Googleフォト、Gmail、Googleドライブデータが2年間未使用や容量超過だと削除されます(サービスポリシー変更)

Googleフォト、Gmail、Googleドライブデータが2年間未使用や容量超過だと削除されます(サービスポリシー変更)

Googleフォト、Gmail、Googleドライブデータが2年間未使用や容量超過だと削除されます(サービスポリシー変更)

・全て未使用の場合…「全データ削除」
・部分使用の場合…「未使用サービス内データのみ削除」
・容量超過のままの場合…「使用サービスに関わらず全データ削除」

Googleサービスポリシー変更

2020年11月11日、Googleフォト、Gmail、Googleドライブのサービスポリシーが変更されました。

利用されていないストレージ、または保存容量の上限を超過しているストレージに対するものです。

Googleストレージの仕組みに関する今後の変更はこちら

ストレージとは

Googleアカウントには元々、Gmail、Googleドライブ、Googleフォトで使用できる15GBの保存容量が無料で提供されています。

これがGoogleストレージと呼ばれるものです。ハードディスクの様なものですね。

様々なサービスデータを、このストレージ範囲内で保存・利用している訳です。

Googleフォト、Gmail、Googleドライブの合計が15GB以上(無料枠)となるデータを利用・保存していると、保存容量を超過になります。

ポリシー変更による影響

今回のポリシー変更により、2年以上利用されていないストレージ内データが削除される様になります。

利用の跡がまとまった期間見られないという事は、有効活用できていないという事の証です。

無駄に提供しているのなら整理していこうというのがGoogle側の主旨でしょう。

ストレージ容量を超過しているアカウントもデータ削除対象に

重要なのは、使用していないサービスだけでなく保存容量を超過したままのアカウントもデータ削除の影響を受ける事です。

データ削除・移行による容量確保や追加容量の購入など、超過に対する対応をしないまま2年以上放置されている場合も、全てのデータが削除される対象になります。

無料の保存容量の確認方法

Gmailの受信トレイ画面(一番下)

Gmail受信トレイ画面の一番下

Gmailの受信トレイ開くと、ページの一番下に「0.0GB/15GB」という形で残量が表示されています。

これは合計の消費量です。さらにその下にある「管理」をクリックします。

Googleドライブ、Gmail、Googleフォトの使用割合と合計

すると共有されているGoogleドライブ、Gmail、Googleフォトの使用割合と合計が表示されます。

削除の対象となるデータ

今回のポリシー変更に伴うデータ削除の対象となるサービスは以下です。

・Googleフォト
・Gmail
・Googleドライブ

Googleドライブ内データ(以下一式を含む)

・Googleドキュメント
・スプレッドシート
・スライド
・図形描画
・フォーム
・Jamboard
・サイトデータ
etc

例外サービス

Googleサイトや Google Keep、BloggerやYouTubeのコンテンツは今回のポリシーの対象外ですので、削除措置はありません。

Googleアカウントはどうなるのか

今回はサービス内データの削除のみですので、Googleアカウント自体は削除されません。

2年以上利用していない・或いは利用超過の状態のサービス内データが削除の対象になるだけです。

Googleアカウントのログイン自体はできますし、サービス自体が利用できなくなったりはしません。

2021年5月31日まで(ポリシー変更前)

保存容量の計算対象

ストレージ全体のうち、以下のアイテム保存容量がどれだけを占めているのかが記録されていました。

・Googleフォト内にある画像や動画
・Gmailのメールや添付ファイル
・Googleドライブ内のファイル

合計が保存容量を超えていた場合の影響

・新しいファイルや画像はGoogleドライブにアップロードできない
・元の画質の写真や動画はGoogleフォトにバックアップできない
・Gmailでのメールの送受信機能が影響を受ける可能性ある

容量超過でも大きな罰則はなし

この様にポリシー変更前は、超過状態のままでも特に罰則はありませんでした(利用は制限されています)。

これが6月1日以降は大きく変わります。

2021年6月1日以降はこうなる(ポリシー変更後)

保存容量の計算対象

6月1日以降もGoogleフォトにバックアップされた画像や動画およびGmailメールや添付ファイルは、もちろん累積計上されていきます。

しかしGoogleドライブ内データは違います。

Googleドライブ内データは新規に計算

Googleドライブ内データで保存容量にカウントされるのは、2021年6月1日以降に作成または編集されたファイルからです。

つまり以前からアップロードまたは編集されていたファイルは、保存容量にはカウントされないのです。

今までのドライブ内データを無視してくれるなんて、かなり親切ですよね。

今までのデータは見逃してやるから「その代わり今後は気を付けとけよ」という事なのでしょう。

2年間「未使用サービス」がある場合

これまでに加えて以下の対応が加えられる事になります。

・2年以上未使用状態のサービスがある場合、そのサービス内データのみを削除

合計が保存容量を超えていた場合の影響

・新しいファイルや画像はGoogleドライブにアップロードできない
・元の画質の写真や動画はGoogleフォトにバックアップできない
・Gmailでのメールの送受信機能が影響を受ける可能性ある

