築する必要のある内部・外部リンクや、それらの「重み付け」の方法はほとんど同じです。

ですので王道となるSEO、特にコンテンツSEOを重視した健全(ホワイトハット)な手法を使う事が一番だと言えます。

否認ファイルの使用法も変更されていませんしね。

ペンギンアップデートはAIの影響を受けない?

一つ気になるのは、以前ペンギンアップデートは「機械学習の影響を受けない」という声明があった事です。

これが今のところ正しいことは間違いない様です。

ただし、今やペンギンはコアアルゴリズムの一部になってしまっていますよね。

ランクブレインなどのページをランク付けする方法で、機械学習がより大きな役割を果たすようになっています。

将来はAIがペンギンに大きく関与するかも

個人的には、従来のペンギンアルゴリズムの一部の側面を最終的にAIが制御し始める可能性はあると思います。

その辺りも今後注意をするべき部分でしょう。

もしかしたらGoogleがいきなり方針転換して「正式にAIを採用した」と言いだすかも知れないからです。

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