SEO対策にはメリットや利点・デメリットそれぞれに理由があった

SEO対策をおこなうメリットをおさらいしましょう

SEO対策にはメリットや利点・デメリットそれぞれに理由があった

SEO対策を行う理由

現在インターネットを利用する9割程度のユーザーが、情報を取得する際にGoogleやYahooなどの検索サイトを利用していますよね。

SEO対策とは、そういったユーザーの探し物・情報取得の目的が達成できるよう、WEBサイトを最適化する作業です。

特に自社の商品やサービスに関連の高い「キーワード」で検索したユーザーがターゲットです。

より多くそのユーザーの目に触れてもらえるよう、WEBサイトの出現機会を増やさなければなりません。

SEOは検索エンジンマーケティング

特定のキーワードによる検索ユーザーを自分のWEBサイトに集める事ができれば、非常に効率の良い集客手法になるというのがSEO対策をおこなう一番の理由ですね。

しかしそれは検索エンジンマーケティング全般に言えることです。ですので「リスティング広告」も同じになります。

そのあたりも比較しつつSEO対策によって得られるメリット(デメリット)などについてみていきましょう。

メリット1:維持費用が発生しない

リスティング広告と自然検索

リスティング広告は1クリックごとに課金がされていくので、月々の広告予算としてある程度確保しておかなければ運営する事ができません。

予算が無くなれば広告がストップしてしまうので、上位に表示し続けるためには予算をつぎ込まなければなりません。

リスティング広告と比べてコスト減、または無料で対策が可能

SEO対策はリスティング広告と違ってある程度コストを抑える事ができます。

特にコンテンツSEOが主流となった現在では、ビジネスブログなどを使ったクライアント自身によるSEO対策が登場しています。

極端なお話ロングテール(長期的な)SEOにおいては、無料でSEO対策ができると言って良いでしょう(初期の設備投資を除く)。

メリット2:購買意欲の高いユーザーを直接集客

自身で検索をするという事は「その情報を得たい」「できれば購入をしたい」という明確な意思を持っている事を指します。

つまり購買意欲の高いユーザーを直接集客できます。そのユーザーに対して1ページ目に自社サイトを表示させる事ができれば、高確率で訪問をしてもらえます。

購買意欲の高いユーザー

広告に惑わされないユーザー

何よりいまは検索上部にある表示が「広告」であり、必ずしも自分の目的にそぐわない内容である場合がある事をユーザーは知っています。

ですのであえてこのリスティング広告エリアをクリックしない人も多いのです。

ですので、その訪問ユーザーに対しピッタリマッチするの情報を提供する事ができれば、そのユーザーが商品を購入する可能性は大いにありますよね。

非常にコンバージョン率が高い導線を敷く事ができるのです。

メリット3:達成できれば中長期的な流入が見込める

順位達成には時間が掛かる

リスティング広告やディスプレイ広告やYoutube広告などの広告ツールは予算を掛ければ、それに比例してある程度効果が得られます。

しかしSEOはそのキーワードで競合となるサイトと比較された上でGoogleに有益だと評価されて初めて順位に影響します。

つまり設定を掛けて成果を出すまでにはそれだけ時間が掛かります。

達成できれば他のワードも上がってくる

しかし一度成果が出せれば、ユーザーがそのキーワードで検索巣をする限りある程度流入が見込めます。

それは競合相手がより良いコンテンツを作るなど、何らかの大幅な評価基準の変更が起きるまでずっと続きます。

一つのキーワードで上位表示がされると、そのワードだけではなく周辺に網を張った様々な複合キーワード(ゾーンキーワード)でも上位表示されてくるようになります。

ゾーンキーワード

下がりにくいので長期的に流入

仮に一つのキーワードで順位が下がっても、全てのキーワードで順位が下がらなければ、そのゾーンキーワードからの流入が無くなる事がありません。

このようにSEOは上位表示が一度達成出来れば、簡単には下落しないと言えます。

それから複数ワードによるゾーンキーワードも連動して上がることによって、中長期的な流入が見込めるのです。

メリット4:ブランディング効果

ブランディング効果

SEOのメリットとして忘れてはならないのが「ブランディング効果」です。

ブランディングとはその対象となるサービスや・商品・取り組み・企業自体が顧客にとって「価値があるもの」と認識されて、市場において共感・信頼を高めるものと言えます。

ブランディングとは、その時点では「ブランド」として認知されていないものをブランドとして認知してもらえる様に育てる事を指します。

検索上位とブランドイメージの関係

自然検索で上位に表示されているサイトについてどのような印象を持つのか、というデータをある企業が調査しました。

それによると上位表示されているサイトは、80%の人が「良い印象」があり、悪い印象を持つと答えた人は0%だったいう結果があります。

つまりSEOで上位表示しているサイトは多くのユーザーが良い印象を持ち、ブランド力を感じるという事になります。

これは同時にコンバージョン(成約)を高める可能性があると言えるでしょう。

ブランド力はSNSで拡散されやすい

SNS流入効果

またブランドが確立されるとそのブランドにSNSなどの口コミで言及するユーザーが増えはじめ、時にはそれを中心としたコミュニティが発生する事もあります。

SNSのツールにより自社サイトへのリンクが生まれ、外部リンクとしてSEOにさらに良い影響を与えます。

元々Googleは良いページは様々なサイトからリンクを張られるという考えの元で評価基準の設計がされているためです。

このようにSEOで上位表示されるとブランディング効果が発生し、そのブランドについてSNSで拡散される可能性が広がります。

すると、さらなるリンクを獲得して確固たる順位を確率する良いスパイラルが生まれていきます。

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SEO対策のデメリット

デメリット

SEO対策はメリットばかりに気を取られてはなりません。もちろん様々なデメリットもありますので一通りご紹介しましょう。

デメリット1:SEOは時間が掛かる

とにかくSEOは時間が掛かります。即効性は見込めない為どうしても中長期的な視点が必要になります。

ですので時間的制限があるキーワードには向きません。

1ページに対し1テーマが基本であるため

基本的にSEOキーワードは1ページに対して1テーマとなりますので、様々なキーワードを網羅するためにはそれぞれページごとに違うキーワードテーマを担当させなければなりません。

