Outlookの連絡先パネルが重なって操作できない場合の対処法

Outlookの連絡先パネルが重なって操作できない場合の対処法

Outlookの連絡先パネルが重なって操作できない場合の対処法

最近実施されたOutlook2019のバージョンアップ後に起きるバグをご紹介します。

連絡先の連絡先パネルが画面の真上に重なってしまう事で、他の操作ができなくなる現象です。

一度最大化を解除してリボンメニューを押せるようにし、閲覧ウィンドウをオフにする事で解消します。

Outlookの連絡先パネルが重なる

本記事は、最近のアップデートで起きたOfficeソフト「Outlook」のバグに関する覚書です。

バグの状態

outlookの連絡先カードを選択した状態

メールソフト「Microsoft Outlook 2019」で「連絡先」カードを利用している時に発生します。

連絡先ウィンドウがOutlookの画面上に重なった状態

対象の人物の「連絡先パネル」が画面に大きく張り出してしまう現象です。

メールの送受信画面ではなく、送信者の情報がリスト化されたページで発生します。

他の操作ができなくなる

画面の上に重なった状態になり、下に隠れた部分が一切クリックできなくなる訳です。

上部の横並びメニューやリボンメニューも押せなくなるので、ソフトが固まってしまった様になります。

一度Outlookを閉じて再度開けば解消されますが、連絡先を開けると同じ現象になります。

具体的な症状が起きるケース

以下のケースで症状が起きる事が確認されているようです。

・2022年10月頃のオフィスアップデート後に発生している
・「現在のビュー」がデフォルトの「連絡先」である事
・閲覧ウィンドウが「右」或いは「下」に設定されている事

次のアップデートで解消されると思いますが、それまでの対処方法をご紹介します。

Outlookのウィンドウの最大化を解除

まずは上部のメニュー付近が一切クリックできない状態を、なんとかする必要があります。

そのために、一度Outlookのソフトウィンドウ枠を動かしましょう。

一度ウィンドウ化し再度最大化する

Outlookの右上に「最大化」「ウィンドウ」「最小化」の3つが並んでいると思います。

ウィンドウの最大化を一度解除する

真ん中のアイコンをクリックして、一度「ウィンドウ」の状態にして下さい。

そうするとOutlookの窓が画面一杯ではなく、上下左右に余白ができた状態になりますよね。

あらためて最大化する

この状態でもう一度同じ位置のアイコン「最大化」を押し直しましょう。

これによりOutlookの窓が画面一杯に敷き詰められます。

こうする事により、画面上部のリボンメニューがクリックできる様になると思います。

※症状が出ている時は、上部リボンメニュー自体が押せなくなっているためです。

閲覧ウィンドウを「オフ」にする

横並びメニューから表示をクリックする

上部の横並びメニューから「表示」を押しましょう。

そうすると、「表示」関連のリボンメニューが表示されます。

その中から「閲覧ウィンドウ」を探してください。

閲覧ウィンドウの展開メニューから「オフ」を選択した状態

閲覧ウィンドウのメニューをクリックすると、プルダウンメニューが表示されます。

・右
・下
・オフ

上3つの項目がありますので、「オフ」を選択して下さい。

そうすると上に重なっていたパネルが消えると思います。

なぜこのような事が起きるのか

先程の「表示」メニューから「閲覧ウィンドウ」を有効にしていると、プレビュー画面が表示されます。

今回の症状はこのプレビュー画面が、連絡先データの真上に重なる事で起きています。

しばらくは閲覧ウィンドウはオフで

通常は右部分が下部分にしか出ないはずなのですが、アップデート後より上に重なってしまう場合がある様です。

ですので閲覧ウィンドウを「オフ」にしておけば、バグは解消されるという訳です。

2022年10月頃のオフィスアップデートが原因の様ですので、じきにアップデートによる修正が実施されるはずです。

連絡先以外の種類を選んでおく

Outlookの連絡先は、様々な表示の仕方があります。

以下の様に様々な種類があり、そのタイプごとに連絡先の表示デザインが変わります。

連絡先カードの表示タイプ

・名刺
・連絡先
・カード
・電話
・分類項目別
・一覧
・地域別

これに応じてプレビュー画面の配置も変わってくる訳ですね。

今回の症状が起きるのは、種類を「連絡先」にしている場合の様です。

逆に「連絡先以外」にしておけば、症状は起きないと言う事になります。

どうしても利用する必要がある場合は、連絡先以外を選択する手段もありますね。

まとめ

閲覧ウィンドウをオンにするとまた症状が出る

今回は閲覧ウィンドウをオフにする事で解消されます。

ただし再度「右」や「下」を選択すると症状が出てしまうので、解消されるまで待つしかありません。

ですので次のアップデートがあるまで、閲覧ウィンドウはオフの状態で使う様にしましょう。

Office 2019でのみ確認

この症状は、Office 2019のOutlookでのみ発生するバグの様です。

それ以外のバージョンでは確認がされていません。私のソフトでは発生しませんでした。

※筆者のソフトは、Win11のOffice peasonal premiumです。

いずれにしても落ち着いて対処すれば、問題はありません。

同じような症状になった場合は、ぜひお試しください。

この記事をシェアする

一押し人気コーナー紹介

PC操作・ソフト操作記事