iPhoneのマークアップ機能を使いこなす(画像を自由に装飾しよう)

iPhoneのマークアップ機能を使いこなす(画像を自由に装飾しよう)

iPhoneのマークアップ機能を使いこなす(画像を自由に装飾しよう)

iPhoneのマークアップ機能は、画像の上に手書き文字や図形・テキストなどを乗せて装飾する事ができる機能です。

画像は装飾された状態で保存できますし、オリジナルの画像にいつでも戻せます。

装飾は一つずつ選択・削除ができるので何度もやり直し可能です。

iPhoneのマークアップ機能について

今回はiPhoneのマークアップ機能をご紹介します。

マークアップは、画像の上に手書き文字や図形・テキストを入れて装飾する事ができる機能です。

装飾した状態の画像を保存できますし、いつでも元のオリジナル画像に戻す事が可能です。

本記事では画像の上に載せた手書きや図形などを、(装飾)要素と呼んで表現しています。

マークアップ作業の開始

それではマークアップの始め方をご紹介します。

アイコンの「アルバム」から装飾したい写真を選択し、右上の「編集」をタップします。

画像を選択した状態

写真のサイズが縮小して周りに黒い背景ができますので、右上の3つの点(…)マークをタップします。

3点マークをタップ

表示されたオプションのパネルから、「マークアップ」をタップしましょう。

オプションからマークアップ

以下のような画面が表示されたらマークアップが使えるようになります。

マークアップ画面

マークアップ作業の終了

マークアップ作業を終了するには、右上にある「完了」をタップします。

完了ボタン

この時マークアップ開始前の黒い背景が表示された状態に戻ります。

装飾を取り消す場合

ここで左下の「×」マークを押すと「変更内容を破棄」のボタンが表示されます。

左下の×マーク変更内容を破棄

上記ボタンを押すとその時実施した装飾は全て破棄されます(その前から反映されていた装飾は消えません)。

保存する場合

右下の「レ」マークを押すと装飾が保存され、アルバム写真のページに戻ります。

右下の「レ」マーク

最終的に画像を保存する場合は、「レ」マークを必ず押すようにしましょう。

今回の作業の以前からしていた装飾を消したい場合

×マークを押せば今回の作業はリセットされますが、その前から載せていた装飾は保存されたままです。

この場合は改めてマークアップ画面を開き、全ての要素を一つずつ選択してサブメニューから削除ができます(サブメニューは後述します)。

画像を保存していても、後から消せない要素はありません。

画面ツールの説明

下の方にペンの様なマークが並んでいますよね。左から順にツールを紹介します。

マークアップのツール

・赤の細いペン
・黄色の太いペン
・青のペン
・消しゴム
・選択ペン
・定規
・色(カラーパレット)
・それ以外のツールを使う「+」マーク

ペン3種

ペンをタップするとそのアイコンがにゅっと伸びます、これが選択された状態です。

ペンを選択した状態

ペンは赤・黄色・青の3種類あり、それぞれ引かれるラインの形状が異なります。

各ペンを選択して画像の上で適当になぞってみるとその通りに線が引かれます。

指で丸く書いた状態

上の画像の様にペンを選択した状態で右にある円形の「色」マークを押すと、ペンの色が変更できます。

ラインの色変更

ペンは太さや透明度の調節ができる

それぞれのペンを選択した後もう一度長押しすると、ペンの透明度や太さを調整することができます。

ペンの透明度や太さ調整

各ツールを選択して長押しして確認してみましょう。

書いた後からでも色変更できる

カラーパレットでの変更は、線を書く前におこないます。

ですが後述する「選択ペン」で線を囲めば、線を書いた後からでもカラーパレットで要素の色が変更できます。

消しゴム

消しゴムを選択して、ペンで書いた箇所をなぞると消えてくれます。

赤の線が丸く書かれた状態消しゴムで一部を消した状態

一部分だけ消したい時などに有効に使えます。

選択ペン

このペンを選択して画像上に載せた要素を囲むと、要素部分を点線で選択してくれます。

赤のラインが選択された状態

要素がない所では基本円形に選択範囲がでます。

装飾部分を囲うと、その装飾部分を取り囲んだ形状になります。

選択したところを長押しすると「カット・コピー・削除・複製」のサブメニューが表示されます。

サブメニューが表示された状態

その選択範囲をコピーしたり削除したりする事ができます。

選択ペンで手書きの要素を消す

手書きの要素を消す場合、その要素をタップしてもサブメニューが出ない場合があります。