ですのでそれぞれごとにコンテンツを作成する必要があり、それだけ時間が掛かる訳ですね。

デメリット2:コンテンツ作成にコストが掛かる場合がある

広告と比べて費用対効果が高くなる事も

SEOはWEBマーケティングの一つとされています。

リスティング広告と違い、SEOの場合は確かに上位表示されたサイトをいくらクリックされてもGoogleなどに支払いは発生しません。

しかしだからと言って、費用対効果面で絶対的にSEOが勝るとは言えません。

SEOはページあたりの担当キーワード数が少ない

広告の場合は一つのページに対し様々なキーワードが設定できますが、SEOの場合はターゲットとなるキーワードを1ページに対したくさん盛り込むことはできないためです。

これが1ページ1テーマである理由ですよね

たくさんのキーワードで上位表示させるためにはそれだけの品質の高いコンテンツの数(ページ数)が必要になるのです。

コンテンツ作成を外注する事も

真剣にSEO対策をしようとする場合、それなりの知識とユーザーを満足させるコンテンツの作成が必要になってきますよね。

自社でコンテンツSEOができる社員を育てているところもありますが、多くの企業ではまだまだ外注しているケースがあります。

完璧にコンテンツSEOを実践できる自社社員を育てるには費用掛かりますし、それを外注するとなると費用はさらに膨らむ事でしょう。

それはコンテンツSEOが、今のところは技術よりも量がものをいう傾向にあるためです。

デメリット3:キーワードによっては上位表示が不可能

競合他社の強力なところが揃うジャンルのキーワードでは、正直上位表示は不可能と言えるほど難しい場合があります。

その難易度の高いキーワードが自社サイトの生命線として無視できないのであれば、その場合はリスティング広告に頼るしかありません。

デメリット4:Googleにより常に順位が変動する

Google検索アルゴリズムのアップデートによる順位変動

SEOの検索順位はGoogleによって常にアップデートされます。

常に品質の向上を目的としたアップデートではあるのですが、結果的にWEBサイトの順位が上がったり下がったりしてしまうので、良くも悪くも悲鳴が上がります。

一旦獲得した順位が永遠に維持される訳ではありません。

デメリット5:SEO業者の選定が難しい

悪徳業者の精査

SEO対策の実施にはそれなりの知識が必要ですが、その知識をもってしても順位が向上する事を保証するものはありません。

さらに十分な知識が無いSEO業者や検索エンジンのガイドラインを違反する行為を推奨する悪徳業者が少なからず存在しているのも事実です。

一般の方にはその業者が本当に実績を出してくれるのか、その選定をする事は難しいと思います。

悪徳業者の横行を防ぐコンテンツSEO

逆に言えばそのあたりが今のコンテンツSEOが台頭してきた経緯でもあります。

コンテンツSEOの場合、きちんとした知識・ノウハウを持つ業者が地道な努力を重ねる事でその効果は表れやすくなります。

悪徳業者はその様な真面目な労力をつぎ込んだりしませんので、作業内容を精査すればすぐにわかります。

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まとめ

意図しない検索アクセスがあるのがSEO

例えばいま何かしらのキーワードで検索をしてこのページを閲覧して頂いているあなたがそうです。

あなたは特にSEOサービス導入を検討しているわけではなく、たまたま検索していて見つけただけではないかと思います。

ですので私もこのページに対してわざわざリスティング広告予算をかけたりはしません。するはずがありませんよね。

でも逆に言えばこの意図していない検索マッチングがあったからこそ、あなたにアクセスして頂いて今に至る訳です。

それが無ければ、このサイトのことなど一切知らなかったというあなたと今このように接点を持つことはできませんよね。

SEOは遭遇の可能性が無限にある

ここにSEOの大きな可能性(メリット)があると思います。

リスティング広告は能動的に遭遇の計画を図る必要があります。100%こちらで操る必要がありますよね。

それに対しSEOはGoogleのアルゴリズムと、千差万別の検索ユーザーの検索傾向とが混ざり合って、無限の遭遇機会が自然発生するものだと思うのです。

その接点を広げる事

確かに成果や売上に直結したりはしないかもしれませんが、自然検索ではこのように検索ユーザーとの設置面積が無限に広がります。

その設置面積をできるだけ上げていくのがSEOと言えるのではないでしょうか。

・WEBサイトや商品の存在を知ってもらう機会を増やす
・ユーザーがアクションに対し選択肢の一つに入る可能性を少しでも上げる
・ユーザーを潜在顧客として育てる

ということが可能になるのです。

ただしあくまでも商用サイトの場合には、当然ながら「直近の売上に直結する」「費用対効果の高い」キーワードへの投資が優先されていくわけですから、その点は注意です。

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