Windowsのプレビューウィンドウをフル活用していますか?
Win10からプレビューウィンドウ機能が使える様になりました。
画像ファイルやWord・Excel・PDFなどのOfficeファイル、html・CSS・phpなどのプログラムファイルも開かずに確認ができます。
Photoshopのpsd形式画像はサムネイルでも画像が映らないため、SagaThumbsソフトを入れましょう。
Windowsのプレビューウィンドウ
今回はPCネタです。
Windows10・11のプレビューウィンドウ機能をご存じでしょうか。
プレビューウィンドウを表示すれば、開ける前にファイルの内容を確認することができます。
本記事では、このプレビューウィンドウの使い方について紹介します。
ファイル探索に便利
例えば文書や見積書・各種帳票データなどを、WordやExcelで作成している事でしょう。
この書類ファイルを編集する場合、元ファイルを探すところから始まります。
しかし数が多いとファイル名だけでは判断できなくなりますよね。
結局1枚ずつ開いて中身を確認しているのではないでしょうか。
クリックするだけで中身が表示される
そんな時にこのプレビューウィンドウを使えば、ファイルを開かなくても中身を確認する事ができます。
ファイルをクリックするだけで、隣のエリアにプレビューが表示されるのです。
見積書のExcelがプレビューされた状態
ファイルを毎回開いては閉じてを繰り返す必要が無く、手間が掛からなくて便利です。
フォルダウィンドウ内にプレビュー枠ができる
上の画像を見ておわかりと思いますが、右側にスペースを作る分ファイルリスト表示領域が狭くなっていますよね。
フォルダウィンドウの枠が小さいと、プレビュー枠分だけファイルの一覧が見えにくくなります。
フォルダウィンドウは少し大きめに開いておきましょう。
プレビューウィンドウの出し方
Win10の場合
まずは確認したいファイルが入ったフォルダを開きましょう。
上部にある「表示」タブをクリックし「プレビューウィンドウ」ボタンをクリックします。
するとフォルダのウィンドウ右側に余白が表示されます。
内容を表示したいファイルをクリックすると、余白欄にファイルの中身がプレビューされます。
再度「プレビューウィンドウ」ボタンをクリックする事で、プレビューウィンドウの余白が消えます。
Win11の場合
確認したいファイルが入ったフォルダを開きましょう。
上部の「表示」メニューを押してプルダウンメニューを出します。
項目一番下にある「表示」をクリックし、展開したメニューの「プレビューウィンドウ」にチェックをつけましょう。
フォルダウィンドウ右側に「プレビューウィンドウ」が表示されます。
もう一度同じ操作で先程の「プレビューウィンドウ」のチェックを外すと、プレビューウィンドウが消えます。
ショートカット
次はWin10・Win11で使えるショートカット操作です。
フォルダを開いた状態で、キーボードの「Alt+P」を押します。
するとプレビューウィンドウの余白がすぐに表示されます。もう一度「Alt+P」を押せば消えてくれます。
非常に便利で簡単なショートカットなので、「Alt+P」で覚えておきましょう。
開けるファイルは豊富
プレビューウィンドウを使って開けるファイルは様々あります。
・画像ファイル(gif、jpg、png)
・WordやExcelなどのOfficeファイル(.doc、.xls)
・PDFファイル(.pdf)
・htmlやCSSファイル(.html、.css)
・テキストファイル(.txt)
・PHPファイル(.php)
プレビュー状態
GIF・JPG・PNG
画像ファイルはプレビューウィンドウを表示させなくても、以前からサムネイルの状態で中身が確認できますね。
Word・Excel・PDF
PDFの見積書プレビュー
WordやExcel、PDFもプレビューできます。
WordやExcelをプレビューする場合は、もちろんOfficeソフトがインストールされている必要があります。
html
htmlファイルをプレビューする際はCSSが読み込まれないため、通常のWEBページの様には表示されません。
いわゆる装飾なしのプレーンなhtml文書が表示されます。
txt・phpファイル
.txtのテキストファイルや、.phpなどのプログラムファイルはそのままコードが表示されます。
Photoshop画像のサムネイルプレビュー
WEBサイト制作において重要な画像編集ソフトと言えば、「Photoshop」ですよね。
このソフトで作られる素材ファイル形式は「.psd」です。
ベースとなる素材をpsd形式で保存しておき、Photoshopで開いて加工・編集していく訳ですね。
psd形式はサムネイル画像が表示されない
このpsd形式の難点は、Windowsのエクスプローラーではサムネイル画像が見れない事です。
gif・jpg・png画像なら、サムネイルを大きくすれば大体画像状態が表示されますよね。
ところがpsd形式の場合、サムネイルを一番大きくしても中身は表示されません。
もちろん今回のプレビューでも映りません。
Photoshop内でのみプレビュー可能
psd形式データは、Photoshopの「ファイルを開く」の画面でのみプレビューできるようになっています。
目的のファイルを探し出すためには1つずつphotoshopで開く必要があり、psdファイルの数が多いと探し出すのに時間が掛かります。
付けた名前から推測して表示してみるしかないのです。
そこで次は、psd形式データのサムネイル画像をエクスプローラー上に表示させる方法をご紹介します。
そうすれば見た目で判断できるので1件ずつPhotoshopで確認する必要が無く、時間短縮になります。
別のソフトを入れてプレビューする
psd形式ファイルをプレビューするために、別途ソフトを入れます。
「SagaThumbs」と言うフリーソフトをインストールすれば、psdのサムネイルを画像として表示することができます。
SagaThumbsの導入・設定
インストール
上記ページのすぐ下にある「Download」をクリックします。
別のページに飛びますが、そのまま待つとインストーラーがダウンロードされてきます。
ダウンロードが終わったらインストーラを起動させ、インストールを済ませましょう。
最初に日本語を選択すれば、普段通りインストールができます。
PSD形式を開くための設定変更
インストールが終わったら、スタートメニューより「すべてのアプリ」を開きましょう。
SagaThumbsのフォルダをクリックして、表示された項目から「SagaThumbs 64bit Options」をクリックしましょう。
Win10の場合はスタートメニューから表示されたプログラム内のSの段に、「Saga thumbs」フォルダがあります。
SagaThumbs 64bit Options
「画像ファイルの最大サイズ」の数値を、100MBから2048MBに変更します(PSDファイルの最大容量が2GBであるためです)。
この設定を行わないと、100MBを超えるPSDファイルはプレビューが表示されません。
変更が終わったらOKを押しましょう。
psd形式が全て画像表示される
psd形式画像が全てサムネイル画像になりました。これでpsd形式のまま画像を探すことができますね。
このSagaThumbsは起動させたりする必要はありません。
ソフトとして入れている限り、PSD形式のファイルのサムネイル画像がエクスプローラー上で確認できるはずです。