
【必須】WEB系フリーランスになる8つのスキル
WEB系フリーランスになる8つのスキル
私はWEB系のフリーランスを続けて15年以上になります。
10年前は何をするにも大変な環境
今でこそある程度の固定クライアントを抱えており、自分から積極的に仕事を取りにいかなくても良いようになりましたが、昔は大変でした。
固定客もなかなかつかないし、なかなか月の売り上げも上がらない、「こんなんでやっていけるのだろうか」と不安を感じていた事を思い出します。
まず基本となる自分の技術を向上させるにも、それが専門書にしか書いていない時代でしたので、「この部分のこの情報を知りたい」というピンポイントな疑問を解決させるのにも書籍を買う必要がありました。
便利な時代になりました。
それに対して今は、WEB系の事に関して自分が知らない事はネット上にほぼ全て載っています。ですので検索すれば大体出てくる便利な時代ですよね。
それから、独立した当初は当然マッチングサービスなどありませんので、潜在的な顧客のニーズはあったとは思いますが今の様に簡単に需要と供給が情報として発信されしたりはしていません。
それが今はクラウドサービスの充実で、確かに単価は低いかも知れませんが自分のレベルにあった仕事を(練習の意味でも)いつでも探せるようになっています。
その意味では非常にWEB系の仕事がしやすい環境になっていると思います。
あなたに備えて欲しいスキルを8つ紹介
繰り返しになりますが、IT系に関する市場・技術環境は申し分ない時代に私たちは生きています。
今すぐにでも会社を辞めてフリーランスで独立できますよ等と決して豪語はしませんが、まずは副業として並行しながら初めてみれば、どのような方であっても十分にやっていける業界であると考えています。
ITは将来的にも一番廃れない業界であるからです。
もし私が今15年前に戻ったら
そこで本記事では、もし今自分自身が「何も持っていない15年前の私に戻ったとしたら」何からしていくだろうと考えた時に、絶対に必要と思う8つのスキルをまとめてみました。
みなさんが必ず一度は通る道
以下の項目は重要なスキルといっても難易度はそんなに高くはありませんし、人によっては既に習得済みのスキルかも知れません。
でも何も持っていない人にとっては最初に取り組むべき基本的な項目であり、みなさんが必ず一度は通る道です。
後はそれをベースにどれだけ自分の能力を伸ばせるか、になってきます。
レベルが上れば様々な可能性が広がります。
自分のレベルが上がればそれだけ単価の高い仕事が取れるようになりますよね。
最終的にはIT系の会社に転職する事も出来ますし、フリーランスとして独立したり、仲間と会社を設立する事だってできます。
覚えておいて損はないのです。
【その1】htmlタグが書ける
まず一番は、当然ですが「htmlコードのタグ」が書ける事ですね。
htmlタグ
<p>文字</p>
このように文字や文章を前後をコードで囲む事でWEBサイトは出来ています。このコードの種類を覚えるだけです。
どんなに高度な技術を使ったWEBシステムであっても、基本は全てこのタグでできています。ですのでコードを覚えてタグ打ちができるようになりましょう。
全て一からコードを書けと言っているのではありません。
覚えてくれと言いましたが、コードを全て手で書く訳ではありません。
後述しますが、基本的に構築された(既にコードが掛かれた)テンプレートをベースにするのですから、全て書く必要はありません。
制作とは基本テンプレートをカスタマイズするもの
WEB制作とは極論、基本テンプレートをカスタマイズして作るものだからです。
ただその内容がきちんと把握できていないと、いざカスタマイズが必要な際に対応できないですよね。
Wordpressなど便利なサイト構築システム(CMS)が流行しており、管理画面から全て操作できる便利なツールしか使った事がない人もいますが、応用が効かない使い手になってしまわない様にしなければなりませんよね。
ですのでコードが掛ける(タグ打ちできる)事が基本中の基本です。
【関連】まずは基本をおさえよう!
【その2】ポートフォリオを持つ
上記のタグ打ちの練習の意味でも、それからご自身をアピールするツールとしても、あなたの紹介サイトだったり制作事例集などを準備する必要があります。
これが「ポートフォリオ」です。
ポートフォリオをいくつか作る事で自分の制作技術も確実に上がります。その制作物をみてクライアントは仕事を依頼するかどうかを判断しますので、時間は掛かってもいいのでしっかり良いものを作りましょう。
制作を通してパターンを身につける
そしてポートフォリオを作ると同時に自分なりの制作フロー(パターン)を構築すると良いですよね。
まずは新規でWEBページを制作をしてみて(ランディングページなど)、それに慣れてきたらテンプレートを利用してみましょう。
・基本テンプレートを選ぶ
・テンプレート内の把握
・カスタマイズ
・サーバーUP公開
WEB制作に関して言えば上記フローでサイトは構築できます。このパターンを覚えておきましょう。
【関連】まずは基本をおさえよう!
