Office Wordを使ってWordpressに投稿する方法

Office Wordを使ってWordpressに投稿する方法

Office Wordを使ってWordpressに投稿する方法

OfficeのWordからWordpressサイト記事を投稿する事ができます。

テーブル表や画像・図形などを挿入する事ができます。投稿カテゴリも選べます。

ただWord産の記事はWordで編集するとルールは決めましょう。xmlrpcの接続許可も必要です。

WordからWordpressサイトに投稿ができる

Wordpressは管理画面からだけでなく、OfficeソフトのWord(Microsoft Word)から投稿する事ができます。

これには様々な用途においてメリットがあります。

・遠隔地からWordpressの投稿をしたい場合
・Wordpressの管理画面を通さず第3者に記事投稿してもらう場合

特に記事を外注している場合、Wordpress管理画面を通さず投稿してもらえるので便利です。

wordpressの制限ログイン情報

Wordで記事を投稿する際、通常の管理画面に入るログイン情報の入力が必要です。

・管理画面URL
・ログインユーザー名
・パスワード

ログインユーザー情報の権限

セキュリティの観点から、管理者権限をもつユーザーでログインするのは危険です。

ユーザー作成時の権限リスト

「寄稿者」または「投稿者」権限をもつユーザーを作成し、そのユーザーでログインする様にしましょう。

特に記事を外注する時はこの権限コントロールは必須です。第三者にログイン情報を渡す必要がありますからね。

基本的な事ですが、情報漏えいには十分気を付けましょう。

Microsoft Wordでの設定

それではまず、Microsoft Wordでの設定から始めます。

ファイルから新規作成へ進んだ状態
※背景が黒になっています。

普通にWordを開いて「ファイル」から「新規作成」をクリックしましょう。

テンプレートの選択

検索欄
検索ボックス欄

検索結果

テンプレートの検索欄に「ブログ」と入力すると「ブログの投稿」パネルが表示されるのでそれをクリックします。

ブログの投稿テンプレートを選んで作成をクリック

いくつかテンプレート候補の紹介がありますが、「ブログの投稿」が表示されている状態で「作成」ボタンを押します。

※他のテンプレートを選ぶと、Wordpressにつなげる事ができませんので「ブログの投稿」を選びましょう。

ブログアカウント設定

ブログアカウントの登録

すると「ブログアカウントの登録」という小さな窓が表示されますので、「今すぐ登録」をクリックします。

Wordpressを選択

新しいブログアカウントの画面で、選択ボックスから「Wordpress」を選んで「次へ」をクリックしましょう。

新しいWordpressアカウントのパネルが表示されます。

新しいWordpressアカウントのパネルに情報を入力した状態

・ブログ投稿先URL(末尾のxmlrpc.phpはそのまま)
・ユーザー名
・パスワード

この3つを入力してOKを押し、以下の表示が出たら登録完了です。

アカウントが登録されました。このアカウントの設定を変更したり、アカウントをさらに追加するには「ブログの投稿」タブの「アカウントの管理」をクリックして下さい。

注意

SSL化している場合は、URL欄をhttpsで始める様にしましょう。

URLの末尾にあるxmlrpc.phpはWordpress内のファイルで、wp-config.php等と同じURL位置にあります。

下の「パスワードを保存する」にはチェックを付けておきましょう。

でないとこの後操作中に何度も聞かれて面倒になります。

ブログ投稿画面

完了すると以下のようなブログ投稿画面が表示されます。

ブログ投稿画面
黒背景になっています。

タイトルと文章を入れる欄が用意されており、上部にメニューが表示されていますね。

上部メニューについて

画面上部に並んでいるアイコンメニューをご紹介しましょう。

Wordpressへの投稿に関する重要な項目が並んでいます。

ブログメニューアイコン

・発行
・ホームページ
・分類の挿入
・既存の投稿を開く
・アカウントの管理

発行

発行を押す事で、入力したWordの文書がWordpressに投稿されます。

試しにタイトルと文章を入れて発行を押してみると、サイトの方に実際に投稿されているのがわかります。

随時この発行ボタンを押せば、それが反映される訳ですね。

ホームページ

投稿先のWordpressサイトのTOPページが表示されます。

分類の挿入

カテゴリの選択ボックスが出た状態

「分類の挿入」を押すと、Wordpress上でカテゴリを設定している場合はそれが表示されます。

実際にWordpress上に設定されている投稿カテゴリを選ぶ事ができます。

既存の投稿を開く

過去記事のリスト

「既存の投稿」を押すと、過去に投稿されている記事の見出しが表示されます。

この時表示される記事一覧は、Wordpress産・Word産問わずです。

記事を選択するとその内容が表示され、再度編集ができるようになります。

アカウントの管理

管理者によっては複数のWordpressサイト管理をされている場合がありますよね。

「アカウントの管理」から複数のWordpressアカウントを登録・接続する事ができます。

ブログアカウント画面