ここまでは同じですが、それ以外に以下の制限も掛かります。

追加制限

・共同編集用コンテンツ作成アプリによるファイルの新規作成ができない
・あなた以外の他のユーザーからも、対象ファイルの編集やコピーができない

2年間「容量超過状態のまま」である場合

容量超過の状態を放置している場合、使用量を上限以下に減らす必要があります。

そうしなければ以下の措置が加えられる事になります。

・2年以上そのままなら全てのデータを削除

ストレージ容量を超えるデータ利用状態が2年続けてしまうと、使っている使っていないに関わらず全てのデータを削除されてしまうので大変危険ですね。

※Googleアカウントへのログインとアクセスはいずれも引き続き可能です。

削除の3か月前にユーザーにメール告知

この削除対応はいきなり行われる訳ではありません。

まずは削除する3カ月前に、アカウントユーザーに対して対象サービス内での通知や案内メールが送付されます。

その中で容量超過の際には保存容量の追加購入やファイル消去による容量確保など、アカウント削除を回避する方法を紹介します。

2年以上使っていなくて全く問題が無いのであれば、そのまま放っておいて構いません。

メール告知後の対応例

今のところ容量を確保(上限容量内で賄う)するには以下の方法があります。

・追加容量の購入
・一定量データの削除
・PCなどのデバイスにダウンロード

今回の対象となるGoogleのサービスを使っているのであれば、メールが届いたら速やかに容量確保に努めましょう。

パターンごとのデータ削除対応

データ削除の対応は、ユーザーの使用状況により異なります。

未利用の場合

未使用のまま2年以上放置していた場合、Gmail、Googleドライブ、Googleフォトから全てのコンテンツが削除されます。

もちろん放置せざるを得ない諸事情(ライフイベント)が発生している可能性もありますよね。

そのため「2年」の猶予が設けられています。

アカウント無効化管理ツールも利用できる

これはユーザーが一定の期間自分のアカウントを利用しない状態が続いた場合の手段の一つです。

アカウントデータの一部を公開したり、他のユーザーに通知したりもできます。

アカウント無効化管理ツール

長期間利用できない状態が続く事が想定される場合は検討してみて下さい。

容量超過の場合

容量超過のまま2年以上未対応の場合、Gmail、Googleドライブ、Googleフォト上の全てのデータが削除されます。

未対応とは、空き容量の確保や追加の保存容量の購入などを行わない事です。

つまり日ごろから使っていても容量が超過したまま2年が過ぎると、全データが削除されてしまう事になります。

容量超過の状態に対し何らかの対応が必要ですね。

部分利用の場合

例えばGmailとGoogleドライブは使っているが、Googleフォトは2年の間一度も使っていないとしましょう。

その場合Googleフォト内のデータのみが一括削除されます。

当然、データ全体としては上限容量内でまかなっている事が前提です。

データが削除されないようにするには

もしあなたがストレージ容量内でサービスを利用しているのであれば、これまで通り各サービスを利用するだけです。

削除される事はないので、何ら気にする事はありません。

保存容量の上限を超えないための対応

もしあなたがストレージ容量を超過したままにしている場合は問題です。

容量以内に留めないと、2年後には全てのデータが削除されてしまいます。

繰り返しとなりますがストレージの上限容量内に収めるには、以下の方法があります。

・データの削除
・PCデバイスなどへのダウンロード
・保存容量の購入

3つのサービス合計で無料枠は15GBです。どのサービスが肥大しているのかを確認した上で対処が必要です。

対応例:データのダウンロードおよび削除

Googleフォトなら選別した写真を別デバイスにダウンロードし、ストレージ上の画像は消しましょう。

Gmailならかなり古くて必要ないメールは削除しましょう。

Googleドライブ内も古くて不必要なものは削除するかダウンロードしてしまいましょう。

Google Oneメンバーシップで追加容量を購入

Google Oneメンバーシッププランを契約してにアップグレードすれば、ストレージの保存容量は追加拡張ができます。

Google Oneを利用すると、プランは月額250円からあり6種類のストレージプランから選択ができます。

Google Oneメンバーシップはこちら

他にも特別なプロモーションや関連サービスを購入する事で、無料で追加のストレージ容量が提供される事もあります。

Googleのストレージ管理ツールからも、上記の空き容量を増やす方法は確認できます。

いずれかの方法で超過した状態を回避するようにしましょう。

まとめ:2年経過で削除されるポイント

・全て未使用の場合…「全データ削除」
・部分使用の場合…「未使用サービス内データのみ削除」
・容量超過のままの場合…「使用サービスに関わらず全データ削除」

容量を超過していると、サービスを利用中でも2年後には全て削除されます!

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