【その3】他人の書いたコードがわかる
これは少し難易度が高いかも知れませんが、基本テンプレートをカスタマイズできる様になるためには、すでに書いてあるコードを読む力が必要になります。
この把握がどれくらいできるのかによって、カスタマイズの自由度も変わってきます。クライアントからの要望に応えれる幅が変わってくると言っていいでしょう。
最初は出来なくてもいいと思います。これは慣れしかありませんからね。
【その4】フォトショップが操作できる
Photoshop
ホームページを作る際に画像加工ソフトはどうしても必要です。
フォトショップは難しくないのか?
そのような事はありません。
基本はページ内に入れる画像をソフト内に読み込んで、ホームページ用のイメージ(imgタグで表示させるデータ)画像として出力するだけですね。
画像を加工したりバナーを作ったりする場合は、その間に何工程か入るだけ、これだけです。
まずはフリーソフトからでもOK
私はPhotoshopを使っていますが、最低限度の操作ができるものであればフリーソフトでも構いません。
今回はあくまで「入り口として」ですので。のちのち本格的にAdobe製品などを購入したりすればいいと思います。
【その5】SNSで自分をアピール
facebookやTwitterを活用して、自分をアピールできる媒体を確保しておきましょう。これはIT技術レベルには全く左右されません。
普通に人が使うようにSNSを利用するだけ
あなたがそう言った仕事をしている事を適宜SNS上でアピールできればそれで良いのです。
クライアントは仕事を依頼する人がどんな人なのかを知るためにも、あなたのSNSはポートフォリオとは別に必ずチェックされると思います。
SNSは技術うんぬんよりもあなたの人柄が出るので、あなた自身をアピールできる手段としてSNSは重要ですね。
【その6】コミュニケーション
ここからが重要なポイントです。制作技術やレベルはいくらでも補助できますが、クライアントとのコミュニケーション能力は補助ができませんよね。
「コミュニケーション能力」イコール「営業力」
例え相手とメールでしかやり取りをしないとしても、メールの文面にあなたのコミュニケーション能力はあらわれます。
一つの提案をするにしてもわかりやすく、相手が判断しやすいように端的にまとめて、認識の違いが生まれない様にフォローも入れる。この辺りは電話はもちろんメールででも表現ができます。
極端な話メールで「笑い」が取れるようにまでなれば、相手の心をつかんだ事になり、固定客になってくれる可能性も高まりますよね。
基本的にはメールで笑いを取るのは失礼です。しかしそれを「冗談」に取ってくれる程にまで関係が築けているかどうかですよね。
【その7】信用を上げる
上記のコミュニケーション能力ももちろんですが、クライアントからの信用がどれだけあるか、これが案件の獲得そしてクライアントとの関係継続のキモになります。
信用を勝ち取る事ができさえすれば例えあなたがフリーランスであっても、仕事は法人の業者ではなくあなたのところに来ます。
信用の低いWEB制作業者の存在
これは逆に言えば信用の低いWEB業者もたくさんいる事を指しています。
人数を抱えているWEB制作業者は当然利益の上がる仕事を優先して、そうでもない仕事(利益の上がらない仕事)は何週間たってもやらない事があります。
頼んでいる方にとってはその度合いに関係なく「やってもらわなければ困る」のです。
信用を勝ち取るのはシンプルです
・スケジュールを守る
・約束を守る
・ウソを言わない
・言い訳をせず素直に謝る
失敗をしたら信用が下がる訳ではありません。次の行動でいくらでもカバーできます。
得るは難し失うは易し
相手からの信用は時間を掛けて培うものです。積み上がるのは少しずつですが、なくすのは一瞬です。
だからこそ信用を勝ち取る事ができれば、それがそのまま自分の財産になります。そのクライアントから別のお客様を紹介してもらう事だってありますからね。
【その8】自身の品質を保つ
常に自分の体調管理・健康管理に気を付けましょう。最低でも週2回は運動を心がけたいものですね。
あなたの代わりはいくらでもいるからです
風邪を引いたり病気になったりしたとき等の補償が無い意味で、フリーランスはリスクを抱えています。
何よりクライアントからの信用は「いつでも笑顔で対応してくれるあなたである事」で保たれています。
ですので決してクライアントを不安にさせないように、「他に誰かいないかな」という邪念を持たれないように、いつも同じ自分であり続ける事を意識しましょう。
いかがでしたか。
8つのスキルに取りこぼしはありませんでしたか?どれをとってもそれ程難しい事はなかったと思います。
中には継続性が必要なスキルもあり、その面では私も常に念頭において実践しているつもりです。
具体的にどのようにスキルを習得していくべきか、その各項目を一つずつ習得していけるように詳細を各記事にまとめていますので、是非ご覧ください。