最初に登録したアカウントが1件目として表示されていますよね。

別のアカウントに切り替えたり、新規に追加する事ができる様になります。

複数アカウントを登録している場合

アカウントを複数登録している場合、タイトルの下に「アカウント」のプルダウンメニューが表示されます。

ここから投稿するWordressアカウントを選択する事もできます。

記事を投稿する

基本的にはWord文書と同じなので、Wordの感覚で入力していく事になります。

文字の書体、文字の色、太字、打消し線など、Wordの装飾機能がそのまま利用できます。

特に「一つ前の操作」以外に「一つ先へ進む操作」もできる点は、Wordならではの利点だと思います。

Wordpressの管理画面上では、「一つ先へ進む操作」は使えませんからね。

テーブルレイアウト

いわゆる表組のテーブルレイアウトが使えます。

上部にある「挿入」タブを押し、一番左の「表」からレイアウトを挿入していきます。

テーブルレイアウトを挿入した状態

テーブルに対して加えた装飾が(枠色や背景色など)、wordpress側で反映されます(CSS設定によります)。

画像の投稿

画像を挿入した状態

上部のタブメニュー「挿入」を押して「画像」から目的の画像を選択すると、Word文書上に挿入されます。

これがWordpressの投稿記事上でも同じ様に反映されます。

サイズもハンドルをドラッグする事で自由に変更できます。

Excelのグラフ図形など

上部のタブメニュー「挿入」を押して「図形」から目的の図形を選択すると、挿入されます。

図形以外にExcelから読み込んだ折れ線グラフ等も全て、「画像」として表示されます。

いずれも画像形式でWordpressに投稿する事ができます。

ファイルの保存

このファイルを保存する場合は、Wordの名前を付けて保存と同様です。

ファイル保存のパネル

保存場所を指定して、ファイル名を付けて保存する事になります。

再度開くときは、ブログ投稿画面の状態で開きます。

WordからWordpressに投稿する時の注意

特に一度Wordから投稿した記事を再度編集する時は、注意が必要です。

できればWord産の投稿は「初回1度のみ」に限定する方が良いと思います。

一度Wordpressに投稿したら、その後はWordpressの管理画面で編集する様にした方が良いでしょう。

改行に気を付ける

一度Wordから投稿した記事をWordpress管理画面から編集し、それを再度Wordで開く場合です。

この時、余計な改行が入ったり改行がおかしくなる場合があります。

Word産ならWordで、Wordpress産ならWordpressでと編集元を統一し、交差させないようにした方が良いでしょう。

文字装飾には限度がある

文字装飾は自在にできると言いましたが、限度はあります。

あまり凝った装飾は反映されませんし、CSSで制限している場合もあります。

そもそもWord文書に対してする様な装飾をWEBページ上でする事はあまりないと思います。

画像の二重アップロード

先ほど説明した様に、Wordpressで一度投稿済みの記事をWordで開く事もできます。

つまりWordpress産の記事ですね。

画像が掲載されているWordpress産の記事をWordで再編集して投稿すると、画像が新規アップロードされます。

画像が2つアップロードされた状態

結果、メディア内に同じ画像が二重アップロードされてしまいますので注意しましょう。

※Word産の画像については、再発行時にダブったりしません。

アイキャッチ画像について

今のところアイキャッチ画像をWordから投稿する事はできない様です。

これができる様になるとより便利になりますね。

xmlrpcを無効にしている場合

最初に設定したアカウント登録画面で、ブログ先投稿URLの末尾に「xmlrpc.php」とファイル名が付いていましたよね。

xmlrpc.phpのファイル位置

xmlrpcには脆弱性がある

これは外部システムとの接続に使うファイルなのですが、xmlrpc.phpにはセキュリティの脆弱性があります。

ブルートフォースアタックやDDos攻撃の対象になりやすいのです。

そのため、外部システムとの連携には現在「REST API」が使われており、xmlrpx.phpは現役を終了している状態です。

ですので.htaccessなどを使って、xmlrpc.phpを無効にしている管理者もいます。

固定IPのみ許可する

xmlrpc.phpを一括無効にしていると、当然Wordからの編集ができません。

ですので特定IPアドレスからの接続は許可するよう、設定変更する必要がありますね。

まずはWordから投稿する人のデバイスのIPアドレスを調べましょう。

そして、.htaccessを以下の様に変更します。

.htaccessコード

<Files xmlrpc.php> Order Deny,Allow Deny from all Allow from XXX.XXX.XXX.XXX Allow from XXX.XXX.XXX.XXX Allow from XXX.XXX.XXX.XXX </Files>

上記のallow from の欄に調べたIPアドレスを並べます。

こうすれば特定の利用者のみが、xmlrpc.phpを使えるようになります。

参考記事

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