iPhoneのアプリにパスワードロックを掛ける方法
iPhone本体のパスワードロック以外に、各アプリ別にパスワードロックを掛ける事ができます。
ショートカットアプリに命令を設定し、それを実行する「Instagram」アイコンを準備します。本来のInstagramアイコンは使いません。
設定された4桁数字を入力するとInstagramを起動し、入力を間違ったらアラートが出るif文が設定されています。
iPhoneはアプリ単位でパスワードロックが掛けれる
iPhone自体へのパスコードは、皆さん当然設定されていますよね。
しかし実はiPhone上の各アプリ(LINEやInstagram)にも、個別にパスワードロックができる事をご存じでしょうか。
本記事ではInstagramのアプリに対し、実際にパスワードを掛ける方法をご紹介します。
完成した形
Instagramアプリをタップすると、画面上部でパスワード入力を聞かれます。
ここで前もって設定したパスワードを入れないと、Instagramが開かない訳です。
この時のパスワードは「数字4桁」で設定します。
この様にしておけば、iPhoneを誰かに貸してもアプリを開かれる事はありません。
[an error occurred while processing this directive]ショートカットアプリを使う
まずは「ショートカットアプリ」を開きましょう。今回もこのショートカットアプリで作った命令を利用します。
「ショートカット」アプリが入っていない場合は、インストールして下さいね。
ここからはダークモードでの解説です。背景が黒いだけで他は変わりません。
アプリを開いたら右上にある「+」マークを押し、青色の「アクションを追加」ボタンをタップしましょう。
スクリプティングの設定
中央部に青色で「スクリプティング」のリンクがあるので、それをタップしましょう。
出てきた検索候補を下にスクロールして、「入力を要求」を探してタップして下さい。
入力を要求
ショートカット画面に「入力を要求」タイトルと、「プロンプト」で「テキストを要求」というパネルが入ります。
「プロンプト」の欄の文字を「パスワード」に変更し、テキストは下の候補から「数字」に変更します。
if文の挿入
ここまで終了したら、すぐ下にある「次のアクションの提案」の欄から「if文」を選択しましょう。
「もし指定入力が…」のアクションパネルが入ります。
表示されたパネルの「条件」をタップし、項目から「次と等しい」に選択します。
後に並ぶ「数字」をタップし、今回のパスコード4桁を入れて決定します。
Appを開くアクションの追加
ここまで終了したら、新たに画面下の検索窓で「App」と検索します。
パネルの下に隠れて検索窓が見えない場合がありますので、画面を消さない様に注意して下さい。
検索候補から「Appを開く」を探してタップすると、アクション欄に追加されます。
追加されたアクションの「App」の部分を押します。
一覧からInstagramアプリを選択します。
Instagramを開くアクションの順番を移動させる
ここで重要なのが、アクションの順番変更です。
「Instagramを開く」のアクションが「その他の場合」の上に来るように、ドラッグ移動させましょう。
Instagramを開くパネルをぐっと押したまま上に移動させ、スペースが空いたらそこで離します。
ここまで進めば以下の様な状態になると思います。
「Instagramを開く」が「もし…」と「その他の場合」の間に入っている状態
アラートの設定
では次に、画面下の検索窓をタップして「アラート」と検索しましょう。
候補の中から「アラートを表示」を選んでアクションに追加します。
この時「if文の終了」の下に追加されるはずです。
パスワードが違う時のアラート文
「続けますか?」のところは、パスワードが違う際のアラート警告文章です。
そこをタップして、例えば「パスワードが違います」などに変更して下さいね。
アクションの順番を移動させる
さらにこのアラートのパネル自体を、「その他の場合」の直下に来るようドラッグして移動させます。
これでif文のショートカット作成が完了しました。
右上の「×」で戻りましょう。ショートカットのTOP画面に「if文」が追加されていると思います。
タイトル変更
最後に「if文」のタイトルを変更しておきましょう。
「if文」タイトルの隣の三点マークをタップすると、先程の編集画面となります。
「if文」の部分をタップすると、カーソルが入って編集できるようになります。
「Instagramパスワード」などにしておけばわかりやすいと思います。
別にアプリアイコンを必要する
今回の設定を行う場合、通常使っているInstagramのアプリアイコンを押しても機能はしません。
今回のショートカットの命令を有効にする「専用のアイコン」が別に必要になります。
このアイコンを「Instagramの画像」にしておけば、見分けが付かない訳ですね。
Instagramアイコンをスクショする
WEB上にある「Instagramのアイコン画像」を探して、スクリーンショットで撮影して下さい。
撮影画像をアイコンの形(四角形)にトリミングして、再保存しておきましょう。
この画像を、ショートカットを実行するアイコンとして使う訳です。
ホーム画面にショートカットを出す
タイトル横の青いマークを押して、「ホーム画面に追加」をタップしましょう。
上記の様な画面になりますので、「ホーム画面の名前とアイコン」欄のアイコン部分をタップします。
以下のメニューが表示されます。
・写真を撮る
・写真を選択
・ファイルを選択
「写真を選択」をタップして、画像一覧の中から先程保存したInstagramの画像アイコンをタップします。
右下の「選択」を押しましょう。
するとアイコンが選択した画像に変わります。
この状態で右上の「追加」をタップすると、ホーム画面に追加されます。
これでパスワードロック付のInstagramアプリを開く準備が整いました。
[an error occurred while processing this directive]動作チェック
では実際にアイコンをタップしてみましょう。
画面上部にパスワードの入力画面が表示されます。
設定した数字を入れると、Instagramが起動する事を確認しましょう。
数字を間違えると「パスワードが違います」とでます。
注意
まず本来のInstagramのアイコンは隠しておく必要がありますね。
それから、これらの設定はショートカット上の命令なので終了時に「ショートカットのガイダンス」が出ます。
ちらっと出ると違和感がありますが、パスワードが掛けられれば問題はないでしょう。