ショートカット操作 マウスのホイールクリックをご存じですか

ショートカット操作 マウスのホイールクリックをご存じですか

ショートカット操作 マウスのホイールクリックをご存じですか

マウスのホイール部分は回転させてスクロールに使う以外に、直接押すホイールクリック機能があります。

×マークを押さずとも、タブ上にマウスカーソルがあればホイールクリックで閉じる事ができます。

リンクをホイールクリックすると別窓で開きます。タスクバー上のアプリは新規で開く事ができます。

マウスのホイールクリックをご存じですか

皆さんは日頃、マウスのホイール部分をどう使っていますか?

ホイール部分の役割は、回転させてページをスクロールするだけではありません。

ホイール部分自体を指で押す事ができますよね。これが「ホイールクリック」(ミドルクリック)です。

本記事では、このホイールクリックを使った便利技を紹介します。

マウスホイールとは

マウスホイールとは、マウスの前方部についた回転軸の事です。

マウスのホイール部分

転がすと画面を上下にスクロールさせる事ができます。普通はこれですよね。

ところがそれ以外にホイール自体を押し込む事で、クリック操作を行うことが可能です。

本来キーボードキーと組み合わせるような操作が、ホイールクリックで可能になります。

ホイールクリックの機能

ではホイールクリックの主な機能を紹介しましょう。

タブを閉じる事ができる

まずブラウザのタブをホイールクリックすると、そのタブを閉じる事ができます。

ブラウザのタブ部分でホイールクリック

通常はタブを閉じる際「×」の場所までマウスを合わせないといけませんよね。

ここでホイールクリックを使えば、マウスカーソルがタブ上のどの位置にあっても効きます。

タブを閉じるときは大変便利です。

Google Chrome・Edge・Firefox、いずれのブラウザでも有効です。

タスクバー上のウィンドウを閉じれる

タスクバー上のウィンドウをホイールクリック

タスクバー上にアプリが複数起動した状態でも、ウィンドウ自体をホイールクリックすれば閉じる事ができます。

タブにマウスカーソルを合わせると×マークが出ますが、×マークを押す必要がなくなります。

サムネイル画像のどこかにマウスがあれば、ホイールクリックで閉じる事ができるのです。

リンク先を別ウィンドウで開く

リンク先のページを別窓で開こうとする場合、それまではCtrlなどを押しながらクリックしていたと思います。

リンクをホイールクリック

ホイールクリックでリンクをクリックすると、自動で別ウィンドウで開いてくれます。

ブラウザやメールなどリンクが設置してある部分ならどこでも有効です。

マウスの押す部位を変える事で、別窓で開くかどうかをその場で選択できる事になりますね。

タスクバーのソフトを新規に開ける

さらに便利技があります。PCのタスクバーによく使うアプリの「アイコン」を表示させている事がありますよね。

既にアプリを起動している場合、通常クリック(左クリック)だとそのアプリがアクティブになるだけです。

タスクバー上のウィンドウサムネイル候補

仮に複数ウィンドウを開いているなら、上記の様にウィンドウサムネイルが表示されるだけですね。

稼働ウィンドウに関係なく新規展開

アイコンをホイールクリックで新規ウィンドウが開く

ここでホイールクリックでタスクバーのアイコンを押すと、常に新規にアプリが立ち上がります。

ホイールクリックを使えば起動中のもののある・なしに関わらず、新規アプリとして立ち上げる事が可能です。

ホイールの本来の機能

本来のホイールを使った機能も一応紹介しておきます。

移動スクロール

例えばWEBページを開いている状態で、余白部分でマウスのホイールを押します。

マウスの動きに合わせて上下左右へ動く

するとアイコン表記が変わり、マウスを移動させるだけでページがスクロールする状態になります。

スクロールバーが出ていれば、上下だけでなく左右にも移動できます。

これは、もう一度ホイールを押し込む事で解除されます。

文字の拡大縮小

キーボードのCtrlキーを押しながらマウスのホイールを回転させると、画面自体(文字も)が大きくなったり小さくなったりします。

表示サイズの拡大・縮小ができる訳ですね。

現在のウィンドウの大きさ%表示

ブラウザによってはサイズ変更中「%表示」がされます。100%が元の状態です。

ホイールクリックが効かない場合

もしホイールクリックをしても操作が効かない場合は以下の事を試してみましょう。

・マウスを再接続する
・マウスホイールを掃除する
・ドライバを再インストールする
・レジストリキーを修正する

レジストリキーの編集方法

Windowsキーを押しながら「R」を押し「ファイル名を指定して実行」を呼び出します。

入力欄に「regedit」と入れて「OK」をクリックしましょう。

レジストリエディターで該当箇所へ移動

レジストリエディターが起動したら「コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop」を開きましょう。

WheelScrollLinesの値の確認

Desktop内の「WheelScrollLines」の値が「3」になっているか確認します。

3でなかった場合

もし値が「3」出なかった場合は、「WheelScrollLines」をダブルクリックしましょう。

WheelScrollLinesの編集

「文字列の編集」ウィンドウが表示されるので、「値のデータ」を「3」に設定して「OK」をクリックしましょう。

編集が完了したら、パソコンを再起動することで設定が反映されるはずです。

タッチパッドでのホイールクリック

タッチパッドのPCでもホイールクリックに相当するアクションができます。

これが「3本指」での同時押しです。

タッチパネルの3本指押し

・1本指でのタッチが通常クリック
・2本指でのタッチが右クリック
・3本指でのタッチがホイールクリック

タッチパッドでは、上記の様にマウス操作に対応しています。

3本指によるアクション

タッチパッド上では3本指による様々なアクションがあります。

↑マルチタスク表示
↓デスクトップの表示
←アプリの切替
→アプリの切替

以上補足まででした。

この記事をシェアする

一押し人気コーナー紹介

その他フリージャンル記事