Welcartの送料変動プラグイン「appropriate postage」の導入方法

Welcartの送料変動プラグイン「appropriate postage」の導入方法

Welcartの送料変動プラグイン「appropriate postage」の導入方法

Welcartのカート設定に商品の個数(体積)に応じた送料設定が必要になる場合があります。

有料プラグイン「appropriate postage」を導入する事で、個数ごとに送料を変動させる事ができます。

設定は非常に簡単なので、プラグインを買い取りした方が効率が良いかも知れません。

Welcartの送料変動プラグイン「appropriate postage」

今回はWordpressショッピングカート「Welcart」に、購入個数(体積)に応じて送料を変動させる追加プラグインを導入します。

宅配便と契約する際、その送料は本来商品の重量つまり個数に応じて変動するのがセオリーです。

しかしWelcartでは複数の送料を設定する事はできますが、商品に対し設定された送料は個数に関係なく固定です。

そこで個数に応じて送料ルールを可変させるのが「appropriate postage」プラグインです。

本記事では「appropriate postage」の購入方法および導入方法をご紹介します。

Theme Storeへの会員登録

本プラグインは有料です

まずこの「appropriate postage」プラグインは有料で、¥8,800(税込)となっています(買取)。

Theme Storeというサイトで購入する事になります。

下記サイトが「appropriate postage」プラグインの販売サイトになりますので、まずは会員登録をしましょう。

Theme store

Welcart専用 体積計算プログラムAppropriate postageページ

新規ご入会

左上の「会員ログインページ」をクリックしましょう。

会員ログインページ

ログイン画面の下にある「新規ご入会はこちら」を押します。

新規入会フォームが表示されるので必要事項を入力して「送信する」ボタンを押します。

これで会員登録が済みました。

Appropriate postageプラグインの購入

会員登録を済ませたら先ほどの「appropriate postage」プラグインページに戻りましょう。

カートに入れる

Welcart専用 体積計算プログラムAppropriate postage

金額のすぐ下にある黒いボタン「カートに入れる」を押します。

カート内容

このページ自体もWelcartで動いている様ですね。カートの内容を確認して「次へ」を押します。

会員ログイン

次の画面では、会員登録の際に設定したメールアドレスとパスワードを入力して次に進みましょう。

発送・支払い方法の選択

発送・支払方法

次の画面では以下3つをおこないます。

・ジャパンネット銀行にチェックを付ける
・利用予定のWEBサイトドメインの入力
・利用規約に同意するにチェックを付ける

内容確認・注文

「次へ」を押すと確認画面が表示されます。「上記内容で注文する」を押せば注文完了です。

支払いは銀行振込

支払いはジャパンネット銀行への銀行振込となりますので、指定口座に¥8,800を振り込む必要があります。

ジャパンネット銀行はPayPay銀行へ名称変更

注文後に届くメールにもジャパンネット銀行の口座が明記してありますが、今はジャパンネット銀行の名前は存在しません。

いまジャパンネット銀行は「PayPay銀行」に名称が変わっています。

銀行名以外の支店名や口座番号などは記載の通りですので、銀行名だけ注意しましょう。

Appropriate postageのダウンロード

Theme Storeの会員ページへ

銀行振込が終了したら、もう一度上記サイトの会員ログインページからログインしましょう。

メンバーのページが開き、Appropriate postageプラグインがダウンロードできるようになっていると思います。

※私は入金から15分もしないうちにダウンロードできるようになっていました。

ダウンロード・解凍

ファイルをダウンロード後、解凍します。

解凍したファイルをサーバー側のWordpressのpluginsフォルダにアップロードすれば準備完了です。

アップする際のフォルダ名は「appropriate-postage-plugin」でOKです。

パターンごとの送料登録

Welcartの配送設定画面

Wordpressの管理画面にログインして、Welcartの「配送設定」画面を開きましょう。

まずは商品の個数パターンごとの送料名と送料リストを全て登録します。

送料の設定は従来通り、都道府県ごとに金額を入れます。

配送名と送料をそれぞれ登録した状態

例えば個数に応じて5パターン必要であれば、5つの配送名と送料を設定する事になります。

「配送名」の名称は何でも構いませんが、紐づける「送料」名称はカート画面に表示されますので注意して下さい。

商品への送料設定

次に商品マスターから商品の編集画面を開きましょう。

配送名の選択

配送名にチェックを入れた状態

「配送方法」の欄に、先ほど設定した配送名が表示されていますので、使うものにチェックを付けます。

その下の「送料」は、一番小さい価格帯の「送料名」を選択しておきます。

これにより1個だけ購入された場合の送料パターンが決まります。

その下にある「送料個別課金」のところにはチェックは付けません。

配送パターンごとの個数を決定

次にSKU価格の欄に「各梱包方法に対して入る商品個数」のエリアが新しく追加されていると思います。

先ほどのチェックを入れた配送名が横並びしていると思いますので、その下のフィールドにそれぞれに対応する個数を入れていきます。

例えば下の画像の様に、各パターンごとの最大個数を入れていきます。

配送名と個数入力欄

個数の設定の仕方

一番左の欄に「5」と入れていますが、これは「1個~5個まではこの送料を使う」という意味になります。

一つ隣の欄には「10」が入っているため、6個から10個までは2番目の送料を使う事になります。

送料無料の場合

一番右に「999」の数字が入っていますが、あくまで最大値を入れる必要があるのでこのようにしています。

このケースの場合21個からは送料が無料になる訳ですね。

個数を入れ終わったらSKU価格欄の「更新」を押し、商品編集画面自体の「更新」も必ず押しましょう。

組み合わせは自由

この配送名と送料の組み合わせは自由なので、商品によっては使わないパターンも出てくるかもしれません。

さらに商品に応じてパターンごとの個数範囲を変える事ができる様になっています。

設定の有効化・動作テスト

Wordpress管理画面の「設定」の下にもAppropriate postageのメニューが追加されています。

上記の設定が全て終わったら、それを押しましょう。

Appropriate postage基本設定

Appropriate postage基本設定

体積による配送方法選択を有効化

まず「体積による配送方法選択を有効化」の欄にチェックを付けます。

ここにチェックを付けないと、実際のカート機能に反映がされません。

管理画面上でおこなった設定はもちろん残りますので、最終的な反映のON・OFFができるとお考え下さい。

最小限の配送方法のみを表示

次に「最小限の配送方法のみを表示」にもチェックを付けます。

チェックが無い場合、例えば商品を5個カートに入れた時、「5個」送料と「10個」送料のどちらかが選べてしまいます。

個数に応じた送料をユーザーに選択させる必要がないのであれば、チェックを付けておきましょう。

動作テスト

実際にカートを動かしてみて、購入個数を変動させた場合に送料が変動するかどうかを確認しましょう。

その際「配送名」の欄に、購入個数に応じた送料名のパターンがそれぞれ表示されるはずです(選択は不可)。

地域エリアによっても送料は変わるので、その辺りも確認しておきましょう。

注意・その他

注意

最低動作環境はphpバージョン5.6以上となっています。

本プラグインには動作不可条件がいくつかあり、下記条件では併用できません。

・WCEX SKU Selectとの併用
・複数配送先プラグイン WCEX Multiple Shippingとの併用
・送料無料商品との併用
・体積とは関係なく個別で配送固定を行う必要のある商品(送料個別課金)との併用

いかがでしたか

¥8,800で有料のプラグインではありますが、導入は非常に簡単です。

もちろん手作業で送料変動のコードをfunctions.phpに記述する手段もありますが、どちらを取るかはあなた次第です。

時間が惜しい人はぜひ利用してみて下さい。

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