その場合はこの選択ペンで要素自体を点線で囲い、選択した後に要素をタップしましょう。

上の画像の様にサブメニューが表示され、削除する事ができます。

定規

定規をタップすると定規が画像上に表示されます。この時最初は45度で表示されると思います。

定規が表示された状態

定規を指でドラッグすると定規の位置を動かすことができます。

定規を2本指で押さえたまま回転させると、定規の角度を変える事ができます。水平・垂直が可能です。

定規を水平にした状態

定規を表示させた状態で、ペンを選択してラインを引くと、定規に沿った直線を引く事ができます。

定規に沿って線が引かれた状態

下の定規のマークをもう一度タップすると定規を消す事ができます。

定規が消えた場合

定規が消えた場合、それは画面外に移動しただけなのですが、指では元の位置に戻せません。

そんな時はいったん画像の装飾を保存してマークアップを終了させましょう。

アルバムの写真の画面まで戻ります。

あらためて画像のマークアップ画面を開いて定規をタップすれば、初期の45度の状態で表示されるはずです。

+マークのメニュー

次に下の右端にある「+」マークをタップすると表示されるメニューを紹介します。

+マークを押した状態

・テキスト
・署名
・拡大鏡
・図形

テキスト

テキストをタップすると「テキスト」と入力された、Wordのテキストボックスの様な要素が表示されます。

テキストボックスの表示

ボックスを指でドラッグすると好きな位置に移動させる事ができます。

文字の書体や大きさ、色は下のカラーパレットで変更ができる様になっています。

左右の丸い点で左右にドラッグするとテキストボックスが横に拡大・縮小します。

テキストボックスを広げた状態

テキストの文字部分をタップすると「カット・コピー・削除・編集・複製」のサブメニューが表示されます。

サブメニューを表示した状態

メニューの中から「編集」をタップすれば、文字入力画面がでますので好きな文章に変更できます。

署名

署名はあらかじめ作っておいた「手書きの署名」を画像に載せる事ができる機能です。

初めての場合は下の様に白い画面がでるので、指で署名を書いて登録しましょう。

署名の欄

署名は複数追加・削除が可能です。

手書きして「完了」をタップすると自動で画像の上に置かれます。

画像の上に乗せた後に青い点で大きさを変えたり、円形の色マークのところで署名自体の色を変更する事もできます。

LPEGの署名が入った状態

拡大鏡

拡大鏡をタップすると丸い円が表示され、その中だけ拡大された状態になります。

頭部に拡大鏡を乗せた状態

この拡大マークは移動させる事ができ、移動した箇所が拡大されます。

円の端についた「青」の点でドラッグすると、円の大きさを拡大・縮小する事ができます。

円の端についた「緑」の点から円の淵に沿ってなぞると、拡大の度合いを調整する事ができます。

青が拡大鏡のサイズ、緑が拡大度合いを調整

※緑の点は12時の方向から3時の方向までの45度の間しか動きません。

図形

「四角・丸・吹き出し・矢印」が用意されています。それぞれタップすると画像の上に図形が表示されます。

図形上にある青い点や緑の点をドラッグする事で、図形の大きさや角度を調整できます。

吹き出しや矢印を表示・加工した状態

下にあるカラーパレットには「背景あり」か「縁取りのみ」があります。それぞれで図形の色を選ぶ事ができます。

作業を取り消す場合

上部にある「マークアップ」タイトルの右にある青い矢印をタップすると、一つ前の作業・一つ後の作業へと順に戻す事ができます。

2つの矢印マーク

その時実施した作業は全て記録がされているので戻る事が可能です。

一旦マークアップを終了した場合、再度開いても前の作業には遡れません。

それ以外に自分が書いた装飾部分を長押しする事でも「カット・コピー・削除・複製」のサブメニューが表示されます。

ここから装飾した要素を削除をする事ができます。

まとめ:ポイント

マークアップ機能においては、基本的に次の様なポイントがあります。

・全ての要素は装飾を保存した後からでも、一つずつ全て消す事ができる
・いつでもオリジナル画像に戻せる
・マークアップ中の過去の作業には、1つずつ戻る事ができる
・下に並ぶ各ペンを長押しで太さや透明度が変更できる
・装飾要素をタップすると、コピーや削除ができるサブメニューが出てくる
・要素が選択された状態なら下に出てくるカラーパレットで色が変更できる

今回はiPhoneの紹介でしたが、iPadでも同じ機能があり使い方はほぼ同じです